野梨原花南のレビュー一覧

  • マルタ・サギーは探偵ですか? I ~レド・ビァ事件~(富士見L文庫)

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    初出のほうあんまり覚えてなかったけど結構エピソードの変更もあって再読でも新鮮だと思います。このスピード感が好き。

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    2018年07月19日
  • 鳩子さんとあやかし暮らし

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    祖母がなくなっていろいろやるために都会から岩手の田舎にやってきた鳩子さん。
    そこで出会ったのは眼鏡をかけたときだけ現れる、鳩子さん曰くバケモノの阿壱。
    そこでなんだかんだあって「相談役」というものをすることになった鳩子さんと、相談役の「世話役」の阿壱と、不思議なものたちのお話。

    もうね、毎回のことなんですけどご飯が美味しそうでね。
    さんまのなめろうと桃が食べたい。
    岩手と福島か、割と近いとこに住んでるから行きたい。
    鳩子さんと阿壱が、何かしながら話していて話題がぽんぽん飛んじゃうの、あれ生っぽくて好き。
    あとね、ひとの親切とか、突き放した感じとかも生っぽくて好き。

    今回は序章という感じなの

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    2017年06月16日
  • マルタ・サギーは探偵ですか? III ~ドクトル・バーチ被毒事件~(富士見L文庫)

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    "「やれ」
    「……ハイ」
    マルタは押され負けてさもイヤそうにカードを場に置く。
    「僕のオーダー……あーやだ」
    「やれってば!」
    死相が浮いてるマルタのネクタイを摑んでリッツががくがく揺らす。
    「『救援』。既知の任意の人物をここに呼び寄せる。……対象は、あー、」
    言いよどむマルタをリッツが睨む。
    「……アウレカ……レーギーダ……あー……」
    「えっなにあんたアレと知り合いなの!?」
    リュウカが、真っ青になって叫んだ。"[p.171]

    鈴木さんの描いたアウレカを見てみたい欲ある。

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    2016年08月09日
  • マルタ・サギーは探偵ですか? I ~レド・ビァ事件~(富士見L文庫)

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    野梨原さんの文章はあいかわらず読みやすい。
    クレイは予想してたけど、何度もマルタが呟いてやっぱりショックなんだなと胸が痛い。
    アウレカはあの後どうなったのか、無事逃げれてそうだけど。
    女王や火竜がでてくるオスタスも凄くいい。
    やっぱりみんな地に足をつけて生きてるって感じる分、悪役側に腹立つな

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    2016年02月20日
  • マルタ・サギーは探偵ですか? II ~名探偵と助手と犬・春から秋までの事件簿~(富士見L文庫)

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    "「あのー、僕あんま人と暮らしたことなくて」
    「家族以外とはそりゃそうなんじゃない?」
    「あ、いやあの家族とも」
    リッツは何と言っていいのか解らなくて、軽く何度か頷いた。
    「そう」
    「うん、そうなんだ」
    「ふぅん」
    「あの、ええと」
    マルタは言葉を探し、それから照れ臭そうに笑って言った。
    「よ、よろしく」
    リッツは何となく息を詰めて、小さく何度か頷いてから言った。
    「こっ。こちらこそ」"[P.68]

    待ちに待ったリッツとジョセフ犬の登場。
    カーテンでのやり取りは面白いな。
    ケーキ云々の話は前から大好き。

    "いくつになったんだっけ。十五歳だっけ。
    僕が十五の時は

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    2016年08月08日
  • マルタ・サギーは探偵ですか? I ~レド・ビァ事件~(富士見L文庫)

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    懐かしさと喜びでじたばたしながら読み終えた。
    ワールドワールドワールドワールドワールド出版社…!アウレカ…!
    あんまり懐かしくて、見覚えのある固有名詞が目に入る度に本を閉じて深呼吸しなくてはいけなかったけど、ようやく準備を整えたら一気にオスタスだった。
    焼却炉がない…とか、あれ?先生は…と思ったりもしたけどすてきな追加もあって、うわーやっぱり大好き!
    読み終えたのはド深夜だったけれど、上がってしまったテンションの赴くままに思わずカップラーメンを作ってしまいました。

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    2014年11月25日
  • 姫婚オールアバウト

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    【再読】マルタの新装版を読んだ流れで野梨原先生。
    とにかく立ち向かおう! っていう主人公レッカが見ていて気持ちよい。
    それに引き替えリナル……。

