あらすじ
居合の殺人剣が牙を剥く! 加賀百万石を蝕む悪党の狙いとは? 加賀藩主と重臣が対立、前田家を取り巻く闇は深さを増しつつあった。金沢から藩の内情を知らせるため、江戸に向かっていた御庭番は、喉を裂かれ京橋川に浮かんだ。さらに風烈廻り与力青柳剣一郎は、謎の旅僧から藩主側に立つ近習衆・増川省吾に刺客が放たれたと聞かされる。百万石の御家騒動と幕閣が絡む暗い蠢動。殺された者たちの無念を想い、剣一郎は立ち上がった! 衰えを知らぬ長大シリーズ、円熟の第48弾!
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Posted by ブクログ
前巻に続く、加賀藩と老中相模守の暗躍。
事件は未だ解決ではなかった。
鶴姫献上の反物のすり替え事件に続き、事件を捜査していた御庭番の行方不明が続く。
捜査を依頼されていた青柳は何かが、まだ蠢いていると。
大阪の廻船問屋の探索からその店は、実は実態はなく、若狭にあるとわかってくる。
大きな金が動く裏に、何があるか。
正体不明な旅の僧を助けたことから端を発し、加賀藩と行き来をすると藩主の跡目を争う内紛。
それに加担する老中の繋がり。
その背後の抜け荷事件。
今回も大活躍!