小杉健治のレビュー一覧

  • 絆

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    ミステリーでここまで心に沁みる話は滅多にない。裁判の過程を辿り、明らかになっていく真実・過去の因縁・強い絆。 ミステリーとしてもすごいし、心に迫ってくる力も、最大級。 すごくいい本です。

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    2011年09月04日
  • 飛べない鴉

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    仙台で経理事務の仕事に従事する大浜栄吉は、人と接することが大の苦手で、これまで女性とお付き合いなどしたことがない。
    社内でも同僚や上役からからかわれたりして、なぜ自分はこのような境遇に甘んじなくてはならないのかと、自己嫌悪さえ覚えてしまう。
    このまま孤独な人生を送るのかと忸怩たる思いもあるのだが、大半は諦めてもいる。

    ある日、仕事から安アパートに帰宅すると、隣の男が妻に暴力を振るっていた。
    大沢は堪らずに男の暴力を止めさそうと思って仲裁に入るのだが、男に暴力を振るわれた。
    その男が、急に部屋を訪れて金を貸せと言う。
    大沢は断ったのだが、またしても暴力を振るわれてしまう。
    興奮した大沢が男をつぎ飛ばしたら、机の角に頭をぶつけて意識を失ってしまった。
    大沢は、偶然とはいえ男1人を殺してしまったと茫然自失となる。
    死体は海に投げ入れ、その後は東京に出てきてひっそりと社会の片隅で暮らしていた。

    そんなある日、見知らぬ若い女性から道を尋ねられ、近所まで案内する。
    その後、偶然その女性・佐伯圭と遭遇し、彼女の婚約者が死亡した裏に、原発反対運動のリーダーである船津友成の存在があるという。
    そして佐伯圭は大沢に、なんとか船津の背景を探って欲しいと依頼する。
    職場は手当をするので、ぜひ力を貸して欲しいと切願される。
    そこで大沢は、手当された小さな新聞社に記者として働きながら、原発増設を進める推進派の動きを探るために、原発反対運動が激化する森尾町へ潜り込むことを決めた。

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    2026年10月28日
  • もうひとつの評決

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    裁判員裁判の問題点がよく分かるお話。これが本当なら怖すぎる。
    男性裁判官が有罪と判断するの無能すぎないか?無罪か死刑かの2択しか出てこないのもおかしい。

    小杉健治さんはお初。余分な描写がなく淡々と進むのに最初は違和感があったけど、一文一文が短いので読みやすい。ただ表現が一昔前な印象。

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    2026年09月21日
  • 向島物語

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    サスペンス要素もあり読みやすい文体ですいすい進んだ。時は日清戦争、この後登場人物たちに待ち受ける運命を思うと何とも言いがたいけれど。自分もお良さんのような気風のよさを持っていたいものだと思った。

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    2026年09月01日
  • 約束の月(上) 風烈廻り与力・青柳剣一郎[58] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    今回は上下巻と云うことで、ある意味先が気にならず読める上巻。すごく今後の展開を期待させる内容になっている。どうなるんだお世継ぎ問題・・・

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    2026年04月28日
  • 父からの手紙

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    ネタバレ

    失踪した父親から誕生日ごとに手紙が届く姉弟。手紙だけで、失踪したことの償いになるのかと思っていたら、ラストで衝撃を受けました。真実が明らかになった後、『これが最後の手紙です。麻美子、さようなら。』思わず涙。

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    2026年02月15日
  • 父からの手紙

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    東野圭吾の『手紙』とも何となく重なるものがあった。
    節目節目に届く、生き別れた父からの手紙。
    その真相は…一気読みで終わった記憶がある。

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    2026年02月09日
  • 父からの手紙

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    焼身自殺の事件が起きた真相とはのお話。

    何人かの視点で話は進んでいく。
    少しずつそれぞれの視点の人物が出逢う様子が面白い。
    なかなか複雑に設定されてるなと感じます。
    一気に読むことをお勧めする。

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    2026年01月25日
  • 悲恋歌 風烈廻り与力・青柳剣一郎[50] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    50巻目ってすごいなあ。で、単純に面白い、推理小説としても、人情小説としても。悲しい背景でございました

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    2025年12月28日
  • 母の祈り 風烈廻り与力・青柳剣一郎[49] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    このところ加賀藩絡みのかなり鬱陶しい話が続いていたので、1話完結に戻ってスッキリ。しかし、よう考えられてるわ。最終章の、それもその後半の展開に感心!

