【感想・ネタバレ】余命一週間の探偵としてのレビュー

あらすじ

ハロウィーンの晩。27歳のジェットは、何者かに殴打されて意識不明となってしまう。緊急手術を行い2日後に目覚めたものの、医師によると、彼女の脳内には確実に動脈瘤が形成されると考えられ、いずれ破裂して死に至るという。手術はほぼ不可能。余命1週間を宣告されたジェットは死ぬまでに自分を襲った犯人を見つけると誓い、幼なじみのビリーと調査を始める。だが、容疑者は身近な人物ばかりで……。究極のタイムリミットに挑む探偵役が、必死で謎を解き明かしていく。『自由研究には向かない殺人』の著者が放つ、圧巻の犯人当てミステリ!/解説=上條ひろみ

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Posted by ブクログ

632ページ…
全てのページがぎっしり文章、
ぎっしりストーリーで
読み応えがすごかった 

約1週間の余命で
人はこんなに強くいられるのだろうか
残酷な結末かもしれないのに
まっすぐ向き合えるのだろうか

余韻がしんどい…
けど
読んで良かった

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2026年10月18日

Posted by ブクログ

自ら生み出したキャラクターをとんでもない状況に追いやることにおいて、ホリー・ジャクソンの右に出る作家はそうそういない。グッドガールのピップ然り、キャンピングカーで狙撃者に狙われるはめになったレッド然り。しかし、本作のジェットほど、心身ともに過酷な状況をあてがわれたキャラクターもいないだろう。

遺伝性の多発性嚢胞腎という持病のため、進学も就職もうまくいかなかった主人公ジェットは、27歳の今も実家暮らし。中途半端な自分自身に嫌気がさし、そんな娘に物申す母親にもイラつく、鬱屈した無為な生活を送っていた。そんなあるハロウィーンの夜、誰もいない自宅へ帰ったジェットは何者かに鈍器で頭を3度殴打され意識不明に。覚醒した彼女に医者は、摘出不可能な骨片が脳内に残っており、ほぼ確実に一週間以内に脳動脈瘤が形成され破裂して死に至ると告げる。奇跡にかけてオペを受けるか、一週間後の死を待つかという究極の選択を迫られたジェットは、オペを受けるよう迫る家族を振り切り、残り時間を「自分を殺した」犯人を見つけることに使うと決めた。

謎が謎を呼び、物語はまさにノンストップ!ジェットはどうなってしまうのかと、手に汗を握って読みきった。相棒となる幼馴染のビリーがとてもいい(彼がいたことがジェットにとっての救い。作者ジャクソンの優しさ?)。そして、読み終えた今、放心したようになっている。

ジャクソンは「謝辞」の中で、この物語を書く中で「WWJD: What Would Jet Do(ジェットならどうするだろう)」と考えるようになったという。もちろんこれは物語であり、本当の話ではないことは百も承知だが、何か苦しいことが起きたとき、病に悩むような状況になったとき、私もジェットの物語を思い出すような気がする。そして、読み返してみる気がする。ジェットならどうするだろうと思って。

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2026年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

余命一週間と宣告された状態で自分の殺人事件を解き明かそうとするジェットの物語。
相棒に幼なじみで親友のビリー。心優しいビリー。
マーガレットじゃなく『ジェット(主に男性に使われる。もしくは中性的な名前)』と名乗ってるのに意味があるのかとずっと思ってたけど最後まで特になし。 変わりたい願望から?名乗ってたのかな?
ジェットは最期には犯人に気付いてた気がする。ビリーと自分の最期の時間の為に言わなかっただけで…。
なぜビリーが小さい時から傍に居て好きにならん!?と思うけどジェットが強すぎたんだろうなぁ…。
ジェットが亡くなった後のビリーのこれからを2日ぐらい考える程、読後に余韻が残った。
『愛される事』に捕らわれてたビリーが小さい街をジェットのトラックに乗って出ていく。
ジェットからの手紙にあった様にビリーに出会ってすぐに愛してるって想ってくれる子に出会えるといいな。

