小杉健治のレビュー一覧

  • 母子慕情 情け深川 恋女房

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    与四郎と小里夫婦が営む小間物屋「足柄屋」
    そこの小僧、太助に関わる物語。

    ある夜浪人がひどく酔っ払ってやってきた。
    与四郎を愛甲屋と呼び、訳のわからぬことを言っていった。

    どうも気になる与四郎。
    それが太助と足柄屋の得意先の芸者も巻き込まれての事件となる。

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    2023年04月09日
  • もうひとつの評決

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    被告人の木原一太郎は、30歳間近の弱々しい男だ。
    木原が起訴された事件とは、出会い系サイトで出逢った美人の並河留美子と、その母親の富子の二人を刺殺したことだった。
    これまで女性と一度として付き合った経験がなかった木原は、優しく接してくれた留美子に好意を寄せる。
    そのうちに留美子から50万円、150万円を工面してくれと頼まれ、木原はそれに応える。
    そして3回目の要求額は300万円となり、木原は300万円を用意して母親と同居している留美子宅へ向かった。
    そこで何らかのトラブルが起こったのか、木原は親子を刺殺した犯人として逮捕、起訴された。
    警察の取り調べでは犯行を自白していたにもかかわらず、法定の

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    2023年04月04日
  • 罪なき子

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    加害者家族をテーマにした物語。

    死刑囚の父親をもつ洋平。
    休日の美術館で二人の男女を殺害し逮捕。
    その動機は死刑判決を望むから..

    最近でも、実際に死刑にしてほしいからって人を殺める事件があったりしますね。
    そういうのやめてほしいです!

    と、現実はとりあえずおいておいて、この事件を水木が弁護することになります。

    洋平の望みは死刑判決のみ。
    父親が死刑囚ということで、過酷な仕打ちを受け続け、社会から差別され、もう死ぬしかない。そして、なにも悪くないのに死ななければならないのなら、社会が責任もって抹殺すべき。
    という主張。
    しかし、その動機は本当なのか?

    水木が徐々に洋平の闇、事件の真相

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    2023年03月25日
  • 正義を測れ~不動産トラブル請負人~

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    土地家屋調査士なる主人公尚一郎が不動産がらみでの謎を解いていく物語。
    8編からなる短編連作で、大きな謎を明らかにしていく物語。ヒロインも出てきて、恋愛要素も盛り込みながら、土地家屋調査士の仕事の内容が理解できます(笑)

    ■隣の家
    隣家との境界問題から明らかになる殺人事件。
    尚一郎が追う石橋の行方。明らかになった殺人事件の被害者は石橋ではなかった

    ■十年
    隣家の土地を10年占有したことから始まる物語。
    ここで、ヒロイン雨季子が尚一郎の補助者へ。

    ■恋敵
    雨季子に対して、陽子の登場
    さらに、尚一郎の奥さんも行方不明の状態
    どうなる、この関係(笑)

    ■迷信
    三角形の土地はよくないとのこと。今

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    2023年03月05日
  • 殺し屋 栄次郎江戸暦28

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    シリーズ全作品を愛読中
    久々の感ある新作。

    作者小杉健治の面白さは推理の展開。
    読者も一緒になって楽しめる。

    今回も、たまたま三味線引として遭遇した殺人事件。
    義父譲りのおせっかいで、捜査に加わる。

    次々と捜査が展開するが。。。
    最後はどんでん返しなので結末はお楽しみに。
    読者を飽きさせない手腕はさすが!

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    2023年02月23日
  • もうひとつの評決

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    正義、正しさとはと考えさせられる
    事実はひとつ
    でも真実はひとつではないかもしれない。
    序盤から中盤は裁判の模様をよみながら
    自分も真実を考える。
    後半は主人公の葛藤。
    どんでん返し!納得!スッキリ!とは
    いかないのが残念。

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    2023年02月21日
  • 保身

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    表題通り「保身」
    こんなこと、もし現実社会であったらと思うとぞっとします。ないよねって信じたい(笑)

    殺人事件の犯人が、警察幹部の飲酒ひき逃げ事件の目撃者!
    県警上層部のとった行動は、殺人犯との取引。
    さらに、証拠の隠ぺい、犯人でっち上げ!
    嘘に嘘を重ねます。

    そんな上層部の動きに反発するように、刑事の宮下、マスコミ、そして、元刑事の藤浦が動き出します。
    さらに発生する殺人事件。
    隠ぺいし続けることができるのか?
    宮下と藤浦は県警のウソを暴くことができるのか?