    オチでそんなんありか! と突っ込むのが楽しい。

    ところでこの人物紹介のネリネはさ……どこの手違いなのだろう……。

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    2014年11月24日
  • マルタ・サギーは探偵ですか? I ~レド・ビァ事件~(富士見L文庫)

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    “「皆さんが公に、あるいは私的に発言してもいいのは、マルタ・サギーは名探偵であると言うことだけです」
    だって宣伝してもらわなきゃ。
    「僕に推理は必要ない。金の粉が現れ消えたら、すでに事件は解決している」
    「ほ、ほぅ。大した自信ですなぁ。それではなにかね、君、犯人がこの場に現れるとでもいうのかね」
    こめかみをひくつかせながらバーナード卿が言うのに、マルタはにやりと笑う。
    「さて、どうでしょう」
    僕にも分からないとはまさか言えず、適当に誤魔化す。
    まぁ、神様相手にも効いたんだ。誘拐犯か、手違いをしたおっちょこちょいか、でなきゃニシン好きのドラゴンか、いずれにしたって効くだろう。
    マルタはぴしりとカ

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    2016年05月23日
  • パラダイスレジデンス2 風薫る五月となりましたが

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    ネタバレ

    小松先輩いいなあ好きだなあ……!
    そして大刀洗先輩が格好いい。

    そんで今回読んで寿々花がほんといい子でツライ。
    いろいろ大変だと思うけど曲がらずにいってほしい。
    今回はなまなましい女子の会話、というかなまなましい女子の立ち回り、というかに胸が痛くなりました……。
    でもそれはともかくとして寮祭の準備がすごく楽しそうなのが伝わってきて、そういうパートは読んでて楽しかった。

    原作はまだ単行本になってないのかな?
    呉くんと寿々花が気になるのだけど。

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    2014年09月06日
  • パラダイスレジデンス1

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    【再読】二巻が出るにあたって再読。
    原作は未読。

    なんてことのない、女子校の女子寮の、新年度入寮日初日の様子を描いた物語。
    すごく生々しい女子の会話にちょっと驚く。
    原作もこんなんなのかな?
    展開はオリジナルだそうだから、野梨原先生の持ち味かな?
    小松先輩がお気に入り。

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    2014年09月05日
  • ちょー魔法使いの弟子

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    ネタバレ

    ちょー美女と野獣がめちゃくちゃ綺麗に終わってる上に、子どもまで出来ちゃってて、これって続きどうするつもりなんだろう、と思いながら読み出した続きです。
    続きは、いきなり八年もの月日は経っているわ、ダイヤモンドとジオラルドの性別は入れ替わっているは、で。
    何がおこったやら随分、わけがわからなかったんですが。
    読み始めて行くと、いろいろあったんだなってことがじょじょにわかり始めてとっても面白かったです。

    ダイヤモンド男性バージョンは余り性格変わらない上に、それなりにはっちゃけちゃってその状態の自分を楽しんじゃっているのがよくわかって、それはそれでかっこよかったんですが。
    ジオラルド女性バージョンが

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    2013年05月26日
  • 侯爵夫妻の物語 ~よかったり悪かったりする魔女~

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    ポムグラニットたちの賑やかな日常はまだまだ続くけど、物語としては一区切り。
    よかったり悪かったりする魔女、見事終幕。

    ラストの一連の流れがよかったな。
    特に「よかったり悪かったりする魔女党」の今後の活躍が見てみたい。
    でも、個人的に一番のお気に入りはポムグラニット&ピーターの会話。


    「いやだピーター!やきもち焼いてるの?」
    「だってあなたまだあたしに好きだって言ってないのよ!?」
    「あたしの方から言ってもいいんだわね。好きよピーター。あとで結婚かなんかして。初恋だから責任とってね」


    ポムグラさんカッコよすぎるw
    ほんと好きなカップルです。
    ピーターは間違いなく尻に敷かれるなー

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    2013年03月07日
  • 8月10日を楽しみに 守護天使(チビで巨乳)と王子(イヤミで口が悪い)

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    『かつくら』の特集で、『乙女系ラブロマンス』とかいうジャンル(笑)を特集してまして、その中に野梨原さんの作品があったので、一冊目を手に取ってみました。

    『乙女系ラブロマンス』は(てかなんだソレ)実ははじめてではなく、ティアラ文庫とシフォン文庫を少しずつ読んだことがありまして。
    そのうえで、たぶんもう読まないであろうジャンルだと思っていました。いや、恋愛もの自体はそこまで好きなわけじゃないし、エロいのを顔を赤らめて読みたいほど若くもないし。
    いえ、つまらなくはないですよ?最後まで読みますから。だけど、別に買って読むほどのことでも…、と。あと、最近の少女系はやりのキラキラした絵も苦手で。
    でも、