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2026年10月11日

Posted by ブクログ

書評で面白そうだったので読んでみた。
シリーズものではなく、この一冊で完結する。
タイムリミットもので、時間の制約がある中での捜査が緊張感を持って描かれている。

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2026年10月09日

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ネタバレ

4.5くらい。
面白かった。

余命が一週間しかないので、多少強引に捜査が進んで面白い。
頭に動脈瘤という爆弾を抱えているので、頭をぶつけたり危ないことをするとヒヤヒヤしてホラーだった。
徐々に身体機能が落ちていくのもホラーだった。

主人公の最期の一週間。最期の“生”って感じで良かった。

ソフィアと言い合いになって、どっちが連絡を取らなくなったのかうやむやになってたけど、これは主人公のジェットのほうがおろそかになっていた、というのが真相かなと思った。ビリーのことも放置してしまう性分なので。
ソフィアが薬を塩に変えていたのぞっとする。虐待しそう。こういう、自分は正しいことをしている、自分にはこの行動をとる許される理由があると思い込んでいる人間はきつい。
面白いが。

なんだかんだジェットは生き延びないかな~と思ったが、さすがホリー・ジャクソン。真相を知らずに逝ってしまうとは。そしてラストもすごい。

父親スコットはジェットの腎臓が移植されて生き延びられるのだろうか?
ダイアンの不貞は結局バレたのか。
ビリーの父親ジャックは本当に死んだのか?
ルークは罪を免れるのか?メイソン建設はどうなるのか?
ソフィアとの結婚生活は続くのか?
色々どうなるんだってところで終わる。人生みたいに。

でもビリーはジェットに愛された、自分は愛されても良い人間なんだと実感できるようになったので、未来はまあまあ明るそう。

面白かったな~。

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2026年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本でもお馴染みとなったイギリスの作家、ホリー・ジャクソン。邦訳は、中編含めて6作目。今作も前作「夜明けまでに誰かが」と同じくノンシリーズ。なのでここから読んでも全く問題ない。

ハロウィンの夜、誰かに頭を強打されたジェットは、余命一週間と宣告される。成功の見込みが低い手術を受けることをせず、自身の手で犯人を見つけることを誓うジェットだが…

自身の命が一週間後に尽きるという、タイムリミットもの。デスゲーム的なものとか、マフィアに猶予されているとかじゃなく、ただただ病でここまで短いリミットがある状況はなかなか珍しい。無謀な捜査の説得力にもなっていて、医療的にはファンタジーかもしれないけど、ぐいぐい読ませる原動力になっている。

振り返ると、そこまで展開に大きな浮き沈みはないのだけど、そのことに気づかないくらいに没頭してしまう作品。個人的には、これまで邦訳された作品の中で一番好き。

ミステリとしては、序章でほとんど全ての主要登場人物が出てきて、道中の伏線も丁寧に張られている。手堅く、安心して読めるなぁと。

この設定なので、ものすごいハッピーエンドになることは誰もが思っていないと思うけど。どう着地するか、楽しみに読んでほしい。

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

容赦ないラストの展開に思わずため息
やはりホリー・ジャクソン、恐るべき!
余命1週間と言われたらどうする?
普通なら愛する家族と共に穏やかに過ごすだろう
しかし27歳のジェットは、残された1週間で自分を襲った犯人を見つけるという大胆な選択をする
幼い頃に姉を亡くしているジェットにとって、死は遠い存在ではなかったのかもしれないが、信じられない行動力で、次々と秘密のベールが剥がされていくスリリングで衝撃的な1週間
そしてそれは親友ビリーとの絆、自分のホームを確信した1週間でもあった
ジェットのかけがえのない濃厚な1週間を堪能し、余韻にひたりました
この作品も数年後、ハロウィンの時期にNetflixで映像化される気がします
観る観ないは、ビリー役の俳優さん次第かなぁ、と勝手に妄想しております(歌声も重要!)

