野梨原花南のレビュー一覧
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■よく考えればこれって予定調和の話なんですよね。一人の無力で無気力な少年が成長して世界を救う。お約束です。それでも彼の行動一つ一つに自分は惹きつけられ、笑い、泣いて、喜びました。
■人間、最初に与えられる環境というのは選べません。それがラッキーだった子供も、アンラッキーだった子供もいます。でも運命ってのはそこまでで、それから先を選ぶのは自分です。案外長く生きて学ぶのは、その事自体じゃないかなと思います。主人公がそれに気づいたのは、血と汗と涙を存分に流した後でした。
■この話はその血と汗と涙と、そして笑いの記録です。気負わず、気軽に何かのついでにでも読んで下さい。そこはもうオスタスです。 -
Posted by ブクログ
魔王シリーズ最終章。このタイトル良いなって思う。素敵。
中学のときに宮城とおこさんのイラストに惚れて買った「ちょー」シリーズ。相変わらず素敵☆やっと終わったんだなぁと感慨深い。タロットワークが魔王になるところ、ジオとダイヤが生贄になるところ、すごく悲しかった気がする。
「ありがとう」の言葉がたくさん出てくる。
この『貴方に捧げる・・・』では、魔王シリーズのキャラが勢揃う。
サファイヤは式典の最中に召還されたって話だったけど、何の式典かは明かされない。読み終わった後思うのは、ジオとダイヤの柱がとけたのではないかと思う。そう考えるとハッピーになれる。もう一回全部読み返したくなった。そんな作品。
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Posted by ブクログ
シリーズ完結!わーーーーvvv
ちょーシリーズの純正続編シリーズ。おっきくなったサファイアが「我に捧げよ」から登場で、ますます楽しくなったけど、最終巻はちょーシリーズ読者ニヤリしまくりでした。
サルドニュクスはどこまで行ってもサルドニュクスで、殴られたり蹴られたりしてもサルドニュクスでした。でも、ハッキリ幸せだと言い切ったので、許す。
凄く綺麗に纏まっていて、笑えてほろっと来て、元気が貰える。
野梨原先生の6巻くらいのシリーズ物って、ほんとに纏まりよくて良い。何となく野梨原先生祭りしたくなったから、これから良かったり悪かったりする魔女読み返そうかなって思います。
しかし。ラボトロームの王宮レ -
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たぶん生まれて初めて買った小説だったと…小6だか5だかの冬でした。
妹が読んでいたりぼんの広告で何回かみかけて気になってて、当時はまっていた宮城とおこさんが挿絵だったっていうのがきっかけ。
今の常識で考えると連続ものの小説って途中から買わないじゃないですか。
……当時は買っちゃったんですよねぇ。
最初の巻(美女と野獣)がなくてその時の最新刊がこれで。
たまたま子供達編の始まりの巻だったからとくに問題もなく読めました。
だから私の中でのちょーシリーズはダイヤとジオの話というよりは宝珠とオニキスの視点の方がデフォルトというか…。
宝珠かわいいよ宝珠。獣耳とかおいしすぎる。
耳かなり気にしてる -
Posted by ブクログ
完結!
もうすっごいよかったです!!
マルタもバーチもリッツもジョセフィーヌも、他にも登場人物みんなが!!
意外とデアスミスとかクレイとかかわいかったなあ。デアスミスが自分よりマルタのことを気にするリッツを怒ったりとか。ゆがんでるけど兄弟愛みたいなのがかいま見えて。
トーリアスとクレイもまた話せてよかったね。なんだかんだいつつ、この人の作品はみんな最後は仲良し・・・とまでは言わなくても根深い恨みとかは残ったりしないから読後がすごくいいです。
きっとデアスミスはこれからアウレカの相棒になって薄く笑いながら生きていくんですよ、それで、たまにオスタスへこっそり帰ってきてリッツにちょっかいかけにきてマ -