小杉健治のレビュー一覧
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仙台で経理事務の仕事に従事する大浜栄吉は、人と接することが大の苦手で、これまで女性とお付き合いなどしたことがない。
社内でも同僚や上役からからかわれたりして、なぜ自分はこのような境遇に甘んじなくてはならないのかと、自己嫌悪さえ覚えてしまう。
このまま孤独な人生を送るのかと忸怩たる思いもあるのだが、大半は諦めてもいる。
ある日、仕事から安アパートに帰宅すると、隣の男が妻に暴力を振るっていた。
大沢は堪らずに男の暴力を止めさそうと思って仲裁に入るのだが、男に暴力を振るわれた。
その男が、急に部屋を訪れて金を貸せと言う。
大沢は断ったのだが、またしても暴力を振るわれてしまう。
興奮した大沢が男をつぎ飛ばしたら、机の角に頭をぶつけて意識を失ってしまった。
大沢は、偶然とはいえ男1人を殺してしまったと茫然自失となる。
死体は海に投げ入れ、その後は東京に出てきてひっそりと社会の片隅で暮らしていた。
そんなある日、見知らぬ若い女性から道を尋ねられ、近所まで案内する。
その後、偶然その女性・佐伯圭と遭遇し、彼女の婚約者が死亡した裏に、原発反対運動のリーダーである船津友成の存在があるという。
そして佐伯圭は大沢に、なんとか船津の背景を探って欲しいと依頼する。
職場は手当をするので、ぜひ力を貸して欲しいと切願される。
そこで大沢は、手当された小さな新聞社に記者として働きながら、原発増設を進める推進派の動きを探るために、原発反対運動が激化する森尾町へ潜り込むことを決めた。 -
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火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)は、江戸幕府の役職で、放火(火付)、盗賊、賭博などの重犯罪を取り締まりました。本来は臨時の役職でしたが、治安維持の必要性から常設化しました。町奉行のような文官とは異なり、武官が担い、必要に応じて武力で制圧する専門部隊でした。
例繰方(れいくりかた)は、江戸時代の町奉行所にあった役所(分課)で、判例の整理や判決録の保存、必要な際の先例調査を主な任務としていました。南北町奉行ごとに、各々与力2人、同心6人で構成されていました。
八百八町を狙う火付盗賊
いつ、どこで、誰が、何を目的に?
市中を疾駆する風烈与力・剣一郎
大風の夜、風烈廻り与力・青柳剣一郎は火付け道具を隠し持った男を捕らえた。幾多の拷問の責めを受けても沈黙を続ける男。何が男をそこまで耐えさせるのか。やがて、男が牢で発した奇妙な言葉。その謎が解けた直後、江戸の町が業火(ごうか)に包まれる! 残忍な火付け強盗を利用しようとするさらなる悪党、そして利用される薄幸の人々のため、剣一郎の怒りの剣が吼える! -
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今まで、サスペンス物だけしか、読んで無かったが、文体、ストーリー実によく出来ている、「早見俊」時代劇読んでいるが、立体感がある。
ふださし【札差】
1.
江戸時代、旗本・御家人(ごけにん)の代理として、禄米(ろくまい)を受け取り、また金貸しなども業とした人。
2.
宿場(しゅくば)の問屋場で荷物の目方を検査した役目(の人)。
旗本の子女が立て続けに自死する事件が続くなか、富商・大和屋が斬殺された。
なぜか、その目撃者を執拗に狙う二人の刺客……。不可解な動きの先に見えてきた武士の窮状と富商の果てしない欲望が生んだ“江戸の闇”の真相とは?
初見参! 頬に走る刀傷が疼くとき、風烈廻り与刀・青柳剣一郎の剣と頭脳が冴える! -
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一人娘ののぞみは東京の大学へ行き、そのまま就職したが、その間に妻が亡くなり、今では老犬と二人暮らしとなった順治。
その娘が久々に帰郷するというが、その際に婚約者を連れてくるという。
しかし、その本間という男は胡散臭く、怪しかった。
心配になった順治はのぞみに問うが、本間に夢中で溝が深まるばかりだった。
そこで、のぞみの親友に連絡を取り事情を話すと、なんとのぞみと本間との付き合いは長く、しかも覚醒剤を使用しているという。
なんとか止めさせたいと、順治は本間にのぞみとの別れを迫るが上手く行かない。
そうこうしているうちに、本間とのぞみに麻薬取締官の捜査が迫る。
一人娘をなんとか救いたい父と男に溺れる娘。
娘を思う父の気持ちが切ない。
2025.6.30