余命一週間の探偵として

余命一週間の探偵として

小説・文芸
1,599円 (税込)

7pt

ハロウィーンの晩。27歳のジェットは、何者かに殴打されて意識不明となってしまう。緊急手術を行い2日後に目覚めたものの、医師によると、彼女の脳内には確実に動脈瘤が形成されると考えられ、いずれ破裂して死に至るという。手術はほぼ不可能。余命1週間を宣告されたジェットは死ぬまでに自分を襲った犯人を見つけると誓い、幼なじみのビリーと調査を始める。だが、容疑者は身近な人物ばかりで……。究極のタイムリミットに挑む探偵役が、必死で謎を解き明かしていく。『自由研究には向かない殺人』の著者が放つ、圧巻の犯人当てミステリ!/解説=上條ひろみ

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余命一週間の探偵として のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この作家は面白い。この本の設定もこれまでに見たこともないものだし、結末も気持ちよく裏切られた。あり得なさそうな話をあり得そうなものとして書いていて、本当に感心する。新しいミステリーを読みたい人にオススメ。もちろん普通に読んでも大丈夫。

    0
    2026年11月01日

    Posted by ブクログ

    632ページ…
    全てのページがぎっしり文章、
    ぎっしりストーリーで
    読み応えがすごかった 

    約1週間の余命で
    人はこんなに強くいられるのだろうか
    残酷な結末かもしれないのに
    まっすぐ向き合えるのだろうか

    余韻がしんどい…
    けど
    読んで良かった

    0
    2026年10月18日

    Posted by ブクログ

    自ら生み出したキャラクターをとんでもない状況に追いやることにおいて、ホリー・ジャクソンの右に出る作家はそうそういない。グッドガールのピップ然り、キャンピングカーで狙撃者に狙われるはめになったレッド然り。しかし、本作のジェットほど、心身ともに過酷な状況をあてがわれたキャラクターもいないだろう。

    遺伝性の多発性嚢胞腎という持病のため、進学も就職もうまくいかなかった主人公ジェットは、27歳の今も実家暮らし。中途半端な自分自身に嫌気がさし、そんな娘に物申す母親にもイラつく、鬱屈した無為な生活を送っていた。そんなあるハロウィーンの夜、誰もいない自宅へ帰ったジェットは何者かに鈍器で頭を3度殴打され意識不明に。覚醒した彼女に医者は、摘出不可能な骨片が脳内に残っており、ほぼ確実に一週間以内に脳動脈瘤が形成され破裂して死に至ると告げる。奇跡にかけてオペを受けるか、一週間後の死を待つかという究極の選択を迫られたジェットは、オペを受けるよう迫る家族を振り切り、残り時間を「自分を殺した」犯人を見つけることに使うと決めた。

    謎が謎を呼び、物語はまさにノンストップ!ジェットはどうなってしまうのかと、手に汗を握って読みきった。相棒となる幼馴染のビリーがとてもいい(彼がいたことがジェットにとっての救い。作者ジャクソンの優しさ?)。そして、読み終えた今、放心したようになっている。

    ジャクソンは「謝辞」の中で、この物語を書く中で「WWJD: What Would Jet Do(ジェットならどうするだろう)」と考えるようになったという。もちろんこれは物語であり、本当の話ではないことは百も承知だが、何か苦しいことが起きたとき、病に悩むような状況になったとき、私もジェットの物語を思い出すような気がする。そして、読み返してみる気がする。ジェットならどうするだろうと思って。

    0
    2026年10月17日

    Posted by ブクログ

    書評で面白そうだったので読んでみた。
    シリーズものではなく、この一冊で完結する。
    タイムリミットもので、時間の制約がある中での捜査が緊張感を持って描かれている。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    容赦ないラストの展開に思わずため息
    やはりホリー・ジャクソン、恐るべき!
    余命1週間と言われたらどうする?
    普通なら愛する家族と共に穏やかに過ごすだろう
    しかし27歳のジェットは、残された1週間で自分を襲った犯人を見つけるという大胆な選択をする
    幼い頃に姉を亡くしているジェットにとって、死は遠い存在ではなかったのかもしれないが、信じられない行動力で、次々と秘密のベールが剥がされていくスリリングで衝撃的な1週間
    そしてそれは親友ビリーとの絆、自分のホームを確信した1週間でもあった
    ジェットのかけがえのない濃厚な1週間を堪能し、余韻にひたりました
    この作品も数年後、ハロウィンの時期にNetflixで映像化される気がします
    観る観ないは、ビリー役の俳優さん次第かなぁ、と勝手に妄想しております(歌声も重要!)

    0
    2026年10月02日

    Posted by ブクログ

    ぐふふ

    え〜の〜
    やはり生まれた時から一緒の異性の幼馴染え〜の〜

    って独特の視点!

    ホリー・ジャクソンのサスペンスミステリー『余命一週間の探偵として』に独特の視点からの感想!

