【感想・ネタバレ】ひたむきに 風烈廻り与力・青柳剣一郎[60] 風烈廻り与力・青柳剣一郎のレビュー

あらすじ

「天命に従い、生きていくのみ」
訳あって浪人の身となった男に殺しの疑いが。
逆境のなか、己を律して生きるその姿が人生を諦めていた元手代の男の心を動かす!

浪人の高野俊太郎に、地回りの男殺しの疑いがかけられた。困窮しながらも清廉潔白さを失わない俊太郎の姿に、青柳剣一郎は目を惹き付けられる。
同じ頃、小普請組支配波多野善行から依頼が。元配下が殺され、下手人と思しき朋輩だった男を捜してほしいという。
男の名は高山俊二郎。俊太郎との関わりは? 剣一郎が探索に乗り出すや、またひとり元配下が襲われる!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

静謐な佇まいを持って貧乏暮らしを続ける浪人。
殺人事件との兼ね合いで剣一郎走ることになるが、
ますますその人物に興味が湧く。

ある勘定方吟味役の人物から、人探しを依頼されるが。
剣一郎は、その真意に疑問を持つ。

全てを受け入れてしまい、抵抗をやめてしまったような印象もあるある人物。
しかしながら気高さを持ち、自分を恥じるような生き方をしまいとするその浪人を知るほどに、剣一郎は良い未来をと願わずにはいられず、一言お節介を。

魅入られるような筆致とストーリー展開はこのシリーズの真骨頂。

0
2022年11月06日

「歴史・時代」ランキング