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Posted by ブクログ
"「あのー、僕あんま人と暮らしたことなくて」
「家族以外とはそりゃそうなんじゃない?」
「あ、いやあの家族とも」
リッツは何と言っていいのか解らなくて、軽く何度か頷いた。
「そう」
「うん、そうなんだ」
「ふぅん」
「あの、ええと」
マルタは言葉を探し、それから照れ臭そうに笑って言った。
「よ、よろしく」
リッツは何となく息を詰めて、小さく何度か頷いてから言った。
「こっ。こちらこそ」"[P.68]
待ちに待ったリッツとジョセフ犬の登場。
カーテンでのやり取りは面白いな。
ケーキ云々の話は前から大好き。
"いくつになったんだっけ。十五歳だっけ。
僕が十五の時は、学校行って勉強して。カップラーメン食べてアイスとか食べてゲームして。
誰にも迷惑なんてかけなかった。
誰もいなかったから。
「リッツ。ねえ、迷惑かけてよ」
午後の光線。それに照らされて、リッツの目の前でマルタは笑う。
「……なんたって僕は、君より年上なんだ。お兄さんだからさ。ちょっと情けないかもだけど、その分タフかもしれないぜ?」"[P.152]
20160808 再読
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