服部京子のレビュー一覧
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三部作の前日譚という位置付けの本書、面白かった!この本から読み始めても楽しめますが、三部作を読み終えてから読む方がより楽しめると思います。
なぜ1作目で殺人事件を自由研究のテーマに選んだのか、また、伏線も描かれていて「あそこに繋がるのね」と納得!2、3作目と続く中で変化する友人とのありふれた日常も...続きを読むPosted by ブクログ -
前作を読んでないとネタバレもあるし、そうだったなぁと思い出せました。ピップ、やっぱり格好いい!!自分よりも年下なのに憧れる。残念な所もあったけど、綺麗事だけじゃ済まないなぁと感じた。Posted by ブクログ
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ピップ三部作の前日譚。友人宅で推理ゲームが行われ、架空の殺人の犯人当てを催された。最初は乗り気でなかったピップも次第にケースにのめり込む。
大抵の作品なら途中で本物の殺人が起き、事件がおこるが今作ではあくまで最後までゲームであるものの、なかなか骨太なフーダニットになっていた。ただ会話の中ではそれぞれ...続きを読むPosted by ブクログ -
前作で探偵は辞めると決意した主人公のもとに、行方不明の兄を探してという依頼が舞い込みます。ポッドキャスト、SNSを駆使した調査で今回もそうきたかー!という謎が明らかになるのでとても面白かったですが、ピップの心に大きな傷が残ったのが気がかり。司法はあてにならないし、調べることで自分と周りが傷つくことに...続きを読むPosted by ブクログ
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マーダーミステリーゲームに興じる同級生たちの推理ゲームが緻密にテンポよく展開されていく中篇。「自由研究には向かない殺人」シリーズの主役ピップが、爽やかに鋭くゲーム中の殺人事件に立ち向かいます。
三部作を読んだ後なので、この爽やかさと純粋な好奇心と探求心からの推理そのものがもう、眩しくて、なんなら切...続きを読むPosted by ブクログ -
前作が青春小説として爽やかで気持ちのいいラストを迎えたのに対して、第二部に当たる今作は『怒り』にあふれた物語だと感じた。
ピップは怒っている。たぶん序盤からラストまでずっと。そうして怒りに呑まれている自分を見て、ラヴィに、その寛容に相応しくないと感じている。
ああ〜なんてたまらないんだろう。ピップの...続きを読むPosted by ブクログ -
POPなミステリー
というのが、第一印象。
ただストーリーを追うのではなくて、wordの考察パートがあるので、こちらも頭の整理がしやすくてわかりやすかった。
面白くて、一気読み。
自由研究には確かに向かないよねーw
信念を持ってラヴィに寄り添えるピップがカッコよかったですね。Posted by ブクログ -
久しぶりの海外ミステリー。読みやすそうで話題になっている作品を選びました。
主人公ビップは高校生。自分の住む街で起きた17才女子高生失踪事件を独自に調べている。殺人犯とされ 自ら命を絶ったのはピップが憧れていた少年。
友人 両親 知人にインタビューし ひたむきに
真相を知ろうとする主人公と やはりち...続きを読むPosted by ブクログ -
誰が犯人なのか、ピッパがラヴィと共に真犯人を探す自由研究をはじめるが・・・
登場人物全員が犯人にみえてくるほど、みんなの影の部分がどんどん判明してくる。真犯人は見つかったが、それによって幸せになれるわけでもない。感情的には複雑なピッパ。
感情に流されず、事実をつなげていく強さや信念を持ってるピッパは...続きを読むPosted by ブクログ -
ピップ三部作のスピンオフ的な前日譚。
ASレベル(高校卒業及び大学受験資格)試験が終わり、その後の“EPQ(自由研究で得られる資格)”のテーマに悩むピップのもとに、友人・コナー宅で開催される、架空の殺人事件の犯人当てゲームへの招待状が届きます。
当初はゲームの参加に乗り気ではなかったピップですが、...続きを読むPosted by ブクログ -
海外小説はあまり読まないので最初は文体に違和感があって読みづらかったけど、読み進めていくうちにどんどんストーリーにのめり込んでいった。
登場人物が多すぎるのと聞き慣れない名前にも手こずったけど、最初のページに人物紹介があるから行き来しながら問題なく読めた。
二転三転する展開にまんまと振り回された。Posted by ブクログ -
文句なしに面白い!
前作からの伏線が繋がって、後半に行くほど、なるほどそうくるか、と腹落ち。でも解決されてない疑問がありそうで、もやもやする。早く次が読みたい。
あと、最新のテクノロジーが前作より更に駆使されてて、上手く使ってるなぁと感心。
これが現実だとちょっとやりすぎ?なところもあるけど、エンタ...続きを読むPosted by ブクログ -
薄い本だが、内容は相変わらず面白い。
殺人事件(仮想)に巻き込まれたピップたちが、自分の役を演じつつ、犯人を推理するというストーリー。
私も参加してみたいが、推理力が皆無のため、探偵役にはなれなさそうだ。ただ、自分が犯人だったとしてもポーカーフェイスを貫く自信はある。
さて、ピップは自分が犯人なの...続きを読むPosted by ブクログ -
これはなんと言ったらいいのか。
1作目からピップが好きでその家族も好きで。
衝撃の展開でショック過ぎて読みたくなかった。
読みたくない箇所が長すぎた。
安心したくて先をパラパラ捲ってズルをしたくなるほど。
ビリーのこと忘れないで!と思ったら思い出してくれて良かった。
そもそもビリーの為ならそんな展開...続きを読むPosted by ブクログ -
これが、向かないシリーズの始まりかと、ワクワクしながら読み終えた。ピップの始まりとも言える作品。多分、次世代には古典として読み継がれてるのかなと思わせる作品だった。Posted by ブクログ
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三部作のラスト。連続殺人犯だと確信できるのに野放しな男、第二作までにレイプ版だと確信してる男にピップはどう鉄槌を下すのか。
意外すぎる方向に進む。ストーリーに翻弄される小説としては面白いけど、主人公に感情移入する人間ドラマとしてはそっちには行って欲しくないようなアンビバレントな感じPosted by ブクログ -
過去の作品と比べるとあまりの薄さにびっくり。
といえやっぱり面白かった。
ゲームの世界なのに、この中で事件が起きそうな気配もいいし、ピップの推理が外れてしまうのもまたよし。
Posted by ブクログ -
序盤から不安定なピップが心配で心配で、この話はどこに決着するのだろうと読み進めて、ラストはひとまず「よかったね」になるんだろうけど…
真実を明らかにすることの功罪はきっとあってそれによって救われる人と断罪される人は紙一重だし、そもそも人間を丸ごと理解するなんてできない
ラヴィとの爽やか青春探偵バディ...続きを読むPosted by ブクログ -
前作「自由研究には向かない殺人」の完全なる続編。
前作での活躍によって一躍有名になった主人公への良い意味でも悪い意味でも目立ってしまうことの描写がリアルで苦しかった。全てが身近であり私たちも気をつけなければならないことだと痛感する。
前作同様、読みやすい!登場人物も前作から引き続きのメンバーだったの...続きを読むPosted by ブクログ -
前作からの流れで爽やか青春ミステリーとならないだろうとは思っていたけどしんどい展開
正義を振りかざすピップの正しさが不幸を呼び寄せてるようにも思え、でもそれって悪いことではないし…とモヤモヤ
あいつは無罪で帰ってくるし、三作目も覚悟して読もうPosted by ブクログ