野梨原花南のレビュー一覧
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祖母がなくなっていろいろやるために都会から岩手の田舎にやってきた鳩子さん。
そこで出会ったのは眼鏡をかけたときだけ現れる、鳩子さん曰くバケモノの阿壱。
そこでなんだかんだあって「相談役」というものをすることになった鳩子さんと、相談役の「世話役」の阿壱と、不思議なものたちのお話。
もうね、毎回のことなんですけどご飯が美味しそうでね。
さんまのなめろうと桃が食べたい。
岩手と福島か、割と近いとこに住んでるから行きたい。
鳩子さんと阿壱が、何かしながら話していて話題がぽんぽん飛んじゃうの、あれ生っぽくて好き。
あとね、ひとの親切とか、突き放した感じとかも生っぽくて好き。
今回は序章という感じなの -
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"「あのー、僕あんま人と暮らしたことなくて」
「家族以外とはそりゃそうなんじゃない?」
「あ、いやあの家族とも」
リッツは何と言っていいのか解らなくて、軽く何度か頷いた。
「そう」
「うん、そうなんだ」
「ふぅん」
「あの、ええと」
マルタは言葉を探し、それから照れ臭そうに笑って言った。
「よ、よろしく」
リッツは何となく息を詰めて、小さく何度か頷いてから言った。
「こっ。こちらこそ」"[P.68]
待ちに待ったリッツとジョセフ犬の登場。
カーテンでのやり取りは面白いな。
ケーキ云々の話は前から大好き。
"いくつになったんだっけ。十五歳だっけ。
僕が十五の時は -
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“「皆さんが公に、あるいは私的に発言してもいいのは、マルタ・サギーは名探偵であると言うことだけです」
だって宣伝してもらわなきゃ。
「僕に推理は必要ない。金の粉が現れ消えたら、すでに事件は解決している」
「ほ、ほぅ。大した自信ですなぁ。それではなにかね、君、犯人がこの場に現れるとでもいうのかね」
こめかみをひくつかせながらバーナード卿が言うのに、マルタはにやりと笑う。
「さて、どうでしょう」
僕にも分からないとはまさか言えず、適当に誤魔化す。
まぁ、神様相手にも効いたんだ。誘拐犯か、手違いをしたおっちょこちょいか、でなきゃニシン好きのドラゴンか、いずれにしたって効くだろう。
マルタはぴしりとカ -
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ネタバレちょー美女と野獣がめちゃくちゃ綺麗に終わってる上に、子どもまで出来ちゃってて、これって続きどうするつもりなんだろう、と思いながら読み出した続きです。
続きは、いきなり八年もの月日は経っているわ、ダイヤモンドとジオラルドの性別は入れ替わっているは、で。
何がおこったやら随分、わけがわからなかったんですが。
読み始めて行くと、いろいろあったんだなってことがじょじょにわかり始めてとっても面白かったです。
ダイヤモンド男性バージョンは余り性格変わらない上に、それなりにはっちゃけちゃってその状態の自分を楽しんじゃっているのがよくわかって、それはそれでかっこよかったんですが。
ジオラルド女性バージョンが -
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ポムグラニットたちの賑やかな日常はまだまだ続くけど、物語としては一区切り。
よかったり悪かったりする魔女、見事終幕。
ラストの一連の流れがよかったな。
特に「よかったり悪かったりする魔女党」の今後の活躍が見てみたい。
でも、個人的に一番のお気に入りはポムグラニット&ピーターの会話。
「いやだピーター!やきもち焼いてるの?」
「だってあなたまだあたしに好きだって言ってないのよ!?」
「あたしの方から言ってもいいんだわね。好きよピーター。あとで結婚かなんかして。初恋だから責任とってね」
ポムグラさんカッコよすぎるw
ほんと好きなカップルです。
ピーターは間違いなく尻に敷かれるなー -
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『かつくら』の特集で、『乙女系ラブロマンス』とかいうジャンル(笑)を特集してまして、その中に野梨原さんの作品があったので、一冊目を手に取ってみました。
『乙女系ラブロマンス』は(てかなんだソレ)実ははじめてではなく、ティアラ文庫とシフォン文庫を少しずつ読んだことがありまして。
そのうえで、たぶんもう読まないであろうジャンルだと思っていました。いや、恋愛もの自体はそこまで好きなわけじゃないし、エロいのを顔を赤らめて読みたいほど若くもないし。
いえ、つまらなくはないですよ?最後まで読みますから。だけど、別に買って読むほどのことでも…、と。あと、最近の少女系はやりのキラキラした絵も苦手で。
でも、 -
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ネタバレなんだか最後はあっとゆーまに終わってしまった感じ。
もっとじっくりデアスミスとの対決をするのかと思いきや
あっとゆーまに終わるし、
以外と悪い人じゃないっぽい空気を醸し出して、
しまいにはアウレカと手を組んだりしそうだし
エンドロールはどちらかというと
マルタとバーチのドタバタな日常を見てみたかった。
どんな世界であれ、ドタバタするのは変わらなさそう。
読者にゆだねるより、結果としてこうなったけどその後は
ご想像にお任せします、がよかったなあ。
でも、5、6巻のマルタの成長は本当に最高。
ジョセフ犬の賢者の石の解決方法も秀逸だったけど、
もうす -
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ネタバレこの巻を読んで、この著者の感覚が好きだなあと思えた。
自分の気持ちを改めて自覚するマルタ。
それを見てまんざらでもないバーチ。
楽しませる自信がなくてマリアンナを誘えないマルタと
その悩みをバーチに相談するやりとり。
その内容と、
恋について語るアンとジャックの男女の年の差の
その内容。
当たり前のような事を改めてそうだよなと思わせるのは素敵だ。
オスタスに来て居場所を得たマルタ。
探偵の仕事もそれなりにこなせるようになって、
上手くいきかけていたかに見えた日々に
どんでん返し。
バーチが眉間を撃たれて死んじゃったよ!!どうなるの!?
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ネタバレいつのまにかリッツとジョセフ犬が登場。
短編を読んでいないからちょっと話が飛んでいる。。。
発行順番ってどうなっているんだ?
バーチ。
この作者さんの作品って
巻き毛美女が男の人に返信するパターン
前にも見た気が。
ヘタレマルタが少しずつ人と打ち解けていっている事
成長していっている事が楽しい。
あ、ひさびさアウレカの登場も楽しかった!
カードバトルしたことないけどそれっぽく感じられて
とってもかっこ良かった。
バーチのキャラが中性的すぎていまだつかみきれず。
というか、繕いすぎててよくわからず。
最終的にマルタとくっつくことは薄々感じるため
今後ふたりの関係 -