服部京子のレビュー一覧
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高校生の女の子が5年前に自分の街で起きた殺人事件の真相についてを自由研究のテーマにするといういまだかつて聞いたことがない内容にグイグイと引き込まれていった。
主人公が取材や調べたことがテキストやボードなどでまとめていくうちに読者も主人公と一緒に事件を追っている錯覚におちいるぐらいよく出来ている。
犬好きには後半きついところがありますが、580ページの長編でもハラハラドキドキの連続で長さを感じさせません!
ちょいちょい入れてくるアメリカンジョークもクセになります 笑
欲を言えば、やっぱり轢き逃げの事件は私情を入れずにちゃんと公にするべきだったと思うけど、そこは刑事じゃなく女子高生って立場だからこその見解なのかな。 -
Posted by ブクログ
親友が殺された夜、ドレスは血に塗れ、彼女の爪には親友の皮膚が挟まっていた。自分が親友を殺してしまったのか?その時の記憶はまったく無かった。
そんな田舎町の事件は、5年も経てば忘れられる。しかし、人気ポッドキャスターが取り上げたことで、主人公は暗い過去へと引き戻されていくミステリー。
読者を揺さぶり続けるというより、どんどん味付けが変わるような印象。当たりの海外ドラマをみつけたような気がした。ポッドキャストのインタビュー形式の会話が間に入るのが、上手いテンポを作っていたのかもしれない。
文句なしに面白い。今年読むべき一冊なのは、間違いないだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回の事件は、友人のコナーの兄ジェイミーの捜索といううものだった。前回の事件から引き継がれている感情や周りの人間との関係性が、ピップを助けまたは苦しめていると感じた。
当然のことながら、この失踪事件はただの失踪にとどまらず、過去のティーンエイジャー殺人事件とつながる大きな物となっていた。
前回同様インタビューを使い、今回からはポッドキャストを使用することで、広く情報を集めているのが、ほかの探偵ではあまり見ないもので面白かった!
最終的には、ピップの心にさらに大きな傷跡が残る結果となったが、周りのラビやカーラ、両親の支えのもと、高校生らしく幸せな日々を送れるようにと切に感じました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ1歩外に出たら殺されるシチュエーション、なぜか犯人に自分たちの行動が筒抜けになってる、が積み重なって追い詰められてく様子がめちゃリアルだった。
どんどん追い詰められて、精神的に参ってきて、疑心暗鬼になって、半狂乱になる人もいて、何が正解で何が間違いか分からなくなる状況。心拍数上がりまくりでずっと読んでた。
細切れで読んでたけど、絶対これは一気読みするべきだった。心拍数が収まるとスリリングさが半減しちゃう気がする。
最初はただただ脱出劇たと思ったけど、過去に対する後悔や懺悔がとめどなくでてきて、罪の意識の話だな、と思った。親が殺されたのが自分のせいだと思ってしまってる主人公、痛々しくて可哀想だった。悪いのはどう考えても犯人なのに。
頼れるリーダーだったオリヴァーが、追い詰められてどんどん独裁的になってきて、いくら追い詰められたとはいえ、イライラした。これはもう将来モラハラ男決定。人の話は聞かない、自分の考えがいつでも何でも正しいと思ってる、とりあえず怒鳴り散らかす。人の本性って怖い。
マディのすべてを知った上でレッドに寄り添う心情を考えたら泣けてくる。自分の親が親友の親を殺すなんてよく誰にも言わずに自分の心の中だけにとどめて過ごせたな、と思う。
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Posted by ブクログ
ピップシリーズ、完結編。
いやー、まさかの展開にびっくり。
ピップの取った判断、行動は、結果としてどうだったんだろう。
それからも、起こったかもしれない悲劇を、食い止められたのかもしれない。
連鎖を断ち切れたのかもしれない。
しかし、しかし…
よく、まぁ、作者は思い切ったストーリーを作ったもんだ、と感心する。
ただ、ただ、すごい。
ピップの仲間たちがいいなー。
みんなの愛情を感じる。
今まで、ピップがたくさんの友達を助けてきたから。
これで、ホントに終わり?
もう少し、続きが読みたい気もするし、もう静かに平和に暮らして欲しいとも思う。
とにかく、面白かった! -
Posted by ブクログ
ネタバレ感想がいきなりネタバレで申し訳ないけど、あーよかった〜ってエンド。
よかった、このエンドでよかったよ〜
なんか、読みながら小規模ながら構成が「方舟」に似てるなーって思って、途中からドキドキしてたから。
え、もしかしてこれ?ってね。
小規模な、方舟。
これはキャラクターの数だけじゃないし、場所でもない。
構成がね、コンパクト。脇見をせずにまっすぐ進むし主人公も最初から最後まで正しくひとり。
ただし、そのドッキリ度はなかなかのもの。
ジグザグジグ。
こんな感じで物語が揺れる。
最後の最後が犯人からのメールってのが、うーん。
主人公の反応が見たかったな、と思ったんだけど、それは余韻を残したってことなんだろうか。