あらすじ
「助けてくれたら百両出す」大工の寛吉が壁越しに聞いた声。旗本屋敷の座敷牢に囚われた男がいる。竜吉は屋敷の場所を探るため、寛吉の住いを訪ねる。途中、辻斬りに殺られた亡骸が。無残な姿になった寛吉だった。凶刃は月の光にきらきらと輝いていたという。座敷牢の男、相次ぐ辻斬り。その背後に、謀略が蠢いていた。南町奉行所定町廻り同心・尾上源蔵が闇を断つ!
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Posted by ブクログ
大工が仕事の最中に、座敷牢を発見してしまった。
出してくれたら百両やろうと声がかかったそうだ。
居酒屋で仲間とそんな話をしてた直後の夜、辻斬りにあって殺された。
六助と一緒に行った居酒屋で聞いた話が気になり、竜吉は一人で見つけてしまう。そしてその中にいる人物とも友人となる。
情が深い竜吉。どうしても出してやりたくなるのだが。その裏で陰謀が膨らんでいたのだった。
今回も新人の手先と、まだ足を洗いきれない竜吉が話の中心だ。
男が惚れる源蔵が、いつもかっこいい。
Posted by ブクログ
竜吉の源蔵憎しの心と
惹かれていく相反する気持ちが作品のキモです
ついに初めてあった殿様?と一緒に世捨て人に
なろうかという心境まで・・・力入る作品です