小杉健治のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
重いテーマの物語
児童虐待、犯罪被害者と重いテーマを重く描いてます。
ストーリとしては、担任した児童が親の虐待で死亡し、教師を辞めた主人公。そしてその恋人は娘への暴力を止められず、娘は児童保護施設でそれぞれ別れて暮らしています。
そんな二人の関係に、現れたアパートの隣に住む謎の男。
この翳のある男の正体は?
その男の過去にあった事件とは?
その秘密とは?
といったところで、なぜか、主人公がずんずんその男の過去と秘密を突き止めていきます(笑)
結局謎の男は、過去に奥さんと子供を未成年に殺された被害者。そして、癌に冒された自分の死期までに、犯人に復讐を果たすべく、犯人が出所するまでの9年もの間、その為だけに生きて来ました。
そして、そんな過去と彼の決意を知ってしまった主人公とその恋人。
いよいよ犯人が出所したそのとき、復讐を果たす事が出来るのか?主人公と恋人とその娘がとった行動は..
正直、自分としては納得のいかない結末でした。
どうせなら、そのまま救われない形で終わってしまってもよかったのでは、と思います。
最後の最後で救われた物語となっています。
どっちが主人公なのかわからない物語(笑)
果たして、自分自身がこの男のような立場になったらどうするのでしょう?
間違いなく、この男と同じ行動をとるでしょう。
考えさせられる物語でした -
購入済み
隠密同心一は序幕のようなもので余り興味を持って読むまでなりませんたが
二になって徐々に物語が進む連れて一の筋書きが生きて来てドンドン引き込まれて行って次頁をめくるのが楽しみになってきます。これからどの様な展開になっていくのか楽しみです。 -
購入済み
意欲作に違いないけれど
人の心が綾を織りなし、複数の人物の心理描写が絡み合って読む者の想像力をかき立てる。その部分ではかなり成功したといえる作品だが、全体にミステリーとしての魅力は中途半端な印象をぬぐえない。