野梨原花南のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
感謝しかない
序盤の「世界へ命令が放たれた」瞬間に、電車内にも関わらず涙がブワッと溢れてしまいました。
通勤中に読むものではなかったです……読むのやめたくなくて出社拒否するところでした(けっこうマジ)
やー美貌の流浪の大賢者様は本当にズルい男だよ……
あんな人やこんな人も出てきて懐かしいのと嬉しいのとで胸がいっぱいになり、でもあの人とあの子たちは出ないのかとシュンとなったり。
だけどみんなが幸せそうで本当によかった。
一度は幕を下ろしたはずの彼らの物語のその後を覗き見させていただけたことに感謝です。
人の営みは続いていく、それは東ゥ京でもトードリアのある界でも同じなんだなと。
おわりと今巻だけ明確に表記 -
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Posted by ブクログ
ある日突然、両親が失踪し家が差し押さえられた万丈は、父親の指示により東銀座の「ガルボビル」へ向かう。
そこで祖母「石さん」と出会い、ガルボビルで暮らしていくことに。
不安な中でもなんとか「石さん」と一緒に新しい生活をはじめる万丈だが、どうにもこのビルと集まってくる者達には不思議が多いようで…?
不思議なビルと、近所の人と、不思議な住人と来客。
彼らと関わりながら、万丈は石さんと不思議な商売をはじめることに。
この方の書かれるもの多くがそうだけど、あらすじ書きにくくて伝えにくいが、根底に流れるものがとにかく暖かい。
辛いけどそんなのみんなだし自分だけ辛いとか言ってられないし、そんなん甘えだよね、 -
Posted by ブクログ
原作既読。
まずはおかえりなさいマルタ!!!
冒頭がまず変わってて私田中先生好きだったんだけどな、とか思ったんだけど、でもこれも新生マルタのために必要なものなのかな、っていうか後のあれのための改稿なのかな、と思ったらそれはそれですごく楽しいし嬉しい。
古くて新しいマルタ・サギーが嬉しい。
レド・ビァ事件の顛末は今回新しい部分で、これがまたすごく、マルタっぽくて。
その上ちょっとぐっときて、ああ今まで物語になっていなかった新しいマルタに、バーチに出会えて、嬉しい、という言葉以外に見つからない。
この新しい物語が、新しい読者に届いてくれることを祈ります。
それにしても来月もまた新しいマルタに