服部京子のレビュー一覧

  • せつない動物図鑑

    Posted by ブクログ

    表紙から目次や細かい書体まで一貫してせつないところが読者の共感を呼びます。小学生の娘用に買いましたが大人のほうが読んでます。著者のバーカーさんの着眼点がすごくて、本を通して同じ感覚で生き物に思いを馳せられる点が秀逸。最近出合った本ではずば抜けて名著だと感じる。

    0
    2019年03月08日
  • 誰かが嘘をついている

    Posted by ブクログ

     舞台は現代アメリカの高校。
     放課後に教師に呼ばれ反省文を書かされた5人。うち一人が死亡する。彼はインターネットで同じ高校の生徒たちの秘密を記事にしていた。そして同じ場所にいた4人も秘密を知られていたことが発覚し、警察に事情を聞かれる。生徒たちのからも距離を置かれる4人は、身の潔白を証明するために、誰が嘘をついているのかを調べ始める。

     出てくるみんなに秘密があり、嘘がある。そして魅力的で癖もある。
     章ごとに語り手を変える群像劇で、事件を機にまわりからの視線の変化に緊張したり、強がったりと、とにかく面白い。何を書いてもネタバレになりそうで、形ばかりしか書けないけど、すごい面白い。

    0
    2019年02月14日
  • せつない動物図鑑

    Posted by ブクログ

    ・この本には、どうぶつのせつないことがかいてあります。字も大きいのでよみやすいです。それに、どうぶつのことがしれるので、イチおしです。

    ・この本は、みんなが知っている「ぞう」や「ヤギ」や「カニ」などの意外な事が書いてあります。他にもたくさんの動物の意外なことが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

    0
    2019年12月26日
  • せつない動物図鑑

    Posted by ブクログ

    プラナリアは半分にされても、それぞれが半分にされるまえの記憶を保持していたり、ほかのプラナリアを食べてしまった場合は食べてしまったプラナリアの記憶が引き継がれたりと、人間の感覚では違う世界が広がっていて面白かった。

    0
    2018年10月16日
  • 誰かが嘘をついている

    Posted by ブクログ

    ゲラ版先読みに当選して完読。
    ただただ面白かった。
    400ページ以上あるにも拘らず、読み始めると一気に読んでしまうほど。
    ただ、ミステリというより、青春ミステリーとして楽しんだ方がいいかなと。事件を通して成長していく四人がとても魅力的。真面目な優等生ブロンウィンの大切な人を守るために周りを止められても諦めない姿。誰にも頼らないネイトは自分の弱さを受け止めて、彼氏に依存していたアディが自分らしさを見つけて強くなり、優しいヒーローのかわいらしさ。本当に四人がとても好きになる。

    次々に明らかになっていく秘密にドキドキやきもき。
    誰が犯人だろうと気になるけれど、彼から事件を通して変わらない大切なものを再確認したり、全てを失ったり。この経験が四人の青春の、少しでもなにかを得ることのできた事件でありますように。

    ブロンウィンこそ映画全シリーズ全部見るまで我慢できるのかしら…(笑)
    とにかく楽しかった。面白かった。そして四人がとても好きになった。
    発売されたら、文庫本を買ってまた読みたい。

    0
    2018年09月16日
  • せつない動物図鑑

    Posted by ブクログ

    イラストの雰囲気が良い。時々、へー、って思うせつない知識を得ることができる(笑)
    特にキツネ。本当にせつない。

    0
    2018年03月27日
  • ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険

    Posted by ブクログ

    元ホームレスで麻薬中毒の青年ジェームズと野良猫ボブの話。ボブという名のストリート・キャットの続編にあたる。
    人と猫のたしかな友情とか愛情とかそういった暖かさを感じることができる。なにより、奇跡が人の人生を(猫も)こんなにも変えるのかということを知ることができる。
    いつまでも応援したい二人。

    0
    2018年03月27日
  • ボブという名のストリート・キャット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の、ボブは、暗闇にいた僕にカーテンを開けて光をあててくれた。それは、人間とは限らないという、意味の一文が印象的でした。

    0
    2018年01月21日
  • せつない動物図鑑

    Posted by ブクログ

    今、なぜこんなに動物図鑑が流行ってるのか、身近にいるのもいないのも癒してくれるから。
    イラストが脱力系で惹かれた。この著者さん自身で描かれたようで、また和みました。動物全般への愛を感じました。

