江戸花川戸の人材派遣『幡随院』の主人長兵衛は、喧嘩が強く男前。大川の氾濫で崩れた土手から刃物傷のある骨が出た。同心の河下が、行方不明になっている隣家の亭主ではないかと尋ねにくる。一方、被害修復の護岸工事を巡り、商売敵の『川辰屋』が普請奉行と癒着しているらしい。正々堂々と入札で仕事を得たい長兵衛だが、大金を巡る罠に嵌められ……。巧妙に仕組まれた悪事を糾す、いなせな男の活躍!
Posted by ブクログ 2022年04月13日
シリーズ2巻ともなると、登場人物をはじめ話がこなれて、テンポも上がる。
今回は15年前の江戸城の御金蔵破り事件に痰を発する。
秘密裏に操作が行われ岡っ引きが殺されたが、行方は掴めず今に至る。
15年後、噂を聞いたことのある普請奉行が、犯人の逃亡先で話を聞いた若者の口入れ屋からあらすじを読む。
大き...続きを読む
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