服部京子のレビュー一覧

  • 卒業生には向かない真実

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    息苦しくなるほどの正義という檻がピップを苛む。誰もが歪んだ正義を憎んでいて、正したいと思って苦しんでいる。だからといって、世界が変わらないから自分が変えるということは、決してルールの逸脱の理由にはならない。三部作を通じて、描かれ続けた一つの事件が尾を引くことの痛ましさ。全てが環として回り続ける。この作品も三部作の最後であり、また別の物語の始まりになる。終盤、ひたすらに情緒を掻き乱されながらピップと共に辿り着く日常の尊さの再認識。こんなにも矛盾した感情をどう落ち着けたらいいのか分からない。

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    2026年03月09日
  • 自由研究には向かない殺人

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    スリルある展開に読む手が止まらない。主人公ピップと同じ目線で少しずつ点と点がつながっていく構成が好みだった。10代ならではのユーモアに富んだやりとりもシリアスなシーンと重層的に描かれて飽きがこない。 自由研究と聞くと好奇心が動機に見えるが、本当の動機が表れる中盤、そのひたむきさを応援したい気持ちが強くなる。謎が解き明かされないことで苦しむ人もいれば、謎を解き明かすことで苦しむ人もいる。その葛藤のなかでも真っ当に扱われるべき人の救済を一番に据えるピップの芯の強さに胸打たれる

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    2026年03月09日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    1作目の前日譚ということで1作目のあとに読んだけど、それでよかった。 本編3作読み終わったあとだったら、温度差で風引くとこだった。

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    2026年02月28日
  • 卒業生には向かない真実

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    ああああああ... なんでぇぇ... どうしてぇぇ...って思いながら読んだ。
    今までの経験から警察も司法も信じられなくなってしまう主人公に、最大の試練が訪れる。決して正解ではないと分かりながらも、それ以外の選択肢がないほど追い詰められる主人公。心えぐられます。恋人や親友、今まで救ってきた人たちとの絆が痛々しくも何よりの救い。

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    2026年02月28日
  • 優等生は探偵に向かない

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    もう事件に首を突っ込まないと決めていた が、友人からの懇願と自分の直感を信じ、再び事件を解決するために調査に乗り出す。前作より身近に忍び寄る危機に、友人との不和など少し不穏な雰囲気で進みなが らも、読む手は止まらない。あまりにも深 い傷を負う主人公に思わず心臓がきゅっとなった。

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    2026年02月28日
  • 卒業生には向かない真実

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    なんなのこれは。
    というのが読後の感想。
    前の2つでは直向きに事件を追ってたピップが、今作では前作のトラウマで苦しんでるし、中盤では自分もそれまで追ってた側に行ってしまうし。
    法治国家にいる私にはこの展開に全然光を見出せないんだけど、それを考えてもピップが本当の意味で救われてないと思う。

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    2026年02月24日
  • 自由研究には向かない殺人

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    久々に読んだ翻訳ミステリ。探偵役はSNSを駆使する今時の女子高生・ピップ。ピップの危なっかしくも勇気ある行動力にハラハラしながら読み進めました。二転三転する真相に、中盤からグッと面白くなった印象。映像作品や続編も気になります。

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    2026年02月23日
  • 夜明けまでに誰かが

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    前作までの“向かないシリーズ“を読んでいたから、どうせ今作もえげつない展開が待っているんだろうな…と思いつつ読み進める。
    中盤まではそこまで大きな展開はなく、「今作はそうでもないのか」と思ったのも束の間、案の定、終盤で怒涛の展開が繰り広げられる。
    途中までのモヤモヤした気持ちを最後払拭してくれてスッキリはするものの、「もうやめてくれー!」と思うほどにこてんぱんになる。
    やはりこの作者さんにかかるとただでは済まないんだなぁ…。

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    2026年02月23日
  • 夜明けまでに誰かが

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    ネタバレ

    自由研究シリーズでもそうだったけどホリー・ジャクソンさんは極限状況研究シリーズでもそうだったけどホリー・ジャクソンさんは極限状況での緊迫感とウザいキャラを描くのが本当に上手い。前作のマックス・ヘイスティングスも今作のオリヴァーも殺したくなるくらい憎たらしい。終盤はページをめくる手が止まらない。

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    2026年02月18日
  • 自由研究には向かない殺人

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    ネタバレ

    高校の自由研究のなかで過去の殺人事件に迫るという新鮮な設定に、高校生ならではの向こう見ずな行動や友人関係なども相まって、主人公のキャラクターも立ったストーリーだった。肝心の謎解きに関しても、一筋縄ではいかない展開に、後半は先に先にと手が進んだ。訳も自然で、描写に面白いと思うシーンもあり、翻訳小説という感じがあまりしなかった。続編もあるということで、追っていきたい。

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    2026年02月15日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    三部作を読んだ後に読む「自由研究には向かない殺人」前日譚。
    短いけれど十分面白かったです。
    朝ドラヒロインのようだったピップがここにいる!

