服部京子のレビュー一覧

  • 余命一週間の探偵として

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    632ページ…
    全てのページがぎっしり文章、
    ぎっしりストーリーで
    読み応えがすごかった 

    約1週間の余命で
    人はこんなに強くいられるのだろうか
    残酷な結末かもしれないのに
    まっすぐ向き合えるのだろうか

    余韻がしんどい…
    けど
    読んで良かった

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    2026年10月18日
  • 余命一週間の探偵として

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    自ら生み出したキャラクターをとんでもない状況に追いやることにおいて、ホリー・ジャクソンの右に出る作家はそうそういない。グッドガールのピップ然り、キャンピングカーで狙撃者に狙われるはめになったレッド然り。しかし、本作のジェットほど、心身ともに過酷な状況をあてがわれたキャラクターもいないだろう。

    遺伝性の多発性嚢胞腎という持病のため、進学も就職もうまくいかなかった主人公ジェットは、27歳の今も実家暮らし。中途半端な自分自身に嫌気がさし、そんな娘に物申す母親にもイラつく、鬱屈した無為な生活を送っていた。そんなあるハロウィーンの夜、誰もいない自宅へ帰ったジェットは何者かに鈍器で頭を3度殴打され意識不明に。覚醒した彼女に医者は、摘出不可能な骨片が脳内に残っており、ほぼ確実に一週間以内に脳動脈瘤が形成され破裂して死に至ると告げる。奇跡にかけてオペを受けるか、一週間後の死を待つかという究極の選択を迫られたジェットは、オペを受けるよう迫る家族を振り切り、残り時間を「自分を殺した」犯人を見つけることに使うと決めた。

    謎が謎を呼び、物語はまさにノンストップ!ジェットはどうなってしまうのかと、手に汗を握って読みきった。相棒となる幼馴染のビリーがとてもいい(彼がいたことがジェットにとっての救い。作者ジャクソンの優しさ?)。そして、読み終えた今、放心したようになっている。

    ジャクソンは「謝辞」の中で、この物語を書く中で「WWJD: What Would Jet Do(ジェットならどうするだろう)」と考えるようになったという。もちろんこれは物語であり、本当の話ではないことは百も承知だが、何か苦しいことが起きたとき、病に悩むような状況になったとき、私もジェットの物語を思い出すような気がする。そして、読み返してみる気がする。ジェットならどうするだろうと思って。

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    2026年10月17日
  • 自由研究には向かない殺人

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    ネタバレ

    作業記録や地図、相関図なんかがあって、物事を整理しやすく、とても読みやすかったです。ピップの行動力がすごくて、自分もみならいたいなと思いました。物語的にはハッピーエンドかもしれないけど、バーニーが死んでしまったのがすごく心残りです。映像化できそうな感じだったので、ドラマとか映画にして、映像でも楽しんでみてみたいなと思いました。他にも続編があるので、読もうと思います。

    0
    2026年10月12日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    余命一週間と宣告された状態で自分の殺人事件を解き明かそうとするジェットの物語。
    相棒に幼なじみで親友のビリー。心優しいビリー。
    マーガレットじゃなく『ジェット(主に男性に使われる。もしくは中性的な名前)』と名乗ってるのに意味があるのかとずっと思ってたけど最後まで特になし。 変わりたい願望から?名乗ってたのかな?
    ジェットは最期には犯人に気付いてた気がする。ビリーと自分の最期の時間の為に言わなかっただけで…。
    なぜビリーが小さい時から傍に居て好きにならん!?と思うけどジェットが強すぎたんだろうなぁ…。
    ジェットが亡くなった後のビリーのこれからを2日ぐらい考える程、読後に余韻が残った。
    『愛される事』に捕らわれてたビリーが小さい街をジェットのトラックに乗って出ていく。
    ジェットからの手紙にあった様にビリーに出会ってすぐに愛してるって想ってくれる子に出会えるといいな。

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    2026年10月11日
  • 余命一週間の探偵として

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    書評で面白そうだったので読んでみた。
    シリーズものではなく、この一冊で完結する。
    タイムリミットもので、時間の制約がある中での捜査が緊張感を持って描かれている。

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    2026年10月09日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    4.5くらい。
    面白かった。

    余命が一週間しかないので、多少強引に捜査が進んで面白い。
    頭に動脈瘤という爆弾を抱えているので、頭をぶつけたり危ないことをするとヒヤヒヤしてホラーだった。
    徐々に身体機能が落ちていくのもホラーだった。