    0
    2017年12月18日
  • ボブという名のストリート・キャット

    Posted by ブクログ

    君は僕の宝物

    たった一人の友達

    出会って最初はこう思ったんだ
    君みたいなやつは知らないね
    僕にとってはどうでもいいのさ

    けれどさ―何故か放っておけなかったんだ

    傷ついた君を
    誰かを待ち続ける君を


    君は僕の宝物

    君は僕を待ってくれるたった一人の家族

    一緒に過ごすうちに途中から思ったんだ
    傷ついた君は―とても誰かに似ているということに
    誰かを待つ君は―とても誰かに似ているということに

    そうして―僕は気づいたんだ

    君は僕自身だってね
    君を大事にすることは―僕自身を大切にすることだってね


    君は僕の宝物

    僕は君と似た者同士

    君を大事にして初めて僕は自分を大事にすることを知ったよ
    どうか傍にいて
    もう君なしでは生きていけないよ

    だから僕は願うよ

    これからもずっと一緒に生きていこう
    君をこれからもずっと大事にしたいんだ

    君は僕の宝物

    初めて出会えた自分自身

    君は僕の宝物

    ずっと大切にしたい宝物

    0
    2017年12月06日
  • ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険

    購入済み

    人間以上の心の結び付きが素晴らしいです。
    世の中は名誉やお金で幸せを図る事が当たり前なのに、心の結び付きがどんなに大切な事か、本当に教えられました。

    0
    2017年10月07日
  • ボブという名のストリート・キャット

    Posted by ブクログ

    茶トラのボブとホームレスのジェームズ、「お互いを見つけあった」ということばがいい。
    人と人でも人と動物でもいっしょか…

    ジェームズが「誰かがカーテンを開けて、ぼくの人生を太陽の光で満たしてくれたかのようだった」と感じた誰かであるボブ。

    自然な運命であるかのようなチャンスも意識していないと去っていってしまう、二人(一人と一匹)はお互いそれを無意識にわかっていたかのような関係だな。

    最後のボブのトイレの場面、ホッコリしてよかった。

    0
    2014年10月01日
  • ボブという名のストリート・キャット

    Posted by ブクログ

     既に、表紙のボブの姿からして、惹きつけられた(そして内容も)魅力的な一冊だった。

     2007年早春のロンドン、バスキング(路上演奏)で暮らしていたホームレスの青年ジェームズが、出会った茶とらの野良猫ボブ。
     麻薬中毒からの更生中でもあった彼の生活は、徐々に変わっていく。

     ボブに怪我の治療を受けさせ、傷がいえる2週間だけと自ら言い聞かせていたが、ボブはジェームズの元を離れず、やがて彼の路上演奏の仕事についていくようになり、人々の関心をひくようになる。

     ボブが賢い魅力的な猫だということだけでなく、あくまで対等に、尊重してつき合うジェームズの姿に、ボブへの愛情がひしひしとあたたかく伝わってくる。

     人の本質的な素晴らしさは、見かけや境遇ではかられるものではないということもあらためて感じる。

     そして、ボブを家族に迎えたことで、真摯に自身とも向き合い、本気で中毒から抜け出す勇気を持ち、周囲にも心を開き、他者との繋がりや絆を回復させていく姿には、心打たれる。

     ボブとジェームズの姿に、外国人観光客が写真を撮らせてと…知らぬ間に、ユーチューブで有名になり、やがて出版社の目にとまり、私たちにこうして本が届いたわけで、そのいきさつなどは、また、新作に書かれているようで、読みたくなるが、そちらの翻訳はまだらしい。
     待てずに、ペーパーバック(原作)を読むという気持ちもわかるなぁ。

     翻訳者の服部京子さんが述べているように、“猫好きをくすぐるハートウォーミングな物語の枠を大きく超え”ている一冊、おすすめです。

    0
    2014年09月18日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    調査をしながらいろんな壁にぶち当たる。
    容赦なさすぎて辛くなった。
    いくら秀才だからってまだ高校生なのに、もうやめてあげて…
    ラヴィという絶対的な味方がいることに関しては、安心して読める。
    彼のピップを元気づけるセリフが良い。
    君がどんな選択をしようと、それは正解になる。

    元々3部作のつもりで書いてる作品なのかな?
    次回で完結。早く読もう。

    0
    2026年10月04日
  • 余命一週間の探偵として

    Posted by ブクログ

    「自由研究には向かない」シリーズのホリージャクソンの最新作。彼女は作者名を見ただけで買ってしまう作家の1人。

    27歳のジェットは、自宅にいるところを何者かに襲われ、頭を何度も強打され瀕死の状態に陥る。一命は取り留めるが、脳の奥に動脈瘤が形成されつつあり、一週間後にはそれが破裂して死に至る旨を医師から聞かされる。手術しても成功の可能性は著しく低い。

    彼女は残された人生の時間を、自分を「殺害した」犯人の究明に充てる決心をする・・・。

    面白さは期待を裏切らなかった。
    タイムリミットが迫る中での犯人探しというサスペンス、巧みなミスリード、ミステリー好きも納得の意外な犯人と、相変わらずこの作家の好調ぶりが伺える。

