服部京子のレビュー一覧
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ネタバレ高校生探偵ピップの前日譚。
コナーの家での犯人当てゲームに招かれたピップ。参加者はコナー、アント、ローレン、ザック、カーラ、ジェイミー。ゲームと思っていたが次第にのめり込むピップ。さて、ピップの導き出した犯人は——。
見事に推理を披露したピップだが、その推理は間違いとされた。間違うことは嫌い、とピップ。そして同時に自由研究のテーマを決める。これが『自由研究には向かない殺人』に繋がるのか。確かに今後のストーリーに関わる物事や人が散りばめられている。特に同級生たちの性格や行動とか。
特にピップの性格。自分が正しいと思えば突き進む。間違いだと言われたら不満を示さずにいられない。たとえゲームブッ -
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主人公ダニエルは女性が車に乗り込むところを目撃する。そのあとに女性が失踪した事件を知り、あの女性がそうだったんじゃないかという場面から始まる。ダニエルは一歳半の時にSMA(脊髄性筋萎縮症)という難病を発症し二十六歳の今まで車椅子生活をしている。常に命の危険のある生活のなかで友人や介助してくれる人たちとの交流を通して幸せな日々を感じている。その日常の描写がとてもいい。そこに入り込んできた失踪事件と、犯人と名乗る人物とのメールのやり取り。本当に犯人なのか、半信半疑のままやり取りを続けていく。女性を助けることができるのかとか緊張感が徐々に増していく面白さがあるけれど、ダニエルの性格、人柄、考え方にと
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詐欺師の技で大切な友達を守れ! 甘くも切ない思い出が蘇る青春ミステリー #詐欺師はもう嘘をつかない
■あらすじ
銀行に赴いた主人公ノーラと友人たちは、銀行強盗に襲われてしまう。大切な友人を守るため、かつて詐欺師であった母親から教わったテクニックで脱出を図っていく。
十代の少女たちが歪んだ大人たちに立ち向かう、ヤングアダルトミステリー。
■きっと読みたくなるレビュー
はぁ…切ない。若者たちが頑張る姿はキュンキュンしちゃいますね。
主人公ノーラが熱すぎるのよ。
唯一の武器である知識であるものの、自身のアイデンティティを否定する材料でもある。葛藤のはざまに自らを鼓舞しながら成長していく姿が…も -
ネタバレ 購入済み
あれ?あれ?そっちに行きます?
前作を読み終え、勢いで2作目も読みました。
皆様仰ってますが、ちゃんと1作目から読んで頂きたい。
いきなり前作のネタバレから始まるので、本作から読むとみすみす傑作ミステリー小説を一冊ドブに捨てる事になります。要注意です。
さて本編のお話、先ずコナーがダルい作者の意図どおりだと思いますが、もう一度言いますコナーだるい、うざ絡みやん、嫌やったら依頼すんなよ!って心から思いました。
一方、ラヴィが出てくるとテンポアップするんですが、コナーとの対比からかラヴィが軽く見える気がしました。
主人公がコーラ?をある人に頭からぶっかけるシーンやA~Bの時間帯に関する情報提供は不要というニュアンスで話すシー -
ネタバレ 購入済み
夏休みの冒険にしては深刻すぎる
遅ればせながら読了。
否定的な意見としては、電子書籍より紙の本の方が
この本の仕掛けをフルに楽しめたかもしれない。
ただズームして見られる点では電子書籍で良かったのかもしれない‥‥老眼なんで。
さて、本編ですが面白い、文句なく面白い。
多少強引な点はあるにしても、最後まで前のめりに
のめり込みました。
主人公のひたむきさと正義感が眩しい物語ではあるが、あ~そこは隠蔽するのか...え~なんか残念というエピソードもあり、そこを読者が高校生の若さととるか、探偵の役得ととるのかで話の見えかたや主人公に対する感情も変わってしまう危うさを感じました。
このミス2位もうなずけるし -
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Posted by ブクログ
アメリカの作家カレン・M・マクマナスの長篇ミステリ作品『誰かが嘘をついている(原題:One of Us Is Lying)』を読みました。
ここのところ、エッセイ等の息抜き作品を除けばアメリカの作家の作品が続いています。
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容疑者たちの独白に、真相への手がかりが!?
高校生5人と教師しかいない理科室での殺人!
放課後の理科室で、5人の高校生がルール違反の罰で教師に作文を書かされていた。
だが突然、生徒の1人サイモンが苦しみだし、病院搬送後に死亡する。検死の結果、警察は事件性があると判断した。
サイモンは生徒のゴシップを暴くアプリを運営しており、