    主人公の最期の一週間。最期の“生”って感じで良かった。

    ソフィアと言い合いになって、どっちが連絡を取らなくなったのかうやむやになってたけど、これは主人公のジェットのほうがおろそかになっていた、というのが真相かなと思った。ビリーのことも放置してしまう性分なので。
    ソフィアが薬を塩に変えていたのぞっとする。虐待しそう。こういう、自分は正しいことをしている、自分にはこの行動をとる許される理由があると思い込んでいる人間はきつい。
    面白いが。

    なんだかんだジェットは生き延びないかな~と思ったが、さすがホリー・ジャクソン。真相を知らずに逝ってしまうとは。そしてラストもすごい。

    父親スコットはジェットの腎臓が移植されて生き延びられるのだろうか?
    ダイアンの不貞は結局バレたのか。
    ビリーの父親ジャックは本当に死んだのか?
    ルークは罪を免れるのか?メイソン建設はどうなるのか?
    ソフィアとの結婚生活は続くのか?
    色々どうなるんだってところで終わる。人生みたいに。

    でもビリーはジェットに愛された、自分は愛されても良い人間なんだと実感できるようになったので、未来はまあまあ明るそう。

    面白かったな~。

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    2026年10月04日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    日本でもお馴染みとなったイギリスの作家、ホリー・ジャクソン。邦訳は、中編含めて6作目。今作も前作「夜明けまでに誰かが」と同じくノンシリーズ。なのでここから読んでも全く問題ない。

    ハロウィンの夜、誰かに頭を強打されたジェットは、余命一週間と宣告される。成功の見込みが低い手術を受けることをせず、自身の手で犯人を見つけることを誓うジェットだが…

    自身の命が一週間後に尽きるという、タイムリミットもの。デスゲーム的なものとか、マフィアに猶予されているとかじゃなく、ただただ病でここまで短いリミットがある状況はなかなか珍しい。無謀な捜査の説得力にもなっていて、医療的にはファンタジーかもしれないけど、ぐいぐい読ませる原動力になっている。

    振り返ると、そこまで展開に大きな浮き沈みはないのだけど、そのことに気づかないくらいに没頭してしまう作品。個人的には、これまで邦訳された作品の中で一番好き。

    ミステリとしては、序章でほとんど全ての主要登場人物が出てきて、道中の伏線も丁寧に張られている。手堅く、安心して読めるなぁと。

    この設定なので、ものすごいハッピーエンドになることは誰もが思っていないと思うけど。どう着地するか、楽しみに読んでほしい。

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    2026年10月03日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    (和訳の傑作)これも素晴らしかった!長さも高さも超がつくジェットコースター小説。ぎゃーわー〜!!ピップが精神を病んでしまったと思われるところから始まり、ストーカーとの絶体絶命の対決からはずっと自分も犯罪に加わっているような気分になり心臓に負担がかかってきた。アンディ事件の背景がまたひっくり返るような状況にも驚きを隠せない。個人的に引っかかったのが写真にスマホの時刻が写るアリバイ作りについて、ピップは過去にもこれに気付かされた?誰かに作られたシナリオを追わされた?とワクワクしたのである。

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    2026年10月03日
  • 自由研究には向かない殺人

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    海外作家さんの作品はキャラクターの名前が覚えにくかったり想像しづらさみたいなものがあって、最初はちょっととっつきにくい。
    けど、慣れてくると文章も読みやすく何よりストーリーが面白くてぐんぐん読み進められる。
    タイトル通り「自由研究」として描かれているので、インタビューや記録、考察と主人公の生活場面とが組み合わさってて、読んでいて飽きない。
    主人公のキャラクターと相棒サルとの関係性も魅力的だった。
    最後まで「犯人は誰なの…?」と惹きつけられ、考えられて、「そうだったんか〜!」としっかり納得&驚かされ、余すことなく楽しませてもらいました!

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    2026年10月03日
  • 余命一週間の探偵として

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    容赦ないラストの展開に思わずため息
    やはりホリー・ジャクソン、恐るべき!
    余命1週間と言われたらどうする?
    普通なら愛する家族と共に穏やかに過ごすだろう
    しかし27歳のジェットは、残された1週間で自分を襲った犯人を見つけるという大胆な選択をする
    幼い頃に姉を亡くしているジェットにとって、死は遠い存在ではなかったのかもしれないが、信じられない行動力で、次々と秘密のベールが剥がされていくスリリングで衝撃的な1週間
    そしてそれは親友ビリーとの絆、自分のホームを確信した1週間でもあった
    ジェットのかけがえのない濃厚な1週間を堪能し、余韻にひたりました
    この作品も数年後、ハロウィンの時期にNetflixで映像化される気がします
    観る観ないは、ビリー役の俳優さん次第かなぁ、と勝手に妄想しております(歌声も重要!)

