服部京子のレビュー一覧

  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    とんでもない話だった。前作の終わりからして、3作目は「戦い」の巻になるだろうと思っていた。主人公が受けた傷に立ち向かう、そんな話になると思っていた。
    ところが読み進めていくと、これは確かに戦いだけど、思っていたのとは全然違う方へ話は転がっていく。
    ずしんと心が重い。この物語にはいろんな捉え方があると思う。

    個人的にはこんな展開になってしまったことが悲しい。これは、ハッピーエンドなのだろうか?私にはバッドエンドの様に思える。

    真に正しい、とはどうあることなのか。

    この終幕のあと、二人は取り戻せるのだろうか。守るために失ったものは、あまりにも大きすぎる。

    0
    2025年12月04日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    1作目の内容を全然覚えていなくて、冒頭ちょっと戸惑った。事件の本筋に入ってからはのめり込む様に読んで、読み終わって感慨に浸ってる。興味を引く事件、飽きさせず進んでいく展開、それから心に残る結末。一気読みした。
    ビップは優れた探偵役だけど、ヒーローじゃない。悩んで苦しみながら、事件をおいかける、一人の少女だ。彼女がもがく、等身大の様子に心奪われる。
    「事件」には綺麗な解決や終わりなんてない。物語としては幕を閉じても、誰かの心、その人生に爪痕を残す。それは時に悪意の輪となることもあれば、何か導きの様に人生を繋いでいくこともあるのだろう。ビップはこの先、どう消化して立ち向かっていくのかな。
    続編も読

    0
    2025年12月02日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なかなかショッキング。始終ドキドキしっぱなしでボリュームはあるけど後半は一気読み。これが良かったのかは分からないし、元通りにはならないけれど最後ちょっとだけホッとしてしまった。警察や司法をもっと信用できたら、、もっと機能してたらこんなことにはならなかったのにと思ってしまう。これを一生背負って生きていくのは罪を犯した人間なら当然ではあるけれど、ピップがラヴィや家族や友達とまた笑って過ごすことができたらいいな。
    3部作完結!面白かったー。あの頃のピップが好き!

    0
    2025年11月12日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    すっごくおもしろかったけど、ピップの気持ちを考えると辛すぎる気持ちになりました。
    謎を解く度に、幸せにならないのはしょうがないかもしれないけれど、それでもやるせなさすぎる…。
    今回の作品では、第1作よりもピップの行動が色々な意味で大胆で驚かせられました。
    次回作で完結するので、今後の展開がとても気になるので早く読みたいです。

    0
    2025年11月06日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    一言。

    マジか、といった感想。

    前半はなんとなく退屈でしたけどね。一気に後半まくし立てたね。ラヴィとはこれでいいのかー、と思ったが最後に「アラッ」って。

    前作前々作がしっかりつながるんだねー。

    0
    2025年10月15日
  • 夜明けまでに誰かが

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    が、前回の三部作同様重い…
    これでYA(ヤングアダルト)小説とは。

    予想しつつ読み進めていて、役割ごとに目星をつけてた人物は当たってたけど、予想外なとこもあったし、それぞれの人物の役割がうまくおさまってる感じがした。

    とても厚い本で、正直事件が起きるまでは少し集中できなかったけど、事件が起きた後は一気読みだった。
    ずっと主人公目線のリアルタイムで物語が進み、過去のシーンになったり、別地点の話は一切なし。
    それがスリリングで読むのをやめられなかった。

    最後、悪い奴は捕まったけど、スカッとハッピーエンド!とは思えなかった。
    物語のラストとしての評価ではなく、胸糞な登場人物がどこ

    0
    2026年04月15日
  • 夜明けまでに誰かが

    購入済み

    一気読みできる環境で是非!

    春休みの旅行中、狙撃者からRVに閉じ込められた若者達。狙撃者からある人物の秘密を明かされるよう要求されるが……
    「自由研究には向かない殺人」3部作のホリー・ジャクソンの作品だけあって一筋縄ではいかないサスペンス!後半の目まぐるしい展開にはページを捲る手が止まらなくなるので、一気読みできる環境をおすすめします。

    #怖い #ドキドキハラハラ #感動する

    0
    2025年10月07日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    シリーズ第2弾、今回も期待を裏切らず面白かった!もう探偵まがいな事はやらないと決めたピップだったけど友達からあんなに頼まれたら引き受けちゃうよね〜。引き続き若さ特有の行動力でどんどん突き進んでいく。ポッドキャストやSNSでの調査も今っぽくて新鮮。最後に負った心の傷は自分だったら病んでしまうな。

    0
    2025年09月30日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作を超えるくらい面白かったです。
    前作は過去の事件に向かい合いましたが、今回は現在起きている事件。
    後半は驚きの展開でした。

    0
    2025年09月30日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    「自由研究には向かない殺人」続編!
    前回から引き続き今回も最高でした。
    ピップが住む街のなかでまた事件が起きるのだが、嫌な閉塞感などがなく、本当に風通しが良く話が進み読んでいて、真相に近づくにつれ映像で見ているかのごとくテンポよく読めてしまう!
    三部作目も購入済なので、間を挟んでからまた満を持してリトルキルトンに戻ってこようと思う。

    0
    2025年09月16日
  • こうしてぼくはスパイになった

    Posted by ブクログ

    1944年、第二次世界大戦時のロンドンはナチス・ドイツの空襲が続いていた。13歳のバーティは空襲警報を受け、民間防衛隊の伝令係として、自転車のカゴに愛犬で救助犬のリトル・ルーを乗せて出発した。その道中、アメリカ人の少女エレノアとぶつかってしまう。彼女が立ち去った後にはある一冊のノートが残されていた。そのノートには秘密諜報員の訓練と謎の暗号が書かれていたー。