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    2025年12月12日
  • 父からの手紙

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    接点がない2人がどのように繋がっていくのか、途中まで全くわかりませんでした。
    正に王道ミステリーを読ませてもらった感じでした。

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    2025年12月08日
  • もうひとつの評決

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    ネタバレ

    途中までめちゃくちゃ面白くて、これは今年のベストになりうる…!と思って読み進めていたんだけど、
    最後の50ページくらいでバタバタッと終わってしまった感じでなんとなく不完全燃焼。
    松川はなぜ突然自首したのかとか、ストーカー気質があるってだけで法廷で一目見ただけの人をストーカーしたと決めつけるのは早計すぎないかとか、突っ込みどころが結構多くて、ご都合主義で最後終わらせてしまった感じがして少し残念。

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    2025年11月19日
  • 火盗殺し 風烈廻り与力・青柳剣一郎[2] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)は、江戸幕府の役職で、放火(火付)、盗賊、賭博などの重犯罪を取り締まりました。本来は臨時の役職でしたが、治安維持の必要性から常設化しました。町奉行のような文官とは異なり、武官が担い、必要に応じて武力で制圧する専門部隊でした。

    例繰方(れいくりかた)は、江戸時代の町奉行所にあった役所(分課)で、判例の整理や判決録の保存、必要な際の先例調査を主な任務としていました。南北町奉行ごとに、各々与力2人、同心6人で構成されていました。

    八百八町を狙う火付盗賊
    いつ、どこで、誰が、何を目的に?
    市中を疾駆する風烈与力・剣一郎
    大風の夜、風烈廻り与力・青柳剣一郎は火付け道具を隠し持った男を捕らえた。幾多の拷問の責めを受けても沈黙を続ける男。何が男をそこまで耐えさせるのか。やがて、男が牢で発した奇妙な言葉。その謎が解けた直後、江戸の町が業火(ごうか)に包まれる! 残忍な火付け強盗を利用しようとするさらなる悪党、そして利用される薄幸の人々のため、剣一郎の怒りの剣が吼える!

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    2025年11月17日
  • 札差殺し 風烈廻り与力・青柳剣一郎[1] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    今まで、サスペンス物だけしか、読んで無かったが、文体、ストーリー実によく出来ている、「早見俊」時代劇読んでいるが、立体感がある。

    ふださし【札差】
    1.
    江戸時代、旗本・御家人(ごけにん)の代理として、禄米(ろくまい)を受け取り、また金貸しなども業とした人。
    2.
    宿場(しゅくば)の問屋場で荷物の目方を検査した役目(の人)。

    旗本の子女が立て続けに自死する事件が続くなか、富商・大和屋が斬殺された。
    なぜか、その目撃者を執拗に狙う二人の刺客……。不可解な動きの先に見えてきた武士の窮状と富商の果てしない欲望が生んだ“江戸の闇”の真相とは?
    初見参! 頬に走る刀傷が疼くとき、風烈廻り与刀・青柳剣一郎の剣と頭脳が冴える!

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    2025年11月12日
  • 火影 風烈廻り与力・青柳剣一郎[43] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    43作目。「夢幻泡影」連作の3作目。剣一郎、ますます人間味が出て来たなあ。平吉はスタートが不運だったなあ・・・

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    2025年09月08日
  • 父よ子よ 風烈廻り与力・青柳剣一郎[67] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    このシリーズも、はや67巻。長くなって、なぜ青あざ同心と、呼ばれるのか?と、いう問いには、簡単な触れ方。

    だが、大好きで尊敬する兄を目の前で失う悲劇。その後の、自暴自棄の時代。

    深い悲しみが、彼を形成している。
    彼の捕物は、人を真っ正面から見る。
    そこには、身分や立場を超えた誠がある。

    望まない性分、衝動に駆られた大犯罪を、今回も裁く。

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    2025年09月02日
  • 父からの手紙

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    2つの物語が交差して進んでいく長編小説。登場人物が多く、始めは少し混乱しページを戻して読んでいたけど、徐々に繋がり始めてから楽しみが増していった1冊。麻美子、圭一。お互いの辛い立場から、自分自身の気持ちを清算して進んでいく強い気持ちは、読み進めるうちに勇気を貰った。また、2人の父親の家族への深い愛。それが間違ってるか間違っていないかは別として、そこまで出来る覚悟が凄かった。色々な背景やそれぞの生き方を経て、自分自身も大切な人たちのために、どう生きていくかを考えさせられた1冊。

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    2025年07月29日
  • 飛べない鴉

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    予想からどんどん離れるストーリー展開でした。
    原発反対運動に潜んだ差別主義など、視点がちょっと変わったところからあってすごく勉強になりました。

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    2025年07月20日
  • 破暁の道(上) 風烈廻り与力・青柳剣一郎[35] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    久し振りの上下巻。いや、また剣之助の時と同じような名gれでイライラする。それに加えて別当。腹立つわ・・・

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    2025年07月16日
  • 父の声

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    一人娘ののぞみは東京の大学へ行き、そのまま就職したが、その間に妻が亡くなり、今では老犬と二人暮らしとなった順治。
    その娘が久々に帰郷するというが、その際に婚約者を連れてくるという。
    しかし、その本間という男は胡散臭く、怪しかった。
    心配になった順治はのぞみに問うが、本間に夢中で溝が深まるばかりだった。
    そこで、のぞみの親友に連絡を取り事情を話すと、なんとのぞみと本間との付き合いは長く、しかも覚醒剤を使用しているという。
    なんとか止めさせたいと、順治は本間にのぞみとの別れを迫るが上手く行かない。
    そうこうしているうちに、本間とのぞみに麻薬取締官の捜査が迫る。
    一人娘をなんとか救いたい父と男に溺れる娘。
    娘を思う父の気持ちが切ない。

    2025.6.30

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    2025年06月30日