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    2026年10月02日
  • 卒業生には向かない真実

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    衝撃
    中盤あっけにとられ、いったん、呆然と本を閉じた
    1、2、と積み上げた物語の果てにこの展開
    「死んだも同然」
    ピップのとった行動、下した決断、覚悟
    その重たく暗い闇の奥に救いはあるのか?
    「正義」とは一体何なのか?

    そんなものは幻想に過ぎない

    警察が暴けないのなら自分が暴いてやる
    法が裁けないのなら自分が裁いてやる

    ピップの抱えるトラウマ
    ピップが抱える重荷
    愛する人たちを守ろうとするが故の彼女の孤独
    そして陰ながら彼女を支えようとする恋人、家族、友人たち
    圧倒的なボリュームと濃密なストーリー
    綺麗事では解決しないトラブルがある
    善悪をシンプルに図れない選択がある

    物語を読み終えても、結局ピップが正しかったのか、間違っていたのか、自分には答えが出せなかった

    けれど、わからないけれど、なんとなく、彼女の選んだ行動とその結末に拍手を送りたいと思った

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    2026年09月29日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    「まだ死んでない」

    濃密な一週間
    普段、我々一般人が過ごすことのない一週間
    ジェットはその目的のために費やそうとした
    その僅かな時間の中で、生の意味、自分の存在意義をはかろうとした
    迫りくる確実な死
    怯え、焦り、悩みながらも自分を殺した犯人に迫ろうと駆け抜けた
    その一週間に、いつもそばにいて寄り添っていたビリー
    プラトニックながらも他の誰ともかえがたい強い絆
    何かのタガが外れて底なしに笑い合う二人が愛おしかった

    ミステリとして読めばたぶん、最上級のものではないと思う
    けれど物語を紡ぐ作者の想い、引き込ませる筆力、翻訳者の情熱、それらがひしひしと伝わってくる小説
    ジェットの強い意志が心に伝わってくる小説

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    2026年09月29日
  • 自由研究には向かない殺人

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    BRAVO!たしかに、自由研究には向かない殺人だった。
    そして殺人事件と失踪事件を学校のレポートの題材としてやってのける主人公ピッパの度胸よ。
    これ読むとマジで女は度胸だと思ってしまう笑

    あと登場人物の秘密がどんどん明るみになるスタイル、好き。あとコイツまだ色々持ってるんかいみたいなのも好き。地図も好き。もっと出して。

    登場人物多いけど、不思議とスっと入るし、ティーンエイジャーが主人公だからちょっとした青春めいている描写もさわやか。

    読み返したいなあ。
    これは後々の伏線回収が捗りそうだ。

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    2026年09月27日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    前作『優等生は探偵に向かない』から続けて一気に読みました。第一作の『自由研究には向かない殺人』をずいぶん前に読み「続編は一旦読まなくていいかなー」と思っていたのですが、特に最終作の本作の評価が高かったので読むことにしました。
    『自由研究には〜』の内容はざっくり覚えていたので再読せず『優等生は〜』を読み始めたのですが、三部作と言いつつ大きな一つの物語なので一気に読んだ方が良いですね。
    『自由研究には〜』はやや辛い結末ではあるものの、何となく明るい雰囲気があり、ピップも危ない目に遭うが大きな怪我などなく終わるところが印象的でした。『優等生は〜』と本作は明るい雰囲気は段々と影を潜め、ピップは心身の健康も蝕まれていくところがまず読んでいて辛い。

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    2026年09月23日
  • 自由研究には向かない殺人

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    5年前に町で起きた少女の失踪事件は交際相手の少年が犯人であり、その後の自殺したとされていた。女子高生のピップはその少年の無実を証明するため、少年の弟であるラヴィ•シンと共に自由研究のテーマに選び調査を開始する。関係者へのインタビューが進む中でピップが真実に迫る。

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    2026年09月19日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    面白かった〜。結末は切ないけれど。

    どこかピップの面影のあるジェットが
    文字通り死にそうになりながら減らず口をたたき、不謹慎な冗談を投げつけ
    そしてアクシデントや妨害にもめげず、真相にたどり着こうとする熱意と行動たるや…ホントに言葉にならない。

    メイソン家とフィニー家の人たちは色々なものを失い
    その原因が全て十数年前の、ありふれたご近所不倫から始まっていたというのがやりきれない。

    0
    2026年09月16日
  • 余命一週間の探偵として

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    ぐふふ

    え〜の〜
    やはり生まれた時から一緒の異性の幼馴染え〜の〜

    って独特の視点!

