車椅子探偵の幸運な日々

車椅子探偵の幸運な日々

2,860円 (税込)

14pt

4.1

難病を患い、車椅子で生活をするダニエルは、玄関ポーチから近所を観察することを趣味としていた。頻繁に通る若い女性のことが少し気になるダニエルだったが、ある日、彼女が誘拐される場面を目撃してしまう。彼はネットを駆使して独自の捜査を始めるが……。

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車椅子探偵の幸運な日々 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本を読めたこと、LUCKYでした!とても優しくて素晴らしい作品。出来れば若い人や学生さんに読んでほしいかな。
    乱暴なくくりだけど、ハンチバックが闇ならこちらは光。光を選びたい。

    0
    2024年10月09日

    Posted by ブクログ

    ★5 難病を抱えた青年が、死と直面しながらも行方不明の女性を探す探偵小説 #車椅子探偵の幸運な日々

    ■あらすじ
    主人公ダニエルは脊髄性筋萎縮症(SMA)を患っている青年。彼は電動車椅子で生活しており、常に呼吸停止状態になってしまう危険性があった。ある朝、彼が外を眺めていると、若い女性が車に乗り込む

    0
    2024年06月06日

    Posted by ブクログ

    SL 2025.4.1-2025.4.4
    ミステリ仕立ての思索に富んだ作品。
    いろいろ、もろもろ考えさせられる。障害者に対するわたしたちの態度、考え、偏見。障害者自身の想い。家族の気持ち、生活。家族ではない周りの親しい人たちの関わり。
    ダニエルが、大切な人を失う前に自分が先に逝ってしまうからラッキー

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    ミステリの空気が漂う青春小説。普段読んでるどぎついミステリと比べると起きる事件は実に可愛い。SMA患者の状態と心理が丁寧に描かれ、彼と周囲の人との関係が温かくてうるうる。自分はラッキー、そして社会の一員だ、と高らかに叫ぶ場面には胸を打たれました。障がいを抱えた方への視線が変わりました。読めてよかった

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    難病に苦しむ車椅子の青年が女性の連れ去りを目撃した事から始まる一人称のミステリー。
    自分を見た時に表れる相手の反応や日常生活の様子が合間合間に語られる。友人や介護師との関係もほのぼのとして愛されている事が伝わってくる程、明るく爽やかなトーンが全体を覆っている。行方不明の女性探しを僅かに動かせる指先で

    0
    2024年07月06日

    Posted by ブクログ

    主人公ダニエルは女性が車に乗り込むところを目撃する。そのあとに女性が失踪した事件を知り、あの女性がそうだったんじゃないかという場面から始まる。ダニエルは一歳半の時にSMA(脊髄性筋萎縮症)という難病を発症し二十六歳の今まで車椅子生活をしている。常に命の危険のある生活のなかで友人や介助してくれる人たち

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    ダニエルは26歳。難病で常に呼吸停止の危険に晒されているものの、朝食後には電動車椅子で玄関ポーチに出て、外の空気を吸うのが好きだった。毎朝、家の前を歩く彼女を心待ちにしていたが、携帯を見ている彼女は気づかない。それでもある朝彼女は顔をあげ微笑んでくれたが、見知らぬ車に乗りこんで行ってしまった。数日後

    0
    2024年08月28日

    Posted by ブクログ

    女性の連れ去り事件を目撃したのは
    車椅子に乗った難病を抱える26歳の青年だった。

    この本の中で繰り返し発せられるダニエルの言葉、
    「ぼくはラッキー」は、時に切なく、時にやりきれない怒りのようなものと共に、わたしの胸に迫ってきた。

    疾患を持つ人に対する周りの視線や言葉がけや態度が
    どれだけ本人を苦

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『朽ちるマンション 老いる住民』(朝日新聞取材班)、『車いすにのったらどうなるの?』(ハリエット・ブランドル)を読んでいて、【車椅子の人の生活はどんなものなのか?】と気になった時に見つけた『車椅子探偵の幸運な日々』(ウィル・リーチ)。

    学生の時に車椅子の体験(乗る側・押す側両方)をした事はあるけれ

    0
    2024年10月08日

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