【感想・ネタバレ】岩田虞檸為、東銀座の時代のレビュー

あらすじ

両親失踪、自宅差し押さえ…突如天涯孤独の身になった高校生の万丈は、父が残した伝言通り、東銀座にある「ガルボビル」に向かう。そこで初対面の祖母「石さん」に出逢い、彼女と一緒に暮らすことになるのだが、どうやらそのビルには奇妙な先住者たちがいるようで。訳ありな者どもが集うガルボビル界隈で、石さんと万丈はちょっと不思議な商売を始めることになって…!?

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Posted by ブクログ

ある日突然、両親が失踪し家が差し押さえられた万丈は、父親の指示により東銀座の「ガルボビル」へ向かう。
そこで祖母「石さん」と出会い、ガルボビルで暮らしていくことに。
不安な中でもなんとか「石さん」と一緒に新しい生活をはじめる万丈だが、どうにもこのビルと集まってくる者達には不思議が多いようで…?
不思議なビルと、近所の人と、不思議な住人と来客。
彼らと関わりながら、万丈は石さんと不思議な商売をはじめることに。
この方の書かれるもの多くがそうだけど、あらすじ書きにくくて伝えにくいが、根底に流れるものがとにかく暖かい。
辛いけどそんなのみんなだし自分だけ辛いとか言ってられないし、そんなん甘えだよね、頑張らないと。て思っている人にこそ読んでもらいたい。
つらいことは当たり前に誰にでもあるけれど、同じだけ当たり前に幸せになってもいい、その努力をしてもいいのだと思わせてくれる。

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2016年06月11日

Posted by ブクログ

この作者さんの作品はいつも生きる力があってすごいな、と思うのですが、久しぶりに手にしたこちらの作品も未来はきっとそんなに悪くないって思わせてくれる素敵な作品でした。石さんが本当に素敵! 未来へ目を向けつつどこかノスタルジックな雰囲気もすごく好きでした!

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2016年03月06日

Posted by ブクログ

じんわりと元気がもらえるお話でした。
あっそれその感覚よくわかるってのがいろいろあって、それが明朗に解決されるわけじゃないんだけど、そういう感覚あっていいんだ、って嬉しくなったりとか。
野梨原先生の世界は、辛いことがあっても概ねあたたかくできていて、それがすごく心地よい。
もっと、彼らの仕事に突っ込んだ話も読んでみたいなあ。

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2015年10月23日

Posted by ブクログ

とにかく要約しにくい話で、あらすじも書きにくいのだが。例えば、スーパーナチュラルな存在が現れて物語に絡んでくるのだが、それがどんな存在でどう筋に絡んでくるかだけを記せば、絶対どんな話をかを誤解させてしまうだろう。場をさらうバイプレーヤーとしておなじみのかっこいいおばあちゃん(でも決してオールマイティではない)が出てくる話で、主人公の少年もなかなかに快男児であるといったところで。

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2024年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初読みの作家さん。あらすじからはちょっと想像出来ないお話。いわゆるファンタジーなんだけど、主人公の万丈がわりとリアル。今時の若者って感じで、ファンタジーなのに現実社会にいるなこういうやつ!的な感じで、良い人も嫌な奴も悪い奴もいる。かと思えば、タイムスリップ⁇したり、聞き屋さん⁇やってたり、突然キャバクラで働いてみたり、父母の失踪の原因は不明だったり、だいぶとっ散らかった印象。続編あったらもっと掘り下げるお話になるのかな…でもおもしろかったです☆

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2020年01月09日

Posted by ブクログ

両親が失踪し自宅は差し押さえになり東銀座のビルで初対面の祖母と暮らすことになった高校生の万丈が、先住者や人間でない者たちと何だか愉快に交流する。リズムのある言葉足らずの一人称の文章の為万丈は若干頭が弱そうだけれど微笑ましい。ふわふわと捉え所がなく奇妙で不思議な雰囲気。鮮やかなキヌや幼い貴意が可愛い。

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2018年10月10日

Posted by ブクログ

とても野梨原先生らしい作品です。主人公が突然の非日常の中でどうすればいいのか悩みながら獅子奮闘するお話です!

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2016年01月16日

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