小杉健治のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
登場人物人物が多すぎ、そしてお話のスパンが長すぎ、と感じてしまった。
内容としては面白いと思ったけど、途中でこれ誰だっけ?となることが多かったから、もう少し登場人物絞って、時代も絞ってくれた方が内容に入りこみやすかったような気がする。
個人的な体験だけど、この本で東京大空襲のところを読んだあとで大雪で少し帰宅困難な目にあったとき、空襲に比べたら、バスや電車が大幅に遅れることくらい、大したことないな、、と思えてストレスにならないで済みました。
戦争体験者には、頭が下がるし、敵わないなぁ(なんに対してかは私のなかでも明確になってないんだけど)と改めて思いました。 -
Posted by ブクログ
以前小学校の教諭をしていた真壁は自分の担任していた子供が家で親に虐待に合っているのを気づいていながら救うことができなかった。各方面から責められた真壁は教師を辞め、今はノンフィクションライターをしながら塾のアルバイトで食いつないでいた。川島夏美はそんな真壁に寄り添ってくれていたが、夏美もまた、自分の子供を虐待してしまった末に施設に預け、引き取りたいと思いながらもどうしてもイラついてしまう自分に困り果てていた。お互いの傷を舐めあうように生きてきた2人。しかし夏美は最近、隣に住む野口という底知れぬ闇を抱えていそうな雰囲気の男に惹かれていくようだった。気になった真壁は野口の過去を調べ始める。
自