服部京子のレビュー一覧

  • 自由研究には向かない殺人

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    自由研究と聞いて日本人がイメージするものとは若干の隔たりがあるEPQ。それもそのはずで、文化や仕組みが違うとなかなかパッと認識できないんだけど、ピップたちはかなり優秀な若者らしい。

    インタビューや調査結果を文章にまとめるスタイルは自分の中ではかなり新鮮で、追いかけている事件が5年前に起きたもの、というのもあまり体験したことのないタイプで面白かった。挿絵(?)があるのも入り込みやすいポイント。
    徐々に判明していく哀しく、残酷な事実と襲いくる不安や恐怖にドキドキしながら読んでいた。ピップとその同級生たちの会話がまさしくティーンエイジャーといった印象でそことのギャップ、というよりそれがあるからこそ

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    2025年09月17日
  • 優等生は探偵に向かない

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    ネタバレ

    物語の導入に、前作の流れを説明してくれるのは親切

    警察がめちゃくちゃ無能なだけで、正直警察が本格的に取りかかっていればもっと早く解決していた事件ではある
    それを何の権限もない現役高校生が調査するから調査に様々な困難が生じる。本作の謎解きにおける関門はほぼそういう類のもので、凝ったトリックなどはない。他人のなりすましくらいである

    面白いのは、現役高校生が小さな街で、このような事件を解決しようとするそれに付随する事件外のトラブル、主に人間関係のトラブルである。
    1人の若き才能が本気を出すことによる、周囲からの妬みやっかみ嫉妬。今作ではpodcastもやってしまっているので全英、全世界から気分の

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    2025年09月17日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    ピップが序盤から精神的にぎりぎりで、これからどうなっちゃうの?という気持ちだったけど、まさかの展開に驚愕。

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    2025年09月08日
  • 自由研究には向かない殺人

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    面白かった!
    初めて長編ミステリー小説を読んたけど、読みやすかったしいつのまにか自分も謎を解きながら読み進めてた。
    Netflixで先にドラマを見てたから読みやすかったのかも。

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    2025年09月08日
  • 優等生は探偵に向かない

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    前作と変わらず、ストーリーのテンポがよくて先が気になって一気に読んでしまう。
    調査方法が現代的で馴染み深くてそこも読みやすいし、途中に挟まれている周辺地図や図解があったりして物語に入り込みやすい。

    失踪事件の調査とだけあって明るい話ではないけれど、ピップ×ラヴィコンビの掛け合いが唯一の癒しだった。

    「自由研究には向かない殺人」のあらすじは最初のページに振り返りとして書かれているけど、細かい場面の伏線回収等もちょこちょこ出てくるので、前作を読んでから本作を読んだ方が絶対にいい。

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    2025年09月07日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ピップの利己主義で融通の利かなさを感じてしまい、やっぱりこの子苦手だと思った。
    話としてはめっちゃ面白い!あとすごく薄いのですぐ読み終わる!

    いまの世の中はあまりにも理不尽で正義がなされてないってのがこのシリーズの作者のメッセージなんだろなー。

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    2025年09月07日
  • 自由研究には向かない殺人

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    ネタバレ

    高校生の主人公ピップは、自分の住む町で起きた17歳の少女の失踪事件を自由研究に取り上げる。町民の多くは交際相手の少年が彼女を殺して、自殺したと考えていたが、少年と親しかったピップは無実を証明するために関係者にインタビューを始める。最初は登場人物の名前を覚えるのと文化の違いに苦戦したが、調査が進むにつれてテンポよく読めた。真相に近付く程、引くに引けない状況になり、さらに精神も極限状態になる悪循環で、優等生と思われるピップが危険な綱渡りをする姿に若さゆえの過ちも感じつつ、彼女と周囲の明るさに支えられた。

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    2025年09月05日
  • 自由研究には向かない殺人

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    学校の自由研究として殺人事件の解明に取り組むというプロットからして面白く、事件を捜査していくピップの行動力と推理力に惚れ惚れしてしまった!
    とにかく飽きさせない展開に、青春ミステリならではの爽やかさもあって非常に読みやすい内容だった。

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    2025年09月05日
  • 自由研究には向かない殺人

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    次々と新情報を掴んでストーリーがサクサク進んでいって、「どうなるの?どうなるの?」というドキドキ感が最初から最後まで続いて面白い。

    何より、翻訳ものは文章が独特で読みにくいものが多くて正直苦手だけど、この作品は文章が自然でとても読みやすい。

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    2025年08月30日
  • 優等生は探偵に向かない

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    自由研究には向かない殺人事件の続編。前作の記憶が曖昧な状態だったけど、冒頭10ページくらいでめちゃ×2丁寧なネタバレ振り返りがあったので助かった笑。友達の兄の失踪の謎を追いかける本作ですが、緻密に巡らされた伏線の怒涛の回収は見事だったし、全く想像できなかった結末だった。しかし、切ないラストです。。前作の事件を経て成長したピップ、今回の事件でも挫けず再起する姿を見たい。ということで続編面白いので読む!