    ホリー・ジャクソンのサスペンスミステリー『余命一週間の探偵として』に独特の視点からの感想!

    いやでも、これはもう最強設定じゃん!
    昔からそうだし、未来永劫そうだよね
    しかも万国共通
    でもってあーた、男のほうは自分の気持ちに気付いてるけど関係を壊したくなくて蓋をしてて、女の方は一番の親友むしろ兄弟と思っていたけど…って最強過ぎるやろ!

    こんなもんどう考えたって「ぐふふ」以外の感想ないわ!(ある)

    そしてそんな最強設定の二人が探偵となって事件解決に挑むんだけど…

    なー

    ホリーさんですよ

    あのホリーさんですよ

    『自由研究には向かない殺人』シリーズで賛否を巻き起こしまくってくれたホリーさんですよ

    ひと筋縄では行かないと思ってたけど、またこんなことしてきやがった!

    もう!(# ゚Д゚)

    0
    2026年09月15日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    前作までと比べてかなり攻めた完結編となっており、非常に好感が持てる。

    今作では、ストーカーの犯人が中盤で分かってしまいこの後どうするんだろう?と思ったが、その後が特に面白かった。

    殺される寸前の緊張感を上回るほどの、後半の圧巻のクオリティ。これまでに引き続き、自分がピップになった感じで読み進めてしまった。

    とにかくこのシリーズは没入感がすごい。主人公ピップのキャラクターが抜群に良いからだろうか。どんな時でも読者が応援できる人物だからかもしれない。

    一巻から伏線が張られていたのもいい。

    賛否両論あるようだが、ラストの展開は個人的には好きかな。

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    2026年09月11日
  • 余命一週間の探偵として

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    今年読んだ本の中で一番面白かった!
    最近集中力が落ちてきたのと遅読なので600ページ越えのミステリーで身構えたけど、さすがホリー・ジャクソンは読みやすい。もちろん翻訳の良さもあると思う。気付いたら夢中になって読んでた。

    ジェットは犯人を見つけるために不法なことまでやってしまってハラハラしつう、死ぬまでになんとか犯人を特定してほしいと願いながら読む。実は序盤から犯人が分かってしまっていたけど真相や動機を知るとほろ苦い気持ちになった。

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    2026年09月09日
  • 余命一週間の探偵として

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    ハロウィーンの夜に何者かに頭を殴られ、重傷を負った27歳のジェットは辛くも一命をとりとめる。しかし負わされた傷のせいで、一週間後には脳動脈瘤が破裂し死に至るであろうことを宣告される。最期の一週間を過ごすか、それとも可能性の低い手術に賭けるか。ジェットが選んだのは、残りの一週間で自分を「殺した」犯人を見つけることだった。スリリングで切ないタイムリミットミステリです。
    持病のせいで仕事も辞め、モラトリアムな生活を送っていたジェット。「時間はたっぷりとある」「あとでやる」と口癖のように言っていた彼女にいきなり突き付けられたタイムリミットはあまりに過酷です。誰が犯人なのか、そしてなぜ自分が襲われたのか何もわからないまま、幼馴染のビリーの協力を得て捜査を始めるジェットの姿は前向きで力強いのですが。死を目前にして平気なはずはないだろうという当たり前のことを考えてしまうと、何とも言えない気分になります。残り時間が限られているからこそなりふり構わず突き進む姿には頼もしさと共に少し不安もありました。だけど懸命に支えてくれるビリーの存在にはものすごい安心感があります。この二人がともに過ごした一週間は本当に素敵。だけどもっと彼らに時間があればいいのに、とも。
    次々と明かされる人々の秘密、徐々にジェットを蝕む死の兆候、そしてジェットとビリーを襲う危機、山場だらけで読む手が本当に止まりません。ジェットが生き延びる道がないのは分かっているので、その結末にたどり着きたくない気持ちが強いのだけれど、それでも展開が気になるのでどんどん読んじゃう……。

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    2026年09月05日