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Posted by ブクログ 2019年09月09日
ー これまでの検察側の尋問においても、被告人の犯行は浮き彫りにされたのである。さらに、被告人自身も自白している。このようなケースにおいて、なおかつ原島弁護士だけが無実の主張をしているのだ。
事実はなにか。法廷にさらけ出されるのは、『訴訟上の事実』であって、『真実』ではない。『真実』は神にしかわから...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月08日
「絆」
日本の、法廷物ミステリーの名作をご紹介。
ミステリーでは、裁判で真実を暴く、というのが王道ですが、小杉作品は「暴いてはいけない真実もあるのではないか、真実とは何か?」が大きなテーマとなっている作品が多いですね。社会的弱者を題材にした作品を数多く発表していますが、「絆」はその中でも感動的作品で...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月19日
先日、コミックスで「家裁の人 全10巻」を読み終えたばかり。
カバーのかかった「次に読む本」候補、数冊の中から目をつむって選んだのが、この本。 帯の「書店員さん大絶賛」の惹句に思わず購入。第41回(1988)推理作家協会賞受賞作。
これほど上手い文章は久しぶりです。
展開に無駄やゆるみが全然ないん...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月18日
第41回日本推理作家協会賞長編部門受賞作。直木賞候補にも挙がった作品である。
物語は、被告人に憧れを抱いていた司法記者の視点で進み、記者自身が進行形で抱える問題と、裁判の進行が見事にリンクする構造となっている。
罪を全て認めている被告人と、無罪を主張する弁護人。実際の事件の犯人は誰なのか、という点に...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月05日
新聞記者の眼を通した法廷劇。
被告人は罪を認めているのに、弁護士は無罪を主張。
なぜ弁護士は無罪を確信しているのだろうか、現実問題として弁護士にそこまでの調査力はあるかと、一部覚めた目で読み進めながらも、法廷でのスリリングな展開を楽しめた。
そして、裁判の形式を踏まえ、精神障碍者問題というたいへんな...続きを読む
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