    惜しいのは翻訳。ジェットの台詞が舌足らずで、まるで「自由研究・・・」のピップのよう。10代の少女と同年代のボーイフレンドのイメージが浮かんでしまう。

    0
    2026年10月04日
  • 夜明けまでに誰かが

    Posted by ブクログ

    バリバリの翻訳文っぽい文体に馴染めず、最初は読むのに苦労しました。話はハイウェイを走るキャンピングカーの中から突然始まります。
    全く登場人物の関係性などが説明されないので、えーと、幼なじみなのね…とか主人公レッドのモノローグと車内の会話から登場人物を少しずつ把握していく作業が必要。
    さらに、話は遅々として進まず、この本評判は良いけどなんかイマイチだなぁと思いながら読んでいたのですが、事態が一気に動きだし緊張感の増した後半は一気読みでした。

    春休みの旅行に行くために出発したキャンピングカーが突然ライフルを持った何者かに襲撃され、高校生の主人公と友人、お目付け役の大学生カップルの6人は車内に閉じ込められてしまいます。そして、この中の1人の秘密を話すまで、ここから出られないのだと言われる──というお話です。6人はなんとか脱出するために様々な作戦を立てますが、ことごとく失敗し、絶体絶命のピンチに陥ります。

    終始レッドの目線で話が進むので、表紙裏や巻頭のあらすじを読まないと、彼らがなぜキャンピングカーに乗っているのかということも中々把握できず、前半はちょっとフラストレーションが溜まりました。しかし、主人公レッドの目線から世界を見ることで、緊張感や息詰まるスリルをいっしょに味わっているような気持ちになります。

    とにかく、オリヴァーというレッドの親友の兄が最悪な男で…この男へのイライラやムカつきが、犯人への恐怖に断然勝るという… 笑
    作者の思う壷だな…と思いながらも、オリヴァーに何らかの罰がくだるまで見届けずにはいられない気持ちで一気に読んでしまいました。

    0
    2026年09月30日
  • 夜明けまでに誰かが

    Posted by ブクログ

    なんど私が脚のほう持つからサイモンは頭のほうをお願い、レイナはドアを開けて、とにかくオリヴァーを降ろそうぜと思ったか知れない
    主人公が強くて好き 今まで読んだ同著者の作品でいちばん明るいラストのように思った

    0
    2026年09月28日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    主人公のピッパがめちゃくちゃカッコいい。
    ケンブリッジ目指せるレベルの頭の良い女子高生なんだけど、ユーモアもあって、緊張するとよくわからない雑学を披露する癖が面白い。そしてとにかく友達思い。

    特に友達思いなところが終盤の展開に効いていて、面白さが加速。読み終わった時、なんと夜中の3時だった。

    ピッパは高校生で警察の人間でもないし、特殊能力を持っているわけでもない。
    頭はいいけど、ちゃんとリアリティのある頭の良さなのがすごく良い。
    例えば、11桁の番号をパッと見て覚えられないので、なんとか頑張って写真を撮るシーン。
    フィクションだとこういうの一瞬で覚えちゃう人物いるけど、現実はそうならない。
    他にも、高校生だからこそのネットワークを駆使して捜査するところも丁寧だった。

    ただ、海外(イギリスの郊外?)が舞台で、事件周辺の出来事が日本の感覚では馴染みがないので、なんとなく異世界の話を読んでる気分。
    高校生が普通に車運転してるとか。
    あと児童文学にしては仲間内で話してる下ネタはちょっと引く。そういうノリなんだなと理解したいけど、児童文学だろとちょいツッコミどころはある。

    作者が嫌がる読み方をすると、メタ読みできてしまう構成ではあったかな。
    起承転結がすごくわかりやすいので、
    ここはまだまだ真相じゃないな
    こいつはミスリードのための展開だな
    とかね
    何が言いたいかと言うと、それでも十分面白い。
    もちろん真相はびっくりだし。
    シリーズだそうなので、次作もすぐに読む予定。

    0
    2026年09月28日
  • 受験生は謎解きに向かない

    Posted by ブクログ

    向かないシリーズ三部作の前日譚。主人公ピップや仲間たちが集まり、謎解きゲームをする。ゲームは、島にある屋敷で殺人事件が起こったという設定で誰が犯人かを当てるもの。三部作ではSNSやポッドキャストなどを使う現代的な謎解きだったのに対し、この前日譚では謎解きゲームの設定が1924年を舞台にしているのでクリスティの作品のような雰囲気になっているのがおもしろい。だんだんと重苦しくなっていった三部作の後の口直しにちょうどよかった。

    0
    2026年09月23日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    自由研究には向かない殺人の続編。次なる事件が気になって読んだ。前回の内容から、繋がっているのでやはり順番に読みたいところ。今回のほうが、テンポよく読み進めた。結末は、絶対にたどり着けないような話では、あったけれど少し悲しい。10歳という年齢が、微妙。物事の善悪はわかるとはいえ、生きていくために親に従うしかなかったともいえる。どちらに寄り添うかというと、どうしてもはじめの被害者に。彼は悪くない。言い切れたらよいのだけれど。わたしは、ピップのようにはいかないかもしれない。ただ、復讐は何も生まれない。より苦しくなると思う。

    0
    2026年09月22日