服部京子のレビュー一覧

  • せつない動物図鑑

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    ユーモラスな絵とこれもユーモラスな文の組み合わせ
    子供に読ませたい本
    クジャクのオスがモテるふりをしてメスをひっかけるくだりは面白かった

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    2026年01月08日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    第二次世界大戦中のロンドンにおいて、少年少女+救助犬が難読暗号の解読に挑む、推理×友情×アニマルセラピーを味わえる一挙両得以上の物語だと思った
    軽く読めるものの戦争背景はハラハラで、暗号問題も読者挑戦ができて楽しい

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    2025年12月07日
  • 優等生は探偵に向かない

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    街の、何年も前の殺人事件の真犯人を解決したピップのその後の物語。
    よくある推理ものだと、ヒーロー扱いや軽い嫉妬くらいだけど、この作品はその辺の描写が良いなと感じた。
    「自由研究」で逮捕された真犯人である、昔から知る親友の父親への葛藤。自分の捜索のせいで失われた愛犬への悲しみと申し訳なさ。単なる「被害者家族」ではなく、歪さを指摘された遺族からの疎ましげな眼差し。小さな街をかき乱されたと恨んげに見つめる人々の視線。マックス・へスティングの裁判。
     イギリスの小さなまちの片隅で、ピップの人生は「自由研究」のあとも続いているんだと感じられた。

    もう探偵ごっこは二度としないと違うピップだったけど、友人

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    2025年11月13日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    歴史物の児童書を多く書いているデボラ・ホプキンソンの作品。歴史部分をかっちり描いているので、子どもの本らしいほわっとしたところもありつつ、とても軽快にさわやかに読める。オーバーロード作戦のDデイ前夜の様子をイギリスの視点から見るというのは、わたしにはなかなか新鮮で面白かった。

    と同時に、いつも食べ物が欠乏していること、不可抗力の出来事でも深い心の傷を負ってしまうこと、誰のことも信じられなくなってしまうことなど、戦争の残酷さもきちんと描かれている。

    じつは、スパイものってちょっと苦手なので(うそをつかなきゃならないし、裏切りも必ず入ってくるので)どうかなと思っていたけど、スパイじゃなかった(

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    2025年11月05日
  • 優等生は探偵に向かない

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    関わったであろう人々へのインタビューに、それと調査内容をベースとしたPodcast。さらにはSNSの活用としっかりと現代が舞台になっていて、やっぱり斬新というか新鮮さがある。けど王道パターンを崩しているわけでもなくて、本当によく出来ているなと。

    前作からほぼ地続きになった続編で、舞台は当然リトルキルトンだし、登場する人もほぼ同じ。物語冒頭ではマックスの件がまだ続いている。これってちょっと不思議な感覚というか、あんまり経験がない展開かもしれない。人間関係の移り変わりが物語上かなり重要だったりもするし、そこが面白さの一つでもある。逆の作用として、アントみたいな人は出てくるたびにより一層嫌いになっ

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    2025年10月19日
  • 卒業生には向かない真実

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    ピップ・フィッツ=アモービーは、高校を卒業したばかりの少女。かつて二度の事件を解決した“天才女子高校生探偵”として知られるが、その経験は彼女に深い心の傷を残していた。
    前作での連続殺人事件の後、彼女は不安障害やPTSDに苦しみ、過去の事件の記憶にたびたび悩まされている。大学進学を控えながらも、心の平穏を取り戻すことはできず、ポッドキャストを通じて事件を語ることだけが日常の支えとなっていた。

    そんなある日、ピップのもとに匿名の脅迫メッセージが届く。
    「前にやったように、また人を殺すのか?」
    送り主は彼女の行動を監視しているかのようで、次第に彼女の家の前に奇妙な足跡が現れ、誰かが後をつけている形

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    2025年12月23日
  • 優等生は探偵に向かない

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    舞台は、イギリスの小さな町・リトル・キルトン。5年前、この町で高校生の少女 アンディ・ベル が失踪し、まもなく同級生の サル・シン が自殺した。警察は「サルがアンディを殺害して自ら命を絶った」として事件を終結させたが、サルの罪を証明する決定的な証拠は見つからなかった。
    高校生の ピップ・フィッツ=アモービー は、この事件にずっと疑問を抱いていた。サルは誰からも慕われる優等生で、彼が殺人犯だったとはどうしても思えなかったのだ。

    大学進学を控えたピップは、卒業研究(課題)として「リトル・キルトン事件」を再調査することを決意する。彼女はサルの弟 ラヴィ と協力し、当時の関係者に取材を重ね、SNSの

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    2025年12月23日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    読むのが辛すぎて、読み切るのに1ヶ月もかかってしまった。
    まさかのピップが殺人犯になり、しかもその罪をマックスになすり付けるとは、、、衝撃すぎる。
    読みながら、(ピップもうやめて!まだ戻れる!)と思い続けたが、ピップはやり遂げてしまった。
    ピップには本当に本当の普通の幸せを取り戻してほしかったな。
    本作も面白かったが心臓に悪い展開でした。

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    2025年09月30日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    2作目までで、ピップに感情移入し過ぎて読むの辛かった

    良かった点
    ・これまで事実と思われたことの真実
    (アンディの日記HH、ジェイソンから逃げる本当の理由、サルへの気持ち)
    ・ピップが警察への不信感を募らせていく描写の丁寧さ

    嫌な点
    ・チャーリー・グリーンあっさり過ぎる
    ・ピップの件だけ鋭いホーキンス
    ・ピップが人を殺してしまった

     『カーテン』『名探偵の掟』とか既にあるから、名探偵の主人公が犯人になるのはまあ、、、って感じやけど、別の奴に罪をなすりつけるのは、、、。いくらマックスとはいえ結構ショックやった。ただ作者の源流に司法制度への警鐘、怒り、失望があったようなので、ピップにその代弁