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    2026年02月15日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    かわいい表紙に惹かれて購入した翻訳ミステリ。

    でも、ストーリーの舞台はは第二次世界大戦中のロンドン。
    ナチス・ドイツ、ヒトラーによるユダヤ人制圧の最中のこと。
    この本を読みながら、改めて当時の悲惨さを思い浮かべると気持ちも沈みがちだが、フィクションとして興味深く読ませてもらった。

    実在した歴史上の人物も何人か登場したり、実際に諜報員が使ったと言われる暗号も出てくる。(もっと複雑だったらしい)

    そんなシビアな状況で、事件を解決していく主人公が、13歳の少年パーティと仲間たち。
    相棒の救助犬リトル・リーと一緒に、活躍する姿が頼もしい。
    ちょっと失敗するところが、読み手も気持ちが緩んでいい。

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    2026年02月14日
  • 夜明けまでに誰かが

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    ホリー・ジャクソンと言えば【自由研究に向い無い殺人】を筆頭とした人気シリーズが代表的です!!

    今作【夜明けまでに誰かが】はそんな人気シリーズの次に出る作品でプレッシャーもあったと思いますが、見事に新たな作品が産まれました!

    密室、タイムリミット、ミステリー、サスペンス等色々な要素がある作品で、何よりも『読ませる力』がある素晴らしい作品でした!!

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    2026年02月12日
  • 自由研究には向かない殺人

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    読み応えバッチリな一冊でした

    自由研究…にしては自由すぎない?これが高校生の本気の自由なのか…
    しかも多くの人がその子のしている自由研究を知ってる状態って…ド田舎だとあるあるなのだろうか…わからない感覚すぎる…
    ともあれ謎解きも楽しめたし良かったです!

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    2026年02月11日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    3部作の前日譚。
    結構内容がヘビーだった3部作。
    こういうわいわいしたティーンエイジャーしてるピップたちを読めて感動。
    架空の殺人事件の推理ゲーム。
    そういうシナリオを提供する団体があるのか、おもしろい。
    でも脚本が、甘い。
    ピップが推理したものの方が、物語的には絶対面白いのに。
    納得いかない!と拗ねるピップ。
    最初は乗り気じゃなかったのに一番本気になるピップ。
    やっぱり素敵な女の子だった。

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    2026年02月08日
  • 夜明けまでに誰かが

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    あらすじが面白過ぎた。
    究極のクローズド・サークル。
    登場人物が少ないのも読みやすい。
    6人のうちの誰かが秘密を抱えている。

    みんな怪しい、はじめから。
    6人のうち誰か、1人とは言ってないもんなあ。
    謎解きする暇もないくらいページを捲る手が止まりませんでした。

    6人みんなが、闇も魅力も抱えて…
    オリヴァーは最初から最後までクズだった。
    どう生きてきたら、あんなに自己肯定感の塊になれるのか。
    どういう思想を持っていたら、あんなに自分以外を蔑ろにできるのか。

    ホリー・ジャクソン3部作を読み終わってしまって萎れていたところ、今作も最高でした。次作も期待。

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    2026年02月08日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    三部作の完結編!
    まさかこのような展開を迎えるなんて、初めの頃には全く想像できませんでした。
    ピップの狂気と憎しみの心が怖いです。
    アンディの性格もだいぶ変わってしまいましたね。
    ストーリーは面白いけれど「以前のピップに戻って欲しい」と思いながら読み終えました。

    最後は「救い」なのかな…

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    2026年02月08日
  • 夜明けまでに誰かが

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    キャンピングカーに何者かに閉じ込められた6人。
    レッドの目線で語られる物語。

    結末までグイグイ読ませます。
    中でも悪役の奴が憎たらしくて良かった。やっぱり悪役は必要。

    自由研究には向かない殺人シリーズも良かったが、
    これも面白かった。

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    2026年02月07日
  • 夜明けまでに誰かが

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    『自由研究には向かない殺人』(ピップシリーズ)の著者、ホリー・ジャクソンさんによる極限サスペンス。

    高校生のレッドは友人達とキャンピングカーでの旅行中、人里離れた場所に迷い込み立ち往生してしまいます。
    しかも、何者かに車のタイヤと燃料タンクも撃ち抜かれて動けなくなる事態に。
    携帯も繋がらず、絶望的な状況の中、狙撃者は「メンバー6人のうち、一人が“ある秘密”を抱えている、命が惜しければそれを明かせ」と要求してきて・・。

    物語はレッドの視点で進みます。
    レッドは警察官だった母親を失っていて、その死に対する悲しみと最後に交わしたやりとりを悔やむあまり、常に罪悪感に苛まれている状態。
    前半はそんな

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    2026年02月02日
  • 優等生は探偵に向かない

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    前作に引き続き面白かった。やっぱり主人公、破天荒すぎるな。笑そこがまた好き。近いうち続編も読みたい!

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    2026年01月30日