    数年前話題になった『自由研究には向かない殺人』を訳した服部京子さんが訳してるから絶対面白いだろなー、子どもってスパイものに弱いよなーと思い手に取った。

    シャーロック・ホームズに憧れながらも、ちょっと頼りなく心に深い傷のあるバーティとしっ

    0
    2025年09月09日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    あまりにも「自由研究には向かない殺人」が面白かったので早くこちらが読みたくてうずうずしていたけど、読んでみたら期待を裏切らず一気読みしてしまった。小さな町の中ですっかり有名人となったピップがまた大活躍。
    前作からの流れや共通の登場人物が多いので、忘れっぽい私はあまり日を置かないで読めてよかった。

    1
    2025年09月07日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ピップ3部作ついに完結。
    まさかの展開に衝撃を受けた。まさかそうくるとは…。
    手に汗握りながら最後まで読んだ。
    すごい小説だったな。読めてよかった。この気持ちを私はこれから先もずっと忘れないと思う。

    0
    2025年08月26日
  • 受験生は謎解きに向かない

    Posted by ブクログ

    まだ仲良かったころのピップたちがマダミスに挑戦する、シリーズ前日弾。電子機器の封印と役になりきっての謎解きなので、純粋にピップの推理力を楽しめるフーダニットになってて面白い。

    0
    2025年05月04日
  • 誰かが嘘をついている

    Posted by ブクログ

    めっっちゃくちゃ良かった。
    『自由研究には向かない殺人』とかの雰囲気が好きな方には超おすすめ。訳も同じ服部京子さんだし。

    居残り教室に集められた5人のうち、1人が死ぬ。
    死んだ1人は高校内のゴシップを集めたアプリを運営しており、4人は秘密を握られていた。
    果たして「誰が」嘘をついているのか???

    というあらすじで、残された4人が一人ずつ視点人物となる章を交互に織り交ぜ、物語が進む。
    群像劇!高校生!アメリカ!そしてミステリ!!
    という、要素だけ見てもわたしが好きな物てんこ盛りだったのだが、予想以上に面白かったし、やっぱりミステリでもそうじゃなくてもYAは独特の楽しさがあるなとあらためて思っ

    0
    2025年05月03日
  • ボブという名のストリート・キャット

    Posted by ブクログ

    ボブ、愛おしすぎる。
    猫好きなら絶対に読んでほしい。

    私はたまたま映画を観て、エンドロールで実話と知って急いで原作本を購入。一気読みした(映画とほとんど変わらない内容で安心した)。

    作者のジェームズ・ボーエンさんは、音楽で生きていく夢が途絶え、路上生活者となり薬物中毒者に。

    そんなどん底と思える暮らしの中、茶トラの野良猫に出会う。どこにでもありそうな人と猫との出会い。

    でも、この二人(正確には一人と一匹)の出会いは運命だったのでは?と思えるほどの深い絆が次第に生まれてゆく。

    二人に起こるエピソードは、いいことばかりではない。社会的弱者に対する世の中の風当たりが強さ、簡単には抜け出せな

    0
    2025年03月01日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰かにとっての正義が、誰かにとっての悪になるかもしれない。それを定義付けるのは社会的には刑事司法制度なのかもしれない。でもそれだって人が定めたものだから常に誰にとっても平等でいることは不可能。そんな中でピップはピップの正義を貫いただけなのかもしれない。
    私が「人を殺すのはだめ」と思っているのは自分や周りが誰かに人生を狂わされたことがないからなだけで、自分や大切な誰かの人生が1人の人間に狂わされたら、ピップと同じような考えになるのかもしれない。物語の主人公が常に社会に対して公平であるとは限らないし、実際悪事を働いた人物は最終的には悪だと見なされて、無実の人間は釈放された。これからピップの周りは平

    0
    2025年08月30日
  • 詐欺師はもう嘘をつかない

    Posted by ブクログ

    友人とたまたま訪れた銀行で強盗から人質にされてしまった少女が、ロマンス詐欺師の母から教わった技術・技能を駆使して窮地から脱するべく奮闘する、というヤングアダルト・スパイアクション小説。
    謎解きがあるミステリ小説ではない。
    主人公が母親から詐欺師として育てられたという生い立ちから「特殊な技能を身に付けた主人公が無双する!」というストーリーなのかと思っていたが、そんな育児は児童虐待であるという観点からのストーリー展開で、母の結婚詐欺に加担するため名前や性格を案件ごとに変えさせられてアイデンティティの確立に主人公が悩む。
    非常に面白く読めた。

    0
    2024年10月19日
  • 車椅子探偵の幸運な日々

    Posted by ブクログ

    この本を読めたこと、LUCKYでした!とても優しくて素晴らしい作品。出来れば若い人や学生さんに読んでほしいかな。
    乱暴なくくりだけど、ハンチバックが闇ならこちらは光。光を選びたい。

    0
    2024年10月09日
  • 車椅子探偵の幸運な日々

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『朽ちるマンション 老いる住民』(朝日新聞取材班)、『車いすにのったらどうなるの?』(ハリエット・ブランドル)を読んでいて、【車椅子の人の生活はどんなものなのか?】と気になった時に見つけた『車椅子探偵の幸運な日々』(ウィル・リーチ)。

    学生の時に車椅子の体験(乗る側・押す側両方)をした事はあるけれど、そこから見えるものはまだまだ少ない。

    それに乗る人を外で見る事が何回かあるものの、それもまたワンシーンを切り取ったものに過ぎない。

    小説という物語形式なら、その描写が多少描かれているのではないか?と思って手に取ったのですが、

    もうちょっとどころじゃなくてすごかった。

    私が今までに読んでき

    0
    2024年10月08日