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2026年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「まだ死んでない」

濃密な一週間
普段、我々一般人が過ごすことのない一週間
ジェットはその目的のために費やそうとした
その僅かな時間の中で、生の意味、自分の存在意義をはかろうとした
迫りくる確実な死
怯え、焦り、悩みながらも自分を殺した犯人に迫ろうと駆け抜けた
その一週間に、いつもそばにいて寄り添っていたビリー
プラトニックながらも他の誰ともかえがたい強い絆
何かのタガが外れて底なしに笑い合う二人が愛おしかった

ミステリとして読めばたぶん、最上級のものではないと思う
けれど物語を紡ぐ作者の想い、引き込ませる筆力、翻訳者の情熱、それらがひしひしと伝わってくる小説
ジェットの強い意志が心に伝わってくる小説

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2026年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった〜。結末は切ないけれど。

どこかピップの面影のあるジェットが
文字通り死にそうになりながら減らず口をたたき、不謹慎な冗談を投げつけ
そしてアクシデントや妨害にもめげず、真相にたどり着こうとする熱意と行動たるや…ホントに言葉にならない。

メイソン家とフィニー家の人たちは色々なものを失い
その原因が全て十数年前の、ありふれたご近所不倫から始まっていたというのがやりきれない。

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2026年09月16日

Posted by ブクログ

ぐふふ

え〜の〜
やはり生まれた時から一緒の異性の幼馴染え〜の〜

って独特の視点!

ホリー・ジャクソンのサスペンスミステリー『余命一週間の探偵として』に独特の視点からの感想!

いやでも、これはもう最強設定じゃん!
昔からそうだし、未来永劫そうだよね
しかも万国共通
でもってあーた、男のほうは自分の気持ちに気付いてるけど関係を壊したくなくて蓋をしてて、女の方は一番の親友むしろ兄弟と思っていたけど…って最強過ぎるやろ!

こんなもんどう考えたって「ぐふふ」以外の感想ないわ!(ある)

そしてそんな最強設定の二人が探偵となって事件解決に挑むんだけど…

なー

ホリーさんですよ

あのホリーさんですよ

『自由研究には向かない殺人』シリーズで賛否を巻き起こしまくってくれたホリーさんですよ

ひと筋縄では行かないと思ってたけど、またこんなことしてきやがった!

もう!(# ゚Д゚)

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

今年読んだ本の中で一番面白かった!
最近集中力が落ちてきたのと遅読なので600ページ越えのミステリーで身構えたけど、さすがホリー・ジャクソンは読みやすい。もちろん翻訳の良さもあると思う。気付いたら夢中になって読んでた。

ジェットは犯人を見つけるために不法なことまでやってしまってハラハラしつう、死ぬまでになんとか犯人を特定してほしいと願いながら読む。実は序盤から犯人が分かってしまっていたけど真相や動機を知るとほろ苦い気持ちになった。

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2026年09月09日

Posted by ブクログ

ハロウィーンの夜に何者かに頭を殴られ、重傷を負った27歳のジェットは辛くも一命をとりとめる。しかし負わされた傷のせいで、一週間後には脳動脈瘤が破裂し死に至るであろうことを宣告される。最期の一週間を過ごすか、それとも可能性の低い手術に賭けるか。ジェットが選んだのは、残りの一週間で自分を「殺した」犯人を見つけることだった。スリリングで切ないタイムリミットミステリです。
持病のせいで仕事も辞め、モラトリアムな生活を送っていたジェット。「時間はたっぷりとある」「あとでやる」と口癖のように言っていた彼女にいきなり突き付けられたタイムリミットはあまりに過酷です。誰が犯人なのか、そしてなぜ自分が襲われたのか何もわからないまま、幼馴染のビリーの協力を得て捜査を始めるジェットの姿は前向きで力強いのですが。死を目前にして平気なはずはないだろうという当たり前のことを考えてしまうと、何とも言えない気分になります。残り時間が限られているからこそなりふり構わず突き進む姿には頼もしさと共に少し不安もありました。だけど懸命に支えてくれるビリーの存在にはものすごい安心感があります。この二人がともに過ごした一週間は本当に素敵。だけどもっと彼らに時間があればいいのに、とも。
次々と明かされる人々の秘密、徐々にジェットを蝕む死の兆候、そしてジェットとビリーを襲う危機、山場だらけで読む手が本当に止まりません。ジェットが生き延びる道がないのは分かっているので、その結末にたどり着きたくない気持ちが強いのだけれど、それでも展開が気になるのでどんどん読んじゃう……。