    といった展開です。
    県警幹部の保身のために事件の隠ぺいとか、警察小説では、ありがちな設定です。
    陰謀ものでもよくありますよね。

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    2023年01月29日
  • 罪なき子

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    「父親が死刑囚だとしても、私は犯罪者じゃない。この社会で差別され、生きる場所がなければ死ぬしかない。何も悪くないのに自分で死ななければならないのは理不尽です。社会が邪魔者扱いするなら社会が私を抹殺すべきです。」加害者家族救済は大きな問題だ。SNSなどがある現在では特に。だからと言って、陽平のした事には矛盾があり、スッキリしない終わり方だった。

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    2023年01月16日
  • 奪還(鶴見京介弁護士シリーズ)

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    鶴見弁護士シリーズ13作目
    今回は、訪問場所は再び北海道。12作目で出てきためぐみとの距離が縮まります。

    ストーリとしては、
    妻の殺害容疑で逮捕された夫の有原。
    しかし、有原は犯行時刻に、呑み屋で相席となった男と話をしていたというアリバイを主張。
    しかし、状況証拠は有原に不利。
    鶴見は有原のアリバイを証明するため、呑み屋で相席となった男を探し出します。
    会話したきっかけとなった男が持っていたアイヌのムックリという口琴。
    しかし、その男は証言を拒否。
    さらに、その男は姿を消します。
    なぜ、男は証言を拒むのか?
    その男の過去を探るため、京介は北海道へ。
    一方、犯行を認めた有原は京介を解任。
    京介

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    2023年01月14日
  • 邂逅(鶴見京介弁護士シリーズ)

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    鶴見弁護士シリーズ12作目
    今回は、場所は北海道、事件の真相を明らかにしていく物語。

    ストーリとしては、
    函館で、親友の志賀川の「離婚式」に出席したところから始まります。
    離婚式って何?(笑)
    志賀川によれば、結婚式に呼んだ人たちの前での報告・けじめとのこと。
    離婚の原因は銀座のクラブのママに夢中になったこと。
    しかし、これ、今回のストーリの重要な伏線でもありました。

    ホテルに一緒に泊まった翌朝、人とあうといって出かけた志賀川が、立待岬で墜落死。
    容疑者としてあがったのが吉池。
    現場でもみ合う姿が目撃されており、さらに偶然写真にも納められている。
    正当防衛を主張する吉池。
    いったい二人の間

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    2023年01月07日
  • 結願(鶴見京介弁護士シリーズ)

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    面白かった。
    鶴見弁護士シリーズ11作目(とのこと)
    本作では、四国八十八か所のお遍路さんも絡みます。
    鶴見弁護士シリーズは、そうした実在の場所含めて、語られていて、国内の景勝地に詳しくなりそう(笑)

    今回のストーリは、
    ヒモのような生活を送っていた役者志望の河原が刺殺されます。
    容疑者としてあがったのが、過去、河原と交際して自殺した妹の復讐と位置づけられた大峰。
    大峰は犯行を否認。しかし、アリバイが証明できない。
    大峰は何を隠しているのか?

    鶴見は河原の過去を掘り下げていきます。
    そんな中、過去、河原は恋人を毒殺した容疑がかかりながらも無罪を勝ち取っていたことが明らかに。

    その当時の弁

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    2023年01月07日
  • 冤罪(鶴見京介弁護士シリーズ)

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    シリーズものだった!
    鶴見弁護士シリーズなのね。知りませんでした。
    解説によると
    「黙秘」「疑惑」「覚悟」に続く4作目とのこと。

    今回のストーリは、
    河川敷の車から発見された練炭自殺と思われる男の死体。
    しかし、不審な点があり、警察が捜査することに。
    その容疑者として浮かんだのがホステスの小堀美奈子。
    美奈子は鶴見に弁護を依頼するも、自分のアリバイについては明らかにしない。
    状況証拠は明らかに美奈子が不利。

