小杉健治のレビュー一覧
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購入済み
意欲作に違いないけれど
人の心が綾を織りなし、複数の人物の心理描写が絡み合って読む者の想像力をかき立てる。その部分ではかなり成功したといえる作品だが、全体にミステリーとしての魅力は中途半端な印象をぬぐえない。
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Posted by ブクログ
「衝撃度200%」の惹き文句。ホンマかいなと思いながら読み始めました。
東京、墨田・江東地区で、若い女性ばかりを狙った殺人事件が数カ月おきに3件発生。4件目かと思われた事件は被害女性の激しい抵抗のおかげで未遂に終わり、犯人の服装に関する彼女の証言から、相浦純也という青年が逮捕される。ニュースを見た中年男・立花孝久はびっくり。数日前に孝久の母親が困っていたところを助けてくれたのが純也だったからだ。あんなに優しい純也が殺人犯であるわけはないと、孝久は自分が経費を払ってでも弁護士をつけてやりたいと思う。孝久には息子が痴漢の疑いで逮捕された過去がある。そのとき息子の容疑を晴らしてしてくれたのが弁護士 -
Posted by ブクログ
ネタバレ連続刺殺犯の容疑で起訴されてた純也くんの無罪が法廷で言い渡されたところで、冤罪を免れて良かったね、と思いつつ、まさか刺殺犯が判明しないまま話が終わるのでは?という最後のところで真犯人が明かされて、お話としてはまとまっててよかったと思う。
自殺した息子に思いを残すのもいいけど、せっかく淳美さんという彼女?ができたんだから素直に幸せになればいいのに、、と思ったけど、あんな事情じゃ、そうもいかないと納得。
余談だけど、
痴漢は常習性があって、はじめての時に捕まえなくても、いずれまた痴漢するから、はじめての痴漢は見逃すべきだ、っていう主張には賛同しかねるよ。私は。
痴漢されるほうにとっては相手が