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

待ってました、待望の新作!
今作のジェット&ビリーは、“向かないシリーズ”のピップ&ラヴィを彷彿とされるコンビで、“向かないシリーズ“が大好きなので、またこういう二人で一緒に事件を解決する系で嬉しかった。
でもストーリーは相変わらず残酷で、救いがない…。
今作は、殺人事件が起きて、犯人探しをして、犯人や動機等が判明して事件解決。という単純なものではなく、人それぞれが抱える悩みや葛藤が複雑に絡み合って、結果として起こってしまったというお話。
優しさや愛情って、時に狂気にも変わってしまうんだな…と感じた。

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2026年08月31日

Posted by ブクログ

死を前にした人間がワガママになるのは、いけないことなのか。
すごく"死"とは正反対のバイタリティを感じた。
謝辞にあるように、きっと事あるごとに私はジェットの強さを思い出すだろう。

自らの死をカウントダウンするなんて、どんな気持ちなんだろうか
最悪が更新されていくなんて、どんな気分なんだろうか
『死にたくない』どんな想いで発したんだろうか
節々で、涙がとまらなかった。

人間関係が複雑に絡み合っていて、何を信じたらいいか分からなくなってしまう本作だった。
ホリー・ジャクソン著の翻訳済み作品は全て読んできたけれど
そういった表面上に現れないような澱みを書くのがうまいなあ、という感想を上塗りしていくのが、出るたびに読んでしまう魅力なんだろう。

真相の最奥には触れなかったけれど、真実の最愛に包まれて逝ったジェットはきっと幸せだった、と、信じてる。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

ピップシリーズは読んだ
今回もバディもの

◎さくさく読めるストーリー
◯主人公と幼馴染のキャラクター

△わかりやすいミスリードが多い
ミステリー好きなら犯人を特定するのは容易

×クライマックスから解決編にかけて母親の視点や描写が皆無

とはいえ解説を読んでから序盤を読み直したら見事な伏線があって感心した
※23p3行目まで

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2026年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毎回、主人公に過酷な運命を背負わせてしまうホリー・ジャクソン
これほどまでに“悲劇のヒロイン”という言葉がピッタリな主人公がいたのだろうかと考えてしまった。

ジェットに余命を与えてしまった犯人に、もしかしたらこの人?いや、この人!?と、二転三転する展開にハラハラドキドキ。

余命一週間という期限の中で、少しずつ不調を表していく身体に鞭打ちながらビリーと解決に向けて奔走する姿は痛々しくて悲しい。

それなのに、、、
危険な目に遭いながらもようやく真相の一歩手前まできたのに、まさかそこで寿命が尽きるなんて…
奇跡なんて起きないんだなぁ…と。。
その後、ジェットの意志を継いでビリーが真相に辿り着くけれどまぁ最悪な結末で終了。。。。

なんでこんなことに…って思ったけれど、そもそもの始まりはジェット母とビリー父の不倫なので遅かれ早かれ最悪な未来は訪れていたのだろうとは思う。
ただ、“ジェットの死”というのはその中でも最悪な未来だろうな。

ジャック・フィニーはルークに撃たれ、ダイアン・メイソンはおそらく不倫がばれて、たぶんだけど何かが吹っ切れてしまってそうなルークはソフィアの悪事(薬の中身が塩)をバラしてしまいそうな気がするからここも離婚、それにジェットと仲直りもできず逆恨みしたままなソフィアの未来もどす暗そう。