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    2025年08月29日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    自由研究には向かない殺人シリーズ3部作の前日譚。
    3部作を読んでいなくても楽しめる。読んでいても楽しめる。短い物語りだが、手の込んだ推理が楽しめる一冊

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    2025年08月18日
  • 自由研究には向かない殺人

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    ーーあらすじーー
    高校生のピップは自由研究で、自分の町で起きた17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺して、自殺したとされていた。その少年と親しかったピップは、彼が犯人だと信じられず、無実を証明するために、自由研究を口実にインタピューを始める。
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    一気読みでした。

    ティーンエイジャーの主人公、ピップが真実を追い求めようとする姿が、まっすぐでかわいい。(長くつしたのピッピと性格が似ている気がする?)ときには危なっかしすぎる彼女を支える男の子、ラヴィとの関係も微笑ましい。

    イギリスの小さな町の、狭い人間関係から、殺人事件の手がかかりが次々と明らかになる。そ

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    2025年08月14日
  • 自由研究には向かない殺人

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    うん!おもしろい!
    こういう本を見つけるために本を読み続けてるんですよ。

    あらすじは、5年前に起きた失踪事件を女子高生が自由研究で自分なりに捜査し直すというもの。
    この子がほんとに凄い頭良いんですよ、そりゃもう羨ましくなるくらいにキレッキレ。

    結構なボリュームの読み物かと思いましたが、本文と主人公の内心、参考人らのインタビュー内容で字の大きさが変わるので結構読みやすく感じました。
    よく考えられた作品ですし、クスッと笑えるような文章もあり面白かったです。
    個人的に好きだったのは、主人公が色んな呼び名で呼ばれるところ。

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    2025年08月12日
  • 優等生は探偵に向かない

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    「自由研究には向かない殺人」の続編。高校生ピップが友人から、失踪した兄の捜索を頼まれる。ティーンエイジャーの明るくノリの良い友人関係と、SNSでのデマや孤立などがリアルに描かれる。
    前作に比べ、より重く、苦しい展開ではあるが、思いがけない結末を迎える。ピップと共に粘り強く事件を見届けてほしい。

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    2025年08月12日
  • 自由研究には向かない殺人

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    久々にボリューミーな海外ミステリーを読みましたが、面白かった!

    主人公の女子高生が正義感をもってぐいぐい5年前の事件を追い、真実を明らかにしようとし、若さゆえに、すぐに危険なことをするという…
    オイオイそれはやりすぎでしょという調査も沢山あります。

    イギリスの大学受験の一つである「自由研究」という制度がよくわかりました。とにかく主人公がとてもいい子なのです。読後感が良し。タイトルも良し。

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    2025年08月10日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    【2025年94冊目】
    試験がひと段落した高校生のピップは友人に誘われ、マーダーミステリーに参加することに。頭の中は次に取りかからなくてはならない自由研究のことでいっぱいなピップは、最初は気乗りしないものの徐々に謎解きゲームにのめり込んでいく。自由研究には向かない殺人シリーズ前日譚。

    3作目がものすっごく分厚かったこともあって、手に取った時思わず「薄っっす」と呟いていましたが、薄くても中味は充分濃くて楽しく読めました。登場人物名と、それぞれがマーダーミステリーでなりきる人物名が混ざった状態で書かれているのでたまに混乱しましたが、本編よりも限られた数しかキャラクターが登場しなかったので何とかな

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    2025年08月08日
  • 卒業生には向かない真実

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    【2025年93冊目】
    2つの事件を解決した女子高生探偵ピップは、大学への進学を控え、順風満帆な日々を送っている、とは言えなかった。過去の事件のトラウマがピップを追い詰めていた。加えて、レイプ魔であるマックスからの訴え、家の周りにで起きる奇妙な現象がピップの精神を蝕んでいく。これは私の事件だ――。自由研究には向かない殺人シリーズ第三弾。

    もうね、ずーっと胃が重い展開が続くんですよ。ずーっと、ずーっと、暗い。一作目と二作目も明るいかと言われたら難しいんですけど、少なくとも謎解きに振り切っていてそれを楽しむだけで良かった。なのに今作は謎解き以外の事柄の数々が重すぎてずっとどんより、そして、ハラハ

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    2025年08月08日
  • 優等生は探偵に向かない

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    自由研究には向かない殺人の続編。
    なので、先に前編を読まないとわからない部分がある。
    前編もそうだったか、ストーリーは複雑に絡み合っているのをピップが丁寧にほどいていって、二転三転してラスト。いつもながら、ちょっと切ない。

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    2025年07月30日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    イギリスがドイツと戦争をしていた時代 父親と暮らすバーティは相棒である犬のルーと民間防衛隊として人命救助にあたっていた。 そんな時に出会ったアメリカ人の女の子、そしてナチスドイツの虐殺が逃れてきたユダヤ人の友達デイブイトと三人で秘密諜報員がノートに残した暗号を解いていく。

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    2025年07月28日
  • 優等生は探偵に向かない

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    「自由研究には向かない殺人」に続く2作目。
    友人の兄の失踪事件を調べるうちにまたもや街の暗部を暴いてしまい、主人公ピップは身も心も傷ついていく。
    前作同様、事件を解決しても平穏な日常が戻ってくることはないビターな結末。

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    2025年07月28日