【感想・ネタバレ】マルタ・サギーは探偵ですか?4 恋の季節のレビュー

あらすじ

ドクトル・バーチに関する情報を確かめるため、アラン・レイ高校への潜入捜査を開始した名探偵マルタ・サギーと、その助手リッツ・スミス。しかし、慣れない学校生活は波乱だらけで、捜査どころではなく……!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

新書購入。

 これは探偵小説ではない。推理でもない。たぶん。
 異世界ファンタジー。

 過酷になってきました。
 この巻、最初の方は学園物でした。全寮制の男子校。
 マルタ……、お前、向こうに友人いなかった理由がわかったよ……。
 面倒くさいから、友好関係築く気にならないのだ、この男。
 でも、だから、あるラインを超えてしまうと、人は彼を貶しながらも好意というか善意かを持つらしい。

 そんな彼が叫ぶのです。

 お願いだ待ってくれ。
 僕から
 オスタスを
 奪わないでくれ。

 と。

 次はきっと、彼は偶然ではなく、懸命に、自分の居場所であるオスタスに帰ってくるのでしょう。
 それが、成長ということなのかな?
 親からも存在感を疑われ「生んだ実感がない」とまで言われ、彼も酷い台詞だとは思っても憤ることもなく(つまりこの時点で親にも期待も愛着もなかったのだろう)、学校にも執着せずたわいない理由さえなくやめてしまった彼が。
 オスタスに帰りたいと思う。
 すごい進歩ですね。
 次の巻が楽しみです。  

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2011年05月29日

Posted by ブクログ

何回読んでもこの本のラストは衝撃的。

ところでマリアンナさんの短編って未収録?
マルタのまんがや未収録の短編はまとまったりしないのかなあ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

かれの名は、マルタ・サギー。
+++++
とりあえず続きをください。ってか、短編集もあとでいいのでとにかく続きを。ってかオスタスにもどれんのかああああ?

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

やっと恋をしたと思いきや、予想外の人物によって蓑崎に戻されてしまった鷺井。は、はやく続き…でも短編も読みたい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この巻を読んで、この著者の感覚が好きだなあと思えた。


自分の気持ちを改めて自覚するマルタ。


それを見てまんざらでもないバーチ。


楽しませる自信がなくてマリアンナを誘えないマルタと


その悩みをバーチに相談するやりとり。


その内容と、



恋について語るアンとジャックの男女の年の差


その内容。



当たり前のような事を改めてそうだよなと思わせるのは素敵だ。



オスタスに来て居場所を得たマルタ。


探偵の仕事もそれなりにこなせるようになって、


上手くいきかけていたかに見えた日々に


どんでん返し。


バーチが眉間を撃たれて死んじゃったよ!!どうなるの!?


ハラハラな展開で続く。


楽しくなって来た!

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2012年09月28日

Posted by ブクログ

サブタイ「恋の季節」の通り、進展します。
表紙もなんだか明るくて、今回はきゅんきゅん展開を進めるのかと思いきや、野梨原さんはやってくれました。
めっちゃ気になります!
これはこの巻だけで読んではいけない。
マルタの喪失感が痛いくらいに苦しかった。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

“「リッツは僕が守るよ」
何が出来るか自信はないけれど、マルタは心の底から素直に思い、素直に言って、素直に口に出した。
自分の心にある、静かに光る恒星のようなもの。
時々感じるその苦しいような熱さに、この時マルタは一人で誓った。
「リッツは僕が守る」
リッツは顔を真っ赤にしてひとつ震えた。泣きそうだった。
「だって、ほら」
マルタは大きく息を吸って、それからいつものように笑う。
「リッツがいないと、僕、生活できないよ」”

ええっと?
展開が意外すぎて。
えーっと、っと。
頭の芯が冷えていくような鳥肌。絶望に似た虚無感。
続きが気になる。
高校でのマルタの行動が好みだ。

“「待ってよ」
シェリーは淀みも、躊躇いもなく宣言する。
「つきましてはゲームの潤滑な進行を鑑みて『名探偵』カードの『カード戦争』における効力、登録を全て抹消することを決定いたします。今までの参加、ありがとうございました。またの参加をお待ちしております」
お願いだ待ってくれ。
僕から
オスタスを
奪わないでくれ。
その言葉は音にならなかった。
マルタの喉に張り付いて音にならなかった。
「以上、○○年○○月○○日『カード戦争』委員会」
やっぱり日付は聞き取れない。
『カード戦争』委員会の使う本当の言語は、翻訳出来ないのだ。
マルタの目の前が白くなっていく。
オスタスの春の空が。
気絶してオーガーに抱えられたままのリッツが。
血を流して動かないマリアンナが。
白く、かすんで、空気と、温度が変わる。
エアコンの風の匂い。
新建材の家。
見慣れた、自分の家のリビング。
マルタは十分ほども茫然と突っ立ったままだった。
そしてやがて、その場に座り込んで、両手をついた。
薄い合板だ。
ワックス仕上げの。
瞬きを忘れていたようで、目が熱い。
眼球に瞼が張り付いていると感じる。
そう思った途端目の奥が熱くなった。
「ああ」”

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2011年02月11日

Posted by ブクログ

感情の機微を描くのがうまいよね。マルタの人柄が好き。
なんかすっごい急展開でびっくりした。
全体的にぬおーっとしてるような気がするけど、びっくりした。

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2009年10月04日

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