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    2012年10月28日
  • ちょー美女と野獣

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    王子様姿よりモフモフの獣すがたが大好きなお姫様がかわいいお。余談だけどこの挿絵書いてる人コバルトイラストで賞をとってこの作品がデビューのはずだおね。BLっぽい絵だなておもったら案の定BL漫画家になってたお

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    2012年10月05日
  • マルタ・サギーは探偵ですか?7 マイラブ

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    ネタバレ

    なんだか最後はあっとゆーまに終わってしまった感じ。


    もっとじっくりデアスミスとの対決をするのかと思いきや


    あっとゆーまに終わるし、


    以外と悪い人じゃないっぽい空気を醸し出して、


    しまいにはアウレカと手を組んだりしそうだし


    エンドロールはどちらかというと


    マルタとバーチのドタバタな日常を見てみたかった。


    どんな世界であれ、ドタバタするのは変わらなさそう。


    読者にゆだねるより、結果としてこうなったけどその後は


    ご想像にお任せします、がよかったなあ。



    でも、5、6巻のマルタの成長は本当に最高。


    ジョセフ犬の賢者の石の解決方法も秀逸だったけど、


    もうす

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    2012年09月29日
  • マルタ・サギーは探偵ですか?4 恋の季節

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    ネタバレ

    この巻を読んで、この著者の感覚が好きだなあと思えた。


    自分の気持ちを改めて自覚するマルタ。


    それを見てまんざらでもないバーチ。


    楽しませる自信がなくてマリアンナを誘えないマルタと


    その悩みをバーチに相談するやりとり。


    その内容と、



    恋について語るアンとジャックの男女の年の差の


    その内容。



    当たり前のような事を改めてそうだよなと思わせるのは素敵だ。



    オスタスに来て居場所を得たマルタ。


    探偵の仕事もそれなりにこなせるようになって、


    上手くいきかけていたかに見えた日々に


    どんでん返し。


    バーチが眉間を撃たれて死んじゃったよ!!どうなるの!?

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    2012年09月28日
  • マルタ・サギーは探偵ですか?3 ニッポンのドクトル・バーチ

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    ネタバレ

    マルタ&バーチin JAPAN

    バーチの吸収力の早さとコミカル具合にちょっときゅん(*´艸`*)♪

    実際いくつなんだろう。



    そしてマルタはなぜこんなにオスタスに惹かれているのか。

    オスタスに”帰りたい”と思うのか。

    自分の元いた世界になじめない、居場所を感じられないのは。



    続刊で答えがでるかな。

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    2012年09月25日
  • マルタ・サギーは探偵ですか?2 冬のダンス

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    ネタバレ

    いつのまにかリッツとジョセフ犬が登場。
    短編を読んでいないからちょっと話が飛んでいる。。。


    発行順番ってどうなっているんだ?


    バーチ。
    この作者さんの作品って
    巻き毛美女が男の人に返信するパターン
    前にも見た気が。


    ヘタレマルタが少しずつ人と打ち解けていっている事

    成長していっている事が楽しい。


    あ、ひさびさアウレカの登場も楽しかった!

    カードバトルしたことないけどそれっぽく感じられて

    とってもかっこ良かった。



    バーチのキャラが中性的すぎていまだつかみきれず。

    というか、繕いすぎててよくわからず。

    最終的にマルタとくっつくことは薄々感じるため

    今後ふたりの関係

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    2012年09月24日
  • マルタ・サギーは探偵ですか?

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    ネタバレ

    他の方の


    後半からぐぐっと面白くなるというレビューを頼りに


    (正直1巻を読んだ時点では非常に微妙だけれども)


    頑張って読む!




    軽い感じの会話文と


    畏まった丁寧な会話の落差が


    野梨原さんのボキャブラリーを物語ってて


    崩しているけどちゃんとした文章が書ける感。



    だけども、


    なんとなく頑張ってイメージしようとしないと


    情景を思い起こしにくい地の文で


    それがちょっと残念かな。

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    2012年09月20日
  • 占者に捧げる恋物語

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    紫の上計画?
    そこはかとなく香るBL臭。あと下ネタが!
    多分昔読んだら気付かなかったと思うの(´ω`)

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    2012年08月10日