服部京子のレビュー一覧
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匿名
謝辞まで読んで
3「卒業生」は、1「自由研究」2「優等生」に続く3部作のため、
興味を持った方は必ず、必ずですよ、
1作目の自由研究から順に読み始めることをオススメします。
1作目の時点では物語として成立していたのに、見事に続編へと、
切っても切り離せないほど強く結びついた物語を書けたものだなあと感心しきりです。
1作目は割と普通の青春ミステリ。
2作目もその域を出なかったけれど、
3作目は衝撃。
予想出来ない展開、手に汗握る心理戦、もし失敗したら…
とんでもない緊迫感でした。
ピップがここまでする動機が1巻2巻、3巻まで及んで丁寧に描かれているため、
どっぷりハマり込みました。
賛“否“両論あった? -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったー!
読むにしてもジュヴナイルはもう感情移入できないやちょっとねゴメンナサイネというお年頃。面白いという話は聞いていたが高校生か、と、遠い目でやり過ごしておりました。うーん、そのあたしを殴りたい!
なんとなく覚えていてまとめ買いの1冊としてカートに追加。寝る前に読むか…で、まさにノンストップで読み切りました。次の日にたまたま有給だった自分、グッジョブ。
面白かった!
事件としては全員が仲良しグループというわけでもない集められた居残り高校生のうち一名がアナフィラキシーショックで死亡。犯人は誰?という作りで、シチュエーション的には嘘つきの大学生とかと近いのかなと思ってたけど、1人ず -
Posted by ブクログ
★5 難病を抱えた青年が、死と直面しながらも行方不明の女性を探す探偵小説 #車椅子探偵の幸運な日々
■あらすじ
主人公ダニエルは脊髄性筋萎縮症(SMA)を患っている青年。彼は電動車椅子で生活しており、常に呼吸停止状態になってしまう危険性があった。ある朝、彼が外を眺めていると、若い女性が車に乗り込む様子を目撃する。その後、その女性は行方不明になってしまったことが判明し、彼はSNSを使って独自の調査を開始するのだった…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 いい作品を翻訳してくれました。難病に苦しむ青年の切なさを、コミカルかつ生き生きと描いた素晴らしい作品です。
脊髄性筋萎縮症(SMA)という -
購入済み
自由研究には向かない殺人シリーズの三作目で完結編です。今までの作品よりも不安に満ちていてダークな作品でした。
ピップ視点で臨場感を持って語られ、彼女の焦燥感や苦しみに共感させられるため、途中読むのが辛くなりしばらく寝かせてから読了しました。
一作品目から突出していた彼女の正義感が強くなりすぎた結果がこの結末を導きました。最後に読後爽やかな気持ちになれる要素が描かれましたが、行き過ぎた正義感は彼女自身や周囲の人を強く苦しめたことを思うと、決してハッピーエンドではありませんでした。
ティーン向けのミステリから社会問題を提起する作者の意図を感じ素晴らしい作品でした。 -
購入済み
自由研究には向かない殺人の続編です。
前作から時をおかず、ピップは新たな謎に挑むことになります。様々な悲劇や恐怖を経験したピップは、躊躇いながらも自分の中の強い感情に導かれるようにして依頼を引き受けます。
Tinderやpodcastなど現代らしいアイテムを使って描かれる現代的なミステリーで共感できます。
本国では三作目が刊行されているようなので、翻訳されるのが楽しみです。
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Posted by ブクログ
前作でバスキング(路上演奏)から抜け出し、ビッグイッシューの販売員として一躍スターとなったジェームズとボブ。以前に比べて生活は良くなったものの、路上で仕事をすることに変わりわなく、危険な目に遭ったり、嫉妬による嫌がらせを受けたり、さらには健康上の問題も発生したりと、次から次へと困難が立ちはだかる。
ただ、彼にはボブがいてくれた。ジェームズが言うように、ボブには自分の意思があり、自分でジェームズといることを選択していて、それはボブがジェームズを心から信頼しているということ。それにとやかく文句を言う資格は誰にもない。
ボブがいることでジェームズの責任感はより強くなり、トラブルに巻き込まれても冷 -
Posted by ブクログ
もう何年も前に読んだ原書「A Street Cat Named Bob」を翻訳版でおさらい。
薬物に溺れ、社会から疎外されたようにその日暮らしをしていたジェームス。そんな彼のもとにどこからともなく現れ、彼を支え導く存在となったボブ。二人の出会いは本当に運命だったのだと思う。
ロンドンでの路上生活の過酷さは読んでいて悲しくなるけれど、ボブと出会ってから人々との関りを少しずつ築いていくジェームスの姿には元気をもらえた。嫌な人ももちろんいるけど、それ以上に気にかけてくれたり、支えてくれる人は世の中にたくさんいる。でもそれはボブだけの力ではなく、ジェームズ自身の努力があったからこそだと思う。
ボ -
Posted by ブクログ
★5 事件に巻き込まれた高校生たち 嘘がヤングアダルトから大人へ成長させる #誰かが嘘をついている
■レビュー
どこにでもいそうな現代の高校生たちの青春群像劇。殺人事件に巻き込まれてしまった若者たちの苦悩、果たして彼らの未来はどうなるのか。
面白いっ ★5 登場人物たちが良すぎ!
ブロンウィン:優等生で真面目、妹思いのお嬢様
ネイト:素直になれないワルで、世間からの疎まれ者
クーパー:イケメンスポーツマン、学校一の人気者
アディ:彼氏にべったり、自分に自信がない女の子
もう、これだけでワクワクするでしょ。
特に超推しなのがアディ。
彼女は辛いことがいっぱいあったけど、この事件で成 -
Posted by ブクログ
とても素敵な本だった。
ホームレスで麻薬中毒という人生のどん底にいた青年ジェームズが、一匹の野良猫に出会ってからの物語(実話)。
一匹狼だったジェームズにとって、猫と生活を共にすると決意したことによって生まれた責任感と幸福感が、自分に自信を持たせ、人生を立て直す大きな転換となった。この辺の転換と心の動きが、私の家にも猫がいるだけに、とてもよくわかる。それくらい猫には不思議な力と魅力があるということ。
これはイギリスの本だけど、一度社会からドロップアウトしてしまうと、そこから立て直すのは難しい…というのは日本でも本当に同じことだと思う。イギリスでは政府がホームレスを支援する義務があるらしいけ -
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購入済み
とても、面白かった!
イギリスの小さな町の秘密を明かす物語。
寝る間を惜しんで読みたくなるようなミステリでした。
5年前の事件をSNSやデジタルデバイスを駆使して調べるのが、現代のミステリという感じで面白かったです。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレおすすめ作品。
アメリカン・ドリームを胸に韓国から移住してきたパク一家の営む高濃度酸素摂取による医療施設ミラクル・サブマリン。
とある夏の夜、自閉症の子どもや不妊症治療の患者への処置を行っていた最中に悲劇が起きる。
酸素ボンベの近くでの放火を原因とする火災を伴う爆発事故。
死者2名、重傷者多数の大惨事に。
一年後、法廷で訴追を受けていたのは亡くなった子どもの母親エリザベスだった。
いわゆる法廷ミステリの部類だが、一味違う。
渡米韓国人の苦難、障がいを持つ親の生活と揺れ動く胸の内、目まぐるしく局面の変わる法廷劇。
いずれの要素についても著者自身の経験に基づき、よく書き込めているかつ、バラン -
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