    いやでも、これはもう最強設定じゃん!
    昔からそうだし、未来永劫そうだよね
    しかも万国共通
    でもってあーた、男のほうは自分の気持ちに気付いてるけど関係を壊したくなくて蓋をしてて、女の方は一番の親友むしろ兄弟と思っていたけど…って最強過ぎるやろ!

    こんなもんどう考えたって「ぐふふ」以外の感想ないわ!(ある)

    そしてそんな最強設定の二人が探偵となって事件解決に挑むんだけど…

    なー

    ホリーさんですよ

    あのホリーさんですよ

    『自由研究には向かない殺人』シリーズで賛否を巻き起こしまくってくれたホリーさんですよ

    ひと筋縄では行かないと思ってたけど、またこんなことしてきやがった!

    もう!(# ゚Д゚)

    0
    2026年09月15日

    Posted by ブクログ

    今年読んだ本の中で一番面白かった!
    最近集中力が落ちてきたのと遅読なので600ページ越えのミステリーで身構えたけど、さすがホリー・ジャクソンは読みやすい。もちろん翻訳の良さもあると思う。気付いたら夢中になって読んでた。

    ジェットは犯人を見つけるために不法なことまでやってしまってハラハラしつう、死ぬまでになんとか犯人を特定してほしいと願いながら読む。実は序盤から犯人が分かってしまっていたけど真相や動機を知るとほろ苦い気持ちになった。

    0
    2026年09月09日

    Posted by ブクログ

    ハロウィーンの夜に何者かに頭を殴られ、重傷を負った27歳のジェットは辛くも一命をとりとめる。しかし負わされた傷のせいで、一週間後には脳動脈瘤が破裂し死に至るであろうことを宣告される。最期の一週間を過ごすか、それとも可能性の低い手術に賭けるか。ジェットが選んだのは、残りの一週間で自分を「殺した」犯人を見つけることだった。スリリングで切ないタイムリミットミステリです。
    持病のせいで仕事も辞め、モラトリアムな生活を送っていたジェット。「時間はたっぷりとある」「あとでやる」と口癖のように言っていた彼女にいきなり突き付けられたタイムリミットはあまりに過酷です。誰が犯人なのか、そしてなぜ自分が襲われたのか何もわからないまま、幼馴染のビリーの協力を得て捜査を始めるジェットの姿は前向きで力強いのですが。死を目前にして平気なはずはないだろうという当たり前のことを考えてしまうと、何とも言えない気分になります。残り時間が限られているからこそなりふり構わず突き進む姿には頼もしさと共に少し不安もありました。だけど懸命に支えてくれるビリーの存在にはものすごい安心感があります。この二人がともに過ごした一週間は本当に素敵。だけどもっと彼らに時間があればいいのに、とも。
    次々と明かされる人々の秘密、徐々にジェットを蝕む死の兆候、そしてジェットとビリーを襲う危機、山場だらけで読む手が本当に止まりません。ジェットが生き延びる道がないのは分かっているので、その結末にたどり着きたくない気持ちが強いのだけれど、それでも展開が気になるのでどんどん読んじゃう……。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    死を前にした人間がワガママになるのは、いけないことなのか。
    すごく"死"とは正反対のバイタリティを感じた。
    謝辞にあるように、きっと事あるごとに私はジェットの強さを思い出すだろう。

    自らの死をカウントダウンするなんて、どんな気持ちなんだろうか
    最悪が更新されていくなんて、どんな気分なんだろうか
    『死にたくない』どんな想いで発したんだろうか
    節々で、涙がとまらなかった。

    人間関係が複雑に絡み合っていて、何を信じたらいいか分からなくなってしまう本作だった。
    ホリー・ジャクソン著の翻訳済み作品は全て読んできたけれど
    そういった表面上に現れないような澱みを書くのがうまいなあ、という感想を上塗りしていくのが、出るたびに読んでしまう魅力なんだろう。

    真相の最奥には触れなかったけれど、真実の最愛に包まれて逝ったジェットはきっと幸せだった、と、信じてる。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    ハロウィンの夜
    27歳のジェットは帰宅したところを何者かに殴打され意識不明となる…
    2日後に意識を戻すも、余命一週間の宣告を受ける
    そして「自分自身の殺人事件を解決する」と宣言する!

    皆の心配をよそに死人ギャグを連発しながら強引に調査を進めるジェット
    そんなジェットを気遣いながら献身的に寄り添う幼なじみのビリー
    一週間という期限があるにも関わらず、2人のテンポいい掛け合いが微笑ましく楽しい
    しかしその期限は確実に迫ってくる…
    次々に明かされる真実にやりきれなさを覚えながらも、残り少ない自分の人生を強く生き抜いたジェット
    そんな彼女の生き方に胸を打たれた
    ハロウィンがくるたびにこの作品を思い出すだろう

    ただジェットが27歳という設定は違和感…(笑)

    0
    2026年10月26日

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