    さらに、調査をすすめると、美奈子の周りにはさらに数名の練炭自殺者が..
    無実を信じながらも、美奈子の過去を調査する鶴見。
    そして明らかになるある団体との関係。
    頑なにアリバイを語らない

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    2023年01月07日
  • 父からの手紙

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    共感できない点が多く、私は没入できなかったです。一例として、親しくしていた叔父が工場が立ち行かず命を断つ直前に主人公に会いに来るシーンがあるのですが、服装含め明らかに違和感を感じていたのになぜ止められなかった…?と引っかかりました。

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    2022年12月29日
  • 情け深川 恋女房

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    大好きな作家小杉健治の新シリーズ。
    中の良い夫婦の周りに存在する人々は、
    実は人に言えない過去を持っていた。
    そんな訳ありばかりの登場人物たちをめぐっての事件が勃発。

    少し小粋で、情け深くドキドキさせながら最後はハッピーエンドなそんな群像劇。2作目はどんな事件が起こるのか?

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    2022年11月12日
  • 母子草の記憶

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    2.5
    親の残した世田谷の土地を売却したお金はどこに消えたのか?それさえあれば高校くらいは行けたのではないか?親戚がねこばばしてしまったのか?

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    2022年11月10日
  • 絆

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    法廷ミステリー
    テーマは暴いてはいけない真実といったところでしょうか?

    ストーリとしては、
    夫殺しの起訴事実を認めている被告の奈緒子。しかし、弁護士の原島は無罪を主張。
    検察の状況証拠や論述、本人の自白も含めて、奈緒子の犯行にしか思えないところから、原島が法廷で少しずつ真実を明らかにしていきます。

    奈緒子が殺人の罪を背負ってまで、守りたかったものとは?
    といった展開です。
    そこには知的障碍者が絡んできます。
    さらに家族の絆が浮き彫りになります。

    そして、この裁判を通して、語り手である司法記者の「私」の知的障碍者に対する考え方、生まれてくる子供に対する決断が心打たれます。

    とってもお勧め

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    2022年10月29日
  • 父からの手紙

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    人それぞれの苦悩。親子、兄弟、男女。
    完璧なミステリー仕立てがかえってご都合主義に見えた。そんな上手く行くわけがない。

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    2022年10月19日
  • 母子草の記憶

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    面白かったが、主人公が謎を探っていくと、次々にわかっていき、最後生みの母親にまで突き当たる。う〜ん、あまりに都合のいい展開。昔の小説?と思ったら、最近書かれた小説で、個人情報がうるさい現代でこんなことはないだろうなと思う場面が多々あった。

    主人公が訪ねたことで実の母と、一緒に住んでいた青年が変わってきたことは、希望が見えて良かったが…。

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    2022年10月05日
  • 母子草の記憶

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    ノンフィクション作家・草下彰は、全国ノンフィクション大賞を受賞した5年前から、次の作品が書けず、悩んでいた。
    あの一作だけで終わってしまうのか。
    そんな不安を抱えていた時、同じノンフィクション作家で、大御所の松柴大三郎に「君自身に焦点を当ててみたらどうだ」とアドバイスされた。

    草下は、中学生の時に、両親が殺害され、15年経った今も、容疑者すら特定されていなかった。

    自分の過去を題材に、作品を書こうとした頃、殺人事件の第一発見者となった。

    草下の両親が殺害される前に、彼の家を訪ねて来たひとりの男の足取りを辿るうちに、彼の両親の事件と、第一発見者となった事件の被害者の結びつきが明らかになり、

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    2022年09月30日
  • 親子の絆は永遠に 親子十手捕物帳

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    ますます活躍を見せる辰吉は他の親分からも認められ始めた。

    今回は江戸の吉原に売られる娘を送ってきた貧そうな父親が襲われ、売った金を奪われた事件。
    その犯人と思われる男は繁蔵も追う男だった。

    弟が逃げようとして事故死をすると、猛然復讐に走る男。

    そこから大きく展開がかわる。

    悩みつつ捕物に熱を帯びる辰吉の成長ぶりが主題。

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    2022年08月21日