誤解が解けた親子の仲は日増しに良くなってゆく。
見回りをしていた時に鮮やかな技で掏摸を行う役者のような美男子を発見するも、捕まえられない。
その男の名前がわかる、銀二だった。
何度も現場を発見するもなかなか捕まえられず、辰吉は躍起になる。
そんな頃、船宿の古い船から男女の死体が発見。
捻じ曲げても事件を終結させる太之助という岡っ引きが相対寺死ということで決着をつけるが、その後揺りの事件がおこり・・・
親子の情愛、友情、気の迷いからの犯罪。
人をよく観察しているこの作家の話の組み立ては厚みがあって良い。