なんだか誰も救われなかった気がするけど、唯一のハッピーはビリーが長年の恋を実らせ、自信をつけれた事かなぁ〜

でもやっぱり腕の中で愛する人を亡くし、父親は目の前で撃たれ、撃った犯人は異母兄弟だと思うとビリーもなかなか重い運命を背負ってるなと思う。

これ、ジェットは襲われず、もし何も起きなかったとしたらビリーとはなんの関係も生まれないし、ジェットはずっと落ちぶれた生活で、ルークともソフィアとも両親とも不仲のままの生活だったと思うから、ジェットにとってはどっちの人生も辛くて救われないよね!?ってなるから、ほんと気持ちが落ち込んじゃう、、
なのに読んじゃう。
今回もいろんな感情を引き出してくれたホリー・ジャクソンには拍手を送りたい。
次回作も楽しみだー

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2026年10月17日

Posted by ブクログ

感情の起伏の激しさ、親への反発、センチメンタルに語られる思い…登場人物たちは、私の頭の中ではティーンエージャーの姿で走り回っていたのは、私だけでしょうか?
ともあれ、最後までハラハラ!楽しめました。

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2026年10月17日

Posted by ブクログ

「自由研究には向かない」シリーズのホリージャクソンの最新作。彼女は作者名を見ただけで買ってしまう作家の1人。

27歳のジェットは、自宅にいるところを何者かに襲われ、頭を何度も強打され瀕死の状態に陥る。一命は取り留めるが、脳の奥に動脈瘤が形成されつつあり、一週間後にはそれが破裂して死に至る旨を医師から聞かされる。手術しても成功の可能性は著しく低い。

彼女は残された人生の時間を、自分を「殺害した」犯人の究明に充てる決心をする・・・。

面白さは期待を裏切らなかった。
タイムリミットが迫る中での犯人探しというサスペンス、巧みなミスリード、ミステリー好きも納得の意外な犯人と、相変わらずこの作家の好調ぶりが伺える。

惜しいのは翻訳。ジェットの台詞が舌足らずで、まるで「自由研究・・・」のピップのよう。10代の少女と同年代のボーイフレンドのイメージが浮かんでしまう。

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2026年10月04日

Posted by ブクログ

前作とおなじく、つよい女の子の主人公とサポートするやさしい男の子の組み合わせでとてもすき
それはそれとして、ひどいことがおこってそれが解明されるのに誰ひとり幸せにならないのでつらい

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2026年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この作者さんの作品は、【自由研究には向かない殺人】のピップや、【夜明けまでに誰かが】のレッドなど、性格に違いはあれど、機転の効く頭脳明晰な主人公が、あらゆる媒体を駆使して令和の謎解きを展開するのが魅力的だ。
本作で主人公に据えられたジェッドは、なんと犯人にたどり着けないまま死んでしまう。これまでの作品を愛読してきた自分には、雷が落ちたような衝撃だった。なんという消化不良…と思ったが、これはジェッドに対する作者の優しさかもしれないとも思った。犯人は彼女の愛する人の父親。もしも真相を突き止めてしまっていたら、2人はあんなに美しい最期を迎えられただろうか?ジェッドは、ビリーと謎解きすることで、これまでの人生で得られなかった充足感を感じながら死ねた。真相が明らかにならなくても、得るものがあったのだ。
これまでの作品のようなミステリと思いきや、今回はジェッドとビリーの物語であり、事件はその契機に過ぎず、新しい切り口を見せてくれた。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

600ページ↑だけど読みやすかった
ハウスメイドほど多くはないけど、海外テイストのユーモアがかなり好み

余命1週間で犯人を見つけてやろう!と思うバイタリティがすごい
実際にこんな人間はいるのかな、、
ゴールデンスランバーでも同じことを思った記憶

登場人物は全員クズのうえ、真相に関係ないところのクズだから、犯人を見つけたい主人公目線だと邪魔すぎる。物語としてはいろんな展開で飽きない。

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

ハロウィンの夜、何者かに殴打され生死の境をさまよったジェット。奇跡的に助かったものの、後遺症から余命1週間を宣告される。
彼女は幼馴染のビリーと自分を殺した人物を見つけるべく捜査を始める。