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    2025年09月25日
  • 優等生は探偵に向かない

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    ネタバレ

    物語の導入に、前作の流れを説明してくれるのは親切

    警察がめちゃくちゃ無能なだけで、正直警察が本格的に取りかかっていればもっと早く解決していた事件ではある
    それを何の権限もない現役高校生が調査するから調査に様々な困難が生じる。本作の謎解きにおける関門はほぼそういう類のもので、凝ったトリックなどはない。他人のなりすましくらいである

    面白いのは、現役高校生が小さな街で、このような事件を解決しようとするそれに付随する事件外のトラブル、主に人間関係のトラブルである。
    1人の若き才能が本気を出すことによる、周囲からの妬みやっかみ嫉妬。今作ではpodcastもやってしまっているので全英、全世界から気分の

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    2025年09月17日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    ピップが序盤から精神的にぎりぎりで、これからどうなっちゃうの?という気持ちだったけど、まさかの展開に驚愕。

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    2025年09月08日
  • 優等生は探偵に向かない

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    前作と変わらず、ストーリーのテンポがよくて先が気になって一気に読んでしまう。
    調査方法が現代的で馴染み深くてそこも読みやすいし、途中に挟まれている周辺地図や図解があったりして物語に入り込みやすい。

    失踪事件の調査とだけあって明るい話ではないけれど、ピップ×ラヴィコンビの掛け合いが唯一の癒しだった。

    「自由研究には向かない殺人」のあらすじは最初のページに振り返りとして書かれているけど、細かい場面の伏線回収等もちょこちょこ出てくるので、前作を読んでから本作を読んだ方が絶対にいい。

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    2025年09月07日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ピップの利己主義で融通の利かなさを感じてしまい、やっぱりこの子苦手だと思った。
    話としてはめっちゃ面白い!あとすごく薄いのですぐ読み終わる!

    いまの世の中はあまりにも理不尽で正義がなされてないってのがこのシリーズの作者のメッセージなんだろなー。

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    2025年09月07日
  • 優等生は探偵に向かない

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    自由研究には向かない殺人事件の続編。前作の記憶が曖昧な状態だったけど、冒頭10ページくらいでめちゃ×2丁寧なネタバレ振り返りがあったので助かった笑。友達の兄の失踪の謎を追いかける本作ですが、緻密に巡らされた伏線の怒涛の回収は見事だったし、全く想像できなかった結末だった。しかし、切ないラストです。。前作の事件を経て成長したピップ、今回の事件でも挫けず再起する姿を見たい。ということで続編面白いので読む!

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    2025年08月29日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    自由研究には向かない殺人シリーズ3部作の前日譚。
    3部作を読んでいなくても楽しめる。読んでいても楽しめる。短い物語りだが、手の込んだ推理が楽しめる一冊

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    2025年08月18日
  • 夜明けまでに誰かが

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    「卒業生には向かない真実」が、私は面白さよりショックの方が上回ってしまっていたので、本書は読むかどうか迷っていたのですが…書店で平積みを見掛けたらやっぱり気になり、手に取った。

    キャンピングカーに閉じ込められた6人の学生。その中の「誰かが抱える秘密」を暴かなければ、狙撃者に皆殺しにされてしまう。タイムリミットは、夜明けまでの数時間!6人の運命はー…?

    主人公レッドの語りで進む物語。
    彼女の語りに序盤から不穏さを感じ、キャンピングカー内で次々起こる不可解な出来事に、ドキドキハラハラしながら読み進めた。

    中盤から、読む手が止まらなくなり…
    徐々に明かされる「誰かが抱える秘密」、その先にある真

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    2026年04月29日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    【2025年94冊目】
    試験がひと段落した高校生のピップは友人に誘われ、マーダーミステリーに参加することに。頭の中は次に取りかからなくてはならない自由研究のことでいっぱいなピップは、最初は気乗りしないものの徐々に謎解きゲームにのめり込んでいく。自由研究には向かない殺人シリーズ前日譚。

    3作目がものすっごく分厚かったこともあって、手に取った時思わず「薄っっす」と呟いていましたが、薄くても中味は充分濃くて楽しく読めました。登場人物名と、それぞれがマーダーミステリーでなりきる人物名が混ざった状態で書かれているのでたまに混乱しましたが、本編よりも限られた数しかキャラクターが登場しなかったので何とかな

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    2025年08月08日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    イギリスがドイツと戦争をしていた時代 父親と暮らすバーティは相棒である犬のルーと民間防衛隊として人命救助にあたっていた。 そんな時に出会ったアメリカ人の女の子、そしてナチスドイツの虐殺が逃れてきたユダヤ人の友達デイブイトと三人で秘密諜報員がノートに残した暗号を解いていく。

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    2025年07月28日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    戦時中のロンドンが舞台。
    大人ができなかったことを、子供たちが力を合わせてやり遂げたことに感動。小さいわんこの活躍にキュンとする。
    暗号解読部分もあって、謎解きが好きなヤングアダルトにおすすめしたくなる。

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    2025年06月22日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    少年がスパイになったのか??とワクワクしながら読む。
    大人顔負けの暗号解読に1人ではムリな事でも知恵を出し合い、時には大人に相談するという信頼と友情とそして戦時下でも生きていく強さを持つ大切さを感じることができる。今は戦時下ではないが物価の高騰に加え、働き方改革で残業が制限されて貧困にピッタリの現代でも生きる力や子どもたちのたくましさをこの本から得られたらなぁと思う。

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    2025年06月02日