小杉健治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
鶴見弁護士シリーズ12作目
今回は、場所は北海道、事件の真相を明らかにしていく物語。
ストーリとしては、
函館で、親友の志賀川の「離婚式」に出席したところから始まります。
離婚式って何?(笑)
志賀川によれば、結婚式に呼んだ人たちの前での報告・けじめとのこと。
離婚の原因は銀座のクラブのママに夢中になったこと。
しかし、これ、今回のストーリの重要な伏線でもありました。
ホテルに一緒に泊まった翌朝、人とあうといって出かけた志賀川が、立待岬で墜落死。
容疑者としてあがったのが吉池。
現場でもみ合う姿が目撃されており、さらに偶然写真にも納められている。
正当防衛を主張する吉池。
いったい二人の間で何があったのか?
今回は、誰かの弁護という立場ではなく、自身の理由で、その真相を明らかにしていきます。
調査していく志賀川の過去。
そして、徐々に明らかになる吉池と志賀川の関係。
そして、たどり着いた接点。
離婚の真相。
今回の真相も哀しい物語でした。
志賀川の苦悩。
もし、自分が同じ立場だったらと思うとつらいです。
正しいと思っていた行為が結果的に間違っていた。
そして、そのことによって、様々な人たちが不幸になった。
耐えられるだろうか..
とても重い物語でした。
これはお勧め! -
Posted by ブクログ
面白かった。
鶴見弁護士シリーズ11作目(とのこと)
本作では、四国八十八か所のお遍路さんも絡みます。
鶴見弁護士シリーズは、そうした実在の場所含めて、語られていて、国内の景勝地に詳しくなりそう(笑)
今回のストーリは、
ヒモのような生活を送っていた役者志望の河原が刺殺されます。
容疑者としてあがったのが、過去、河原と交際して自殺した妹の復讐と位置づけられた大峰。
大峰は犯行を否認。しかし、アリバイが証明できない。
大峰は何を隠しているのか?
鶴見は河原の過去を掘り下げていきます。
そんな中、過去、河原は恋人を毒殺した容疑がかかりながらも無罪を勝ち取っていたことが明らかに。
その当時の弁護士は無罪の神様と言われた浦松。
その浦松は現在、弁護士をやめて、四国でお遍路で八十八か所を歩きで回っていました。
浦松はなぜ、弁護士をやめたのか?
鶴見が当時の事件の関係者から話を聞き出すことで明らかになる河村の過去。
そして、今回の事件の真相。
といった展開です。
今回も、鶴見の粘り強い調査によって、真実が明らかになっていきます。
しかし、今回の真実はちょっと哀しい。
こんなクズ(河原)の為に様々な人が悲しい目にあっています。
お勧めです。 -
Posted by ブクログ
シリーズものだった!
鶴見弁護士シリーズなのね。知りませんでした。
解説によると
「黙秘」「疑惑」「覚悟」に続く4作目とのこと。
今回のストーリは、
河川敷の車から発見された練炭自殺と思われる男の死体。
しかし、不審な点があり、警察が捜査することに。
その容疑者として浮かんだのがホステスの小堀美奈子。
美奈子は鶴見に弁護を依頼するも、自分のアリバイについては明らかにしない。
状況証拠は明らかに美奈子が不利。
さらに、調査をすすめると、美奈子の周りにはさらに数名の練炭自殺者が..
無実を信じながらも、美奈子の過去を調査する鶴見。
そして明らかになるある団体との関係。
頑なにアリバイを語らない美奈子。
事件の真相は?
美奈子が隠そうとしていた真実とは?
といった展開です。
鶴見と一緒に真相にたどり着くパターンです。
この弁護士すごいです!
本書を通して語られるメッセージも唸らせられます。
自殺者の想い、その考え方..
お勧めです。
このシリーズ、読み進めたいと思います。 -
Posted by ブクログ
法廷ミステリー
テーマは暴いてはいけない真実といったところでしょうか?
ストーリとしては、
夫殺しの起訴事実を認めている被告の奈緒子。しかし、弁護士の原島は無罪を主張。
検察の状況証拠や論述、本人の自白も含めて、奈緒子の犯行にしか思えないところから、原島が法廷で少しずつ真実を明らかにしていきます。
奈緒子が殺人の罪を背負ってまで、守りたかったものとは?
といった展開です。
そこには知的障碍者が絡んできます。
さらに家族の絆が浮き彫りになります。
そして、この裁判を通して、語り手である司法記者の「私」の知的障碍者に対する考え方、生まれてくる子供に対する決断が心打たれます。
とってもお勧め