被害者が一命をとりとめて、犯人を探し出そうとするという設定はもちろん斬新でおもしろい。でも、それ以上に死というタイムリミットが制約からいつしか無敵感と潔さに変わっていくところが新鮮だった。
「いいでしょ、もうすぐ死ぬんだから」の圧倒的なパワー。生前(という言い方をあえてする)何かを成しとげなくてはという強迫観念にも似た強い気持ち。この二つが合わさったジェットはさながら暴走機関車。
「やりすぎだろ、おいおい…」と思う一方、「いいぞ、もっとやったれ」と彼女を応援してしまう自分もいた。
犯人を探しにとどまらず、これをきっかけに彼女が残り少ない自分の人生を取り戻していく。この仕掛けが一番私に刺さったなあ。

登場人物みんなの後ろ暗い秘密がイモづる式に明らかになって、最後結末に収束していく様は読んでいて気持ちいい。
ただ。いかんせん、ラストの展開に救いがない…!

私が海外の作品をあまり読まないからか、エンジンがかかるまでかなりの時間がかかったのはちょっと残念だったな。1/3過ぎたあたりで急にスピード感が出てきて、ラストは一気読みしてしまった。

最後に一言。
ビリー、おまえは本当にいいやつだな…

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ハロウィーンの晩に何者かによって自宅で頭を殴打された主人公は、それが原因でやがて脳内に手術で動脈瘤が形成される。手術は不可能で、その破裂により余命は1週間と宣告された主人公は幼馴染と共に捜査を始める。。。
タイムリミットミステリーでページを捲る手を止められない面白い物語だったが、女性主人公と歳の近い男性バディ、頼りにならない無能な地元警察、真犯人は幼馴染の父親など、「自由研究には向かない殺人」とほぼ同じ構造なのは残念。それを差し引いてもお勧めしたい作品ではあるのだが。
「自由研究には向かない殺人」を読んでいなければ、間違いなく⭐︎5つの作品。

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2026年09月03日

Posted by ブクログ

【2026年100冊目】
ハロウィンのバカ騒ぎの夜、ジェットは殺された――後頭部を殴られ、意識を取り戻しはしたものの、余命は一週間だと告げられる。限られた時間の中、友人のビリーと共に捜査を始めたジェットだったが……私を殺した犯人は、私が探し出す。「自由研究には向かない殺人」で一世を風靡したホリー・ジャクソンの最新作。

最初は主人公のジェットのことがあまり好きになれなかったのですが、犯人探しが進むにつれ、ジェットの心情も深掘りされていき、どんどんと「頑張れ!」という気持ちになっていきました。

腎臓に疾患があるというハンデを持ち、何かを成し遂げるという経験をしたことがなかったジェット(唯一達成したものは忌まわしい記憶と共にあるという……)。なのに、ハロウィンの夜に殺されかけ、告げられた余命はわずか一週間。そもそも設定の時点で面白いのですが、一週間という短い期間をジェットとビリーの濃い物語として追いかけることができました。

ホリー・ジャクソンさんはまさかの展開にするのが上手い作家さんなので、今回もそこそこ翻弄されました。最後も予想がつかなかったですね、油断ができなさすぎる。

既に次回作が楽しみです。次はどんなお話を見せてくれるのか。期待して待ちたいと思います。

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

ホリー・ジャクソンの新作、楽しみにしてました。
パワフルな主人公とキュートな相棒で謎解きする感じが、「自由研究に向かない殺人」を彷彿とさせる仕上がりですね。あと、自由研究よりも映像化が向いている作品なのでは、と。
ただ結構分厚くて読むのは大変でした。
あと、結末は。。そんなスッキリ感は無かったですね、個人的に。強くお薦め出来ないという事で、星マイナス一つです。

