服部京子のレビュー一覧

  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    あー、疲れた。良い意味で。

    しかし、読み終えた今、犯人に関してはツッコミどころがいっぱいだし、結末はなぜそうなる?映画的な終わり方でもあった。

    27歳のジェットの年齢設定がどうも腑に落ちないが、今までのティーンエイジ作品を思えばそれほど違和感はなくなるけど。

    と批判めいた感想ばかりだけど、重ねエンターテインメントととして素直に楽しめました~

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    2026年08月12日
  • 優等生は探偵に向かない

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    ポッドキャストやSNSをうまく使う現代的なところは前作と同様におもしろいけれど、過去に起きた事件を調べていた前作と違い、現在進行形の事件を解決しようとする今作は初めから緊張感がある。その分、高校生らしさや明るさが少し減って、重苦しさがあった。

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    2026年08月10日
  • 自由研究には向かない殺人

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    主人公のピッパがひたむきに自分の信じたものを証明しようと奮闘し続ける姿に、ミステリとはまた別の軸で感動を呼ぶ作品であった。

    ある少女を殺したとされる青年は、その人となりを知っていれば、そんなことをするはずがないと多くの人が思うであろうところ、公的権力が「こうである」と判を押すことで、またメディアが囃し立てることで、いとも簡単に大衆はコントロールされ、その青年が犯人であると信じてやまなくなってしまう。
    こうした世間の冷たい目に晒されながらも、それに抗うように最後まで奮闘し続けるピッパの姿が、今の時代のなかで輝きを放つのである。

    物語の魅力としては、ピッパが事件の真相に近づいて行く中で、出てく

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    2026年08月10日
  • 夜明けまでに誰かが

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    まさに手に汗にぎるサスペンス。キャンピングカーで友人3人とお目付け役の大学生2人と旅行にでていたレッドは、電波がとどかず、パンクで身動きが取れず、さらに外にはレーザーサイト付の狙撃手という絶望的な環境におかれることになる。狙撃手の狙いは6人のうち誰かがかかえる秘密を知ること。互いに秘密を抱える6人の疑念、焦り、いらだち。物語はレッド視点で描かれますが、序盤から細かい伏線がちりばめられていて、終盤に怒涛の如く回収していく展開は見ものでした。衝撃的なラスト、そして読者の想像にゆだねられるエピローグもよかったです。

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    2026年08月08日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    1944年2月、ナチス・ドイツの空襲が続くロンドンが舞台。
    主人公は13歳のバーティと相棒の救助犬リトル・ルー。
    バーティとアメリカ人少女エレノアと、ドイツから逃げてきたユダヤ人少年デイヴィッドの3人と1匹が二重スパイの正体を暴くために暗号を解いて活躍する。

    書店や文学作品がいい感じで使われているところや、バーティがお兄さんとお母さんと離れて暮らしているらしいこと、行方知れずになっていたエレノアの家庭教師のこと、といった伏線がうまく回収されているのがよかった。

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    2026年08月08日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    前半は、兄が犯人だと匂わせている。ということは兄ではないんだろうと読み進めていくと、やはり兄ではない。もしかして母親?とも思ったが、真相は違う人だった。
    ギリギリまで「やっぱり助かりました」となるか期待していたが、そこはそうならず。確かにそれではご都合主義すぎるし、余韻があってよい結末だったが、残されたビリーと父親の気持ちを思うと辛い。
    特に父親…3人の子どものうち1人は自分の子どもではなく、残る2人の実子は妻の不倫相手とその子どもに殺されて。しかも自分の会社も妻の不倫相手の子どもにグチャグチャにされた上、知らないうちに自分も殺されかけてた。後に残ったのは、子どもが殺された事件現場になった自宅

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    2026年08月08日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    自分ならどうするだろう…死ぬと分かっている事実、しかも手術したばかりの瀕死の状態で自分を殺そうとした犯人を見つけるなんて決断できるだろうか?人生なんてきっと後悔ばかりだろうけれど、この登場人物達は全員間違いを犯している。その一見関係のない間違いが1人の少女のわずかな人生をねじ曲げた。犯人はわかる。でも、深ーいため息をつくことにはなる。

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    2026年08月06日
  • 余命一週間の探偵として

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    推理が収束するタイミングが上手。ただ、これ8:2くらいだけど7:3ほどでも良かったのでは、と感じなくも無い。
    おそらく正解は前者だろうけど、後者くらいの塩梅で展開するのが好きかな。

    前作が駄作だったので心配したが、今作は安心できた。

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    2026年08月05日
  • 余命一週間の探偵として

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    読み始めはゆっくり物語に入り込んでいく感覚でしたが、半分を過ぎたあたりから一気に面白くなり、ページをめくる手が止まらなかった。
    最後まで夢中になって読めた一冊。
    ミステリーが好きな方や、続きが気になってどんどん読み進めたくなる作品を探している方におすすめ。

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    2026年08月03日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    解説かどこかに、今回はYA作品でないと書いてあったけれど、作者がどこで線が引いているかわからず、もしかすると、主人公の悲劇的運命が確定しているからかもしれないけど、まあ相変わらず面白いのでそれはどうでもよい。余命わずかという設定上、ストーリー進行は無理無理であるが、設定だからしょうがないのと、それを超えるリーダビリティと熱量で、一気読みしてしまった。やや読者を選ぶストーリーなので、絶賛おすすめとはならないけど、読んでみる価値は十分あると思う。

