小杉健治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
法廷ミステリー
テーマは暴いてはいけない真実といったところでしょうか?
ストーリとしては、
夫殺しの起訴事実を認めている被告の奈緒子。しかし、弁護士の原島は無罪を主張。
検察の状況証拠や論述、本人の自白も含めて、奈緒子の犯行にしか思えないところから、原島が法廷で少しずつ真実を明らかにしていきます。
奈緒子が殺人の罪を背負ってまで、守りたかったものとは?
といった展開です。
そこには知的障碍者が絡んできます。
さらに家族の絆が浮き彫りになります。
そして、この裁判を通して、語り手である司法記者の「私」の知的障碍者に対する考え方、生まれてくる子供に対する決断が心打たれます。
とってもお勧め -
Posted by ブクログ
ノンフィクション作家・草下彰は、全国ノンフィクション大賞を受賞した5年前から、次の作品が書けず、悩んでいた。
あの一作だけで終わってしまうのか。
そんな不安を抱えていた時、同じノンフィクション作家で、大御所の松柴大三郎に「君自身に焦点を当ててみたらどうだ」とアドバイスされた。
草下は、中学生の時に、両親が殺害され、15年経った今も、容疑者すら特定されていなかった。
自分の過去を題材に、作品を書こうとした頃、殺人事件の第一発見者となった。
草下の両親が殺害される前に、彼の家を訪ねて来たひとりの男の足取りを辿るうちに、彼の両親の事件と、第一発見者となった事件の被害者の結びつきが明らかになり、