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2026年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
アメリカ バーモント州が舞台。
27歳のジェットはハロウィーンの夜に自宅で撲殺された。
運よく目覚めたが、頭蓋骨の骨片が脳内に入り込んだ影響で7日後には脳動脈瘤が破裂して死ぬという宣告を受ける。
最後の7日間、ジェットは幼馴染のビリーと共に自分を殺した犯人を探し出すことにした。

・感想
面白かったし、読みやすかった。
邦訳されているホリージャクソンの作品は全て読んでるので「ホリージャクソン」的展開とかキャラ設定かな、と思った。
悪く言えばマンネリとも感じるかも。
でも、やはりこの手のビターなラストは最高!
このラストがホリージャクソン作品を読む醍醐味だと思ってる。

作者自身が行政や執行機関等機関に不信感持ってるんだろうから(作品や過去作の後書きからも感じ取れる)そこら辺の描写もホリージャクソン作品の特徴だなってw
まぁ素人探偵作品だしね。警察が有能だと話にならないけど。

犯人は割とすぐわかった。
わかったけども、犯人の動機が全然理解できなかったw
ダイアンは自分の娘が二人とも犯人とその息子(自分の息子でもあるけど)に殺されるという、不倫にしてはでかい代償支払わされて可哀想。
この母親(ダイアン)へのジェットの手紙がすごくいいこと書いてたなと思う。
他責な人間って幸せになれないんだよねぇ、わかる…!

ビリーがすごくいい人だったな。
ホリージャクソン作品の猪突猛進人間不審主人公の「爽やかで善良な相方枠」は素直に信じられるから読者としてはありがたい存在だった。

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2026年10月25日

Posted by ブクログ

どこまでリアリティある症状なのか不明だが、この状況で激しいアクションとか飲酒は可能なのか気になってしまう。結構厚いが、読み飛ばせる部分が多いんだな、この作家。

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2026年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本当に設定のアイデアが毎回すごい。
ストーリー自体も面白いけど、設定のおかげで展開も早く、素人が乱暴に捜査をしても見逃してもらえるのが面白い。

この怪我でそんなに動き回れないだろうとか、予定ぴったりに死なないだろうとか、ツッコミどころはあるけれど、主人公は本当に真相を知ることなく死んでしまう。主人公だから少し延命するとか、ミラクルが起きることはなく、それがすごい。

ルークが、ビリーの父とジェットの母の不倫からの子どもで、ルークが義妹エミリーを殺し、ビリーの父がジェットを殺そうとした犯人で、さらに薬を入れ替えて義父を殺そうとする人がいたり、会社で違法行為をしていたり、一家の周辺がきな臭すぎて、ちょっと強引な感はあった。が、面白い。

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2026年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久々に海外ミステリーを読みたくて、以前『自由研究には…』で話題になった作家さんだったので、買ってみました。
読み始めてすぐに主人公のジェットが、思春期ならまだしももう27才だというのに、あまりの口の悪さで全く好きになれず最後まで読み切れるだろうかと不安になりました。
そこを何とか堪えて読み進めていくと、登場人物達が抱える様々な深刻な悩みが明るみに出てきて、私が予想した犯人はことごとく外れて、真犯人がわかった時には、愛する人を亡くし身内にも裏切りたビリーを思うと切なく悲しくなりました。

ミステリーとしてはそれなりに楽しめましたが、やっぱり最後まで読んで思ったのは、頭蓋骨骨折し大手術を受け余命宣告までされた主人公が、走り回ったり車を運転したりすることが、現実離れしすぎていると感じました。

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2026年09月22日

Posted by ブクログ

600ページにわたる長編。
前半はちょっと冗長なところあったけど、後半に入ると一気に加速して急展開。最後はどんでん返しな様な、違う様な・・

この作者の他の作品もそうだけど、登場人物の性格を細かく描き分けて臨場感を出すというか没入させるのが上手いな。

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2026年09月07日

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