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    2026年08月03日
  • 余命一週間の探偵として

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    何かを成し遂げること自体ではなく、そのための努力を味わうことが人生と、主人公ジェットが教えてくれる。これまでのホリー・ジャクソンで最高。
    頭をかち割られた影響で余命1週間と宣告された女性が、自分を「殺した」犯人を見つけようと奮闘する1週間の物語。少しずつ明かされる、キャラそれぞれの秘密が重なり合って、マジで久々驚いた真相へ導かれる。ジェットとともに生きた気がするこの1週間。わしも頑張るよ。ありがとう。

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    2026年07月27日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    アメリカ バーモント州が舞台。
    27歳のジェットはハロウィーンの夜に自宅で撲殺された。
    運よく目覚めたが、頭蓋骨の骨片が脳内に入り込んだ影響で7日後には脳動脈瘤が破裂して死ぬという宣告を受ける。
    最後の7日間、ジェットは幼馴染のビリーと共に自分を殺した犯人を探し出すことにした。

    ・感想
    面白かったし、読みやすかった。
    邦訳されているホリージャクソンの作品は全て読んでるので「ホリージャクソン」的展開とかキャラ設定かな、と思った。
    悪く言えばマンネリとも感じるかも。
    でも、やはりこの手のビターなラストは最高!
    このラストがホリージャクソン作品を読む醍醐味だと思ってる。

    作者自身が行

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    2026年07月25日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    今回はどんでん返しは少なめ。殺人後の工作がそんなにうまくいくのかなと思い心配になりながら読み、ヘッドホンの件で終わったと思うがなんとか乗り切り最後はハッピーエンド。警察がちょっと無能すぎる感あるが全体的によくまとまっていて良い作品です。周りを絶対に巻き込まないってところが今までにない感じ。

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    2026年07月25日
  • 自由研究には向かない殺人

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    初めて読んだ海外翻訳文学がこの『自由研究には向かない殺人』でした。とにかく読めば読むほど容疑者が増え、途中から紙に人物相関図を書きながら主人公と一緒になって作業ノートを読みながら最後まで頭に酸素が足りなくなりながら犯人を追いかけた数日間でした。若さ故の無鉄砲さ、ハラハラドキドキさせられると共に、主人公の常に公平な視点であろうとする姿にハッとさせられる。これだけ没頭できるミステリ小説に出会うのって、本当に稀だなあ幸せだなあと思います。続編もあるとのことですが、この数日間かなり頭を使ったので少し休憩しようかなあと思います。

    ⚠️動物が亡くなるシーンがあります。事故的という言い方も正しくはないのか

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    2026年07月24日
  • 自由研究には向かない殺人

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    主人公のピップはクリスティ作品に出てくるタペンスに似ていると思った。好奇心旺盛で、危険がわかってても好奇心の方が勝って首を突っ込んでしまい、実際何度か危険な目に遭うので、読んでいてハラハラさせられます。 分厚い本で前半は長く感じたけれど、後半はスリリングな展開であっという間でした。

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    2026年07月23日
  • 余命一週間の探偵として

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    犯人当て推理小説としては割とフェアな感じ。
    主人公がびっくりするほど突っ走るので、読んでて飽きない、そして余命1週間であることを考えると割と展開の早さも自然に読める。

    最後の最後までドキドキしてた、この著者の他の本も読んできたけど、割と1番好き。

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    2026年07月23日
  • 卒業生には向かない真実

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    まさか、こんな結末を迎えるとはシリーズ1作目を読んだ時には考えられなかった。
    最初は青春ミステリーのような爽やかな様相からだんだんとティーンエイジャーが抱える問題や社会の闇までこのシリーズを通して様々な読書体験をさせてもらった。

    途中、中々文字だけでは状況を把握するのが難しい場面がありそこが少しマイナス。
    ただ、今作を含めたシリーズ全体を通して本当に読んで良かったといえる作品だった。

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    2026年07月21日
  • 優等生は探偵に向かない

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    ネタバレ

    前作のラストから完全に地続きの世界観で、ピップとラヴィの関係性や、街を揺るがした事件のその後の空気を生々しく味わえる見事な続編です。
    ​そして、ドラマ版と比較した際の「原作ならではのバランス」も非常に興味深いポイントです。
    ​原作小説では、マックスの性的暴行事件の裁判が裏で進行しているものの、あくまでメインはジェイミーの失踪事件の捜査にあります。そのため、ドラマ版のようにマックスの裁判を重厚に描き、あの強烈なラストシーンをアクセントとして機能させていた構成を観た後だと、原作のマックスへのフォーカスの薄さに少し物足りなさを感じるかもしれません。ドラマ版の方が、マックスという存在がもたらす胸糞悪さ

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    2026年07月20日
  • 夜明けまでに誰かが

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    ネタバレ

    「とりあえず誰かオリヴァーをぶん殴れ。話はそれからだ」

    大好きな大好きな「母さん」と逝くことができて、幸せだったろう。

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    2026年07月19日
  • 自由研究には向かない殺人

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    とても読み応えがあり面白かった。かなり読み終わるのに時間はかかるが、読み進めていくにつれ新しい情報がどんどん増えていき、目が離せなかった。特に中盤からは怒涛のストーリー展開で、読み進める手が止まらなくなった。登場人物がかなり多いため整理しながら読む必要はあるが、それ以上に価値がある素敵な作品だった。ただかなり長いので、もう一度読むことはないかなといった印象。

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    2026年07月19日