あらすじ
深川の中堅材木屋が木材を大量に買い占めていた。不審に思った風烈廻り与力青柳剣一郎が主に訊くと、百年前の明暦大火に匹敵する災厄が起こるという。単なる噂ではない、誰かが途轍もないことを目論んでいると剣一郎は睨む。一方、駿河で残虐な強盗を働いていた闇太夫一味が江戸へ潜入したという報せが。南北両奉行が狼狽えるなか、剣一郎の肩にすべてが掛かった!
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Posted by ブクログ
飛騨屋という材木商が最近木材を買い込んでいるらしいと噂を聞き、興味を持った剣一郎。
それは、飛騨屋の主人が行き倒れの病人をひと月も店で世話をし、医者に見せ、どうにか歩けるようにまで助けた善行に、その病人が4〜5ヶ月内に大火事が起こるから材木を買い込んでおけという言葉からだった。
それを聞いた剣一郎は、背景に火付けの強盗集団がいるのでは?と探索を始める。
大っぴらに探索を目立たせると犯人が逃げてしまう恐れがあるので、隠密廻り同心「作田新兵衛」に依頼する。
今回は家族、夫婦の絆にも焦点が。