小杉健治のレビュー一覧
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風烈廻り与力・青柳剣一郎 シリーズ2
与力・青柳剣一郎は、若い頃の人質事件捕物で受けた刀疵が青痣となって、涼しげな目をした穏やかな顔立ちを精悍なものにしていた。いつしか「青痣与力」と呼ばれるようになった。
ある夜、青柳剣一郎は、火付け道具を隠し持った男を捕らえた。
男は、拷問を受けても、一言も発しない。
牢の中での攻めにも、堪えるが、ある男に発した奇妙な言葉を、同じ牢に入っている掏摸の三吉が聞いた。
三吉は、四度つかまり、死罪は免れない所、青柳に、助ける代わりに、男の牢内の様子を見はるようにと、言われていた。
そんな折、青柳は、年番方与力・宇野清左衛門から妻の、多恵に「陶酔香」と言う、 -
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風烈廻り与力・青柳剣一郎 シリーズ1
青柳剣一郎は、江戸柳生新陰流の皆伝。
例繰方と風烈廻りを、兼任している。
当番与力の頃、人質事件に出役したときに受けた傷が、頬に傷跡として残っている故に「青痣与力」とあだ名されている。
家庭では、賢婦多恵、長男・剣之介、長女・るいに囲まれている。
ある日、質屋の主人が追い剥ぎに遭い、殺された。
その「追い剥ぎの正体を知っている」と言う男の後を尾けていると、男を、二人の刺客が襲って来た。
一刀流を使う黒覆面と、刀身5尺はあろうかという剣を使う男。
折りしも、旗本の子女が自死する事件が続く。
剣一郎は、次男の身であったが、16歳の時、与力見習いであ -
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死刑囚の子として地獄のような日々を送ってきた男。彼が起こした無差別殺人事件。「死刑になりたかった」と事件の動機を語る被疑者の心に潜む真実を知りたいと、自ら弁護を申し出た弁護士。
加害者家族が直面する問題をそれが引き起こす新たな犯罪を描くことで切り込んだ社会派ミステリ。
テーマはいいし、リーダビリティもあるんだけど冤罪や資料の隠蔽など組織的な問題まで風呂敷を広げた割に最後は収拾しきれず終わった感じ。このページ数、この薄さでは到底描ききれなかったのか。。
小さく無難にまとめた感が否めない。ここはやはり、捜査資料や裁判資料の破棄を指示した上層部の追及、師匠に忖度して弁護に手を抜き、冤罪を作り
あ