服部京子のレビュー一覧

  • こうしてぼくはスパイになった

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    東京創元社「創元 初夏のホンまつり2025」にて購入。

    第二次世界大戦中のロンドン。空襲警報が鳴り響く中、偶然諜報員のものとおぼしきノートを手に入れた民間防衛隊の少年バーティ。ノートには暗号文が書かれている。
    ノートはアメリカ人の少女、エレノアが彼女の家庭教師でフランス人のヴィオレットから預かったもので、ヴィオレットは行方不明になっていた。
    バーティはエレノアやシャーロック・ホームズ通の友人デイヴィッドとともに、暗号を解読しようとする……といったお話。
    実際に作中と同じ手順で暗号を解読することもできるようになっており、子どもだったら喜んでやったかもなあと思う(ただし、解読したところで英語の意

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    2025年05月19日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ネタバレ

    「受験生は謎解きに向かない」を読んだ。これでシリーズの本を全て読んだ事になる。
    非常に好きなシリーズなので、読み終わってしまったことに対する喪失感がある。
     
    このシリーズの良かった点の一つ目は謎解きの楽しさがあるということだ。
    主人公が様々な情報を使って、真実へ近づいてくという過程は読んでいて自分自身も楽しむことが出来る。
    主人公自身も頭の良さに自信があり、謎解きに対して楽しみを覚えているという点も共感できる。
    伏線をきちんと張り、三部作を通じて、登場人物が重要な役割を巻をまたいで持っているということも良かった。
     
    次に良かったと思う点は、謎を解くだけでは上手くいかないという点が現実的であ

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    2025年05月06日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    これで本当にシリーズ終わり、、寂しい。まだ闇を知る前の、普通の女子高生のピップと仲良しグループが、ジェイミー・コナー兄弟の家でマーダーミステリゲームをするお話。2作目を読んでアントもローレンも大嫌いになったけど、本当になんで仲良しグループにいるんだ?と思うくらいむかつくやつ。ゲームの結末とピップの推理はシリーズ本編の真相を仄めかすような内容で、本編を読んだ人はすごく楽しめると思う。ほかにも本編を読んでいると「この後こんなことになるなんて...」と思うところがあって、前日譚として面白かった。ホリージャクソンさんの他の作品も翻訳出版されてほしい!

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    2025年05月02日
  • 車椅子探偵の幸運な日々

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    SL 2025.4.1-2025.4.4
    ミステリ仕立ての思索に富んだ作品。
    いろいろ、もろもろ考えさせられる。障害者に対するわたしたちの態度、考え、偏見。障害者自身の想い。家族の気持ち、生活。家族ではない周りの親しい人たちの関わり。
    ダニエルが、大切な人を失う前に自分が先に逝ってしまうからラッキーだと言うのは切ない。
    でも、誰かに自分を助けさせるのは、そのひとのためにきみができる最高のことだとも言う。

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    2025年04月04日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ネタバレ

    やや短いけれど、読みごたえはあるし、展開も先が見えず面白い。ただ、ラストの落ちは、ビップ同様納得がいかない。世の中理不尽なものだと言いたいのだろうか。

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    2025年03月30日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ネタバレ

    高校生探偵ピップの前日譚。

    コナーの家での犯人当てゲームに招かれたピップ。参加者はコナー、アント、ローレン、ザック、カーラ、ジェイミー。ゲームと思っていたが次第にのめり込むピップ。さて、ピップの導き出した犯人は——。

    見事に推理を披露したピップだが、その推理は間違いとされた。間違うことは嫌い、とピップ。そして同時に自由研究のテーマを決める。これが『自由研究には向かない殺人』に繋がるのか。確かに今後のストーリーに関わる物事や人が散りばめられている。特に同級生たちの性格や行動とか。

    特にピップの性格。自分が正しいと思えば突き進む。間違いだと言われたら不満を示さずにいられない。たとえゲームブッ

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    2025年03月16日
  • 車椅子探偵の幸運な日々

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    ミステリの空気が漂う青春小説。普段読んでるどぎついミステリと比べると起きる事件は実に可愛い。SMA患者の状態と心理が丁寧に描かれ、彼と周囲の人との関係が温かくてうるうる。自分はラッキー、そして社会の一員だ、と高らかに叫ぶ場面には胸を打たれました。障がいを抱えた方への視線が変わりました。読めてよかったです。

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    2025年02月09日
  • せつない動物図鑑

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    ネタバレ

    かわいいイラストと、簡潔な紹介が楽しかった。
    もっとつっこんで知りたい、と思うことも沢山だった。
    面白かった。

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    2025年02月06日
  • 生まれたときからせつない動物図鑑

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    生き残るために必死な生き物の赤ちゃんたちを、可愛くてどこかとぼけたイラストと共に紹介する。

    子どもを食べちゃう親もいれば、親を食べちゃう子どももいるんですね。そんな生きものたちの生態も面白いですが、何と言ってもゆるーい感じのイラストが良いです。

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    2024年12月23日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    三部作を完結してから読み始め、最終章が衝撃的だったので

    あぁ、ピップが生き生きしている

    そう感じながら読み進めました
    どうなっていくのかわかっているのに、これを読むとまた一作目から読みたくなります

    そして、三部作と違って薄い笑
    でもしっかりミステリー

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    2024年11月07日
  • 車椅子探偵の幸運な日々

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    難病に苦しむ車椅子の青年が女性の連れ去りを目撃した事から始まる一人称のミステリー。
    自分を見た時に表れる相手の反応や日常生活の様子が合間合間に語られる。友人や介護師との関係もほのぼのとして愛されている事が伝わってくる程、明るく爽やかなトーンが全体を覆っている。行方不明の女性探しを僅かに動かせる指先でトライする姿にハラハラしながら読んだ。素晴らしかった。

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    2024年07月06日
  • 車椅子探偵の幸運な日々

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    主人公ダニエルは女性が車に乗り込むところを目撃する。そのあとに女性が失踪した事件を知り、あの女性がそうだったんじゃないかという場面から始まる。ダニエルは一歳半の時にSMA(脊髄性筋萎縮症)という難病を発症し二十六歳の今まで車椅子生活をしている。常に命の危険のある生活のなかで友人や介助してくれる人たちとの交流を通して幸せな日々を感じている。その日常の描写がとてもいい。そこに入り込んできた失踪事件と、犯人と名乗る人物とのメールのやり取り。本当に犯人なのか、半信半疑のままやり取りを続けていく。女性を助けることができるのかとか緊張感が徐々に増していく面白さがあるけれど、ダニエルの性格、人柄、考え方にと

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    2024年05月26日
  • せつない動物図鑑

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    タスマニアデビルのメスの結婚相手の条件はとにかく強くて攻撃的なことらしい。
    まずは戦って向こうが強かったら恋におちるとか、交尾の後に抜け出して他のオスを探しに行くらしく、相手に見つかるとケンカがはじまり、メスがケンカに勝つと別の相手を探しに行くという、とにかく強さへのこだわりがはんぱないらしい。
    すばらしい。

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    2023年12月17日
  • 詐欺師はもう嘘をつかない

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    めちゃくちゃ長かった。青春小説と解説で書いてあった反社会的な環境の少年少女を描いた作品。詐欺を母親から教わった少女が銀行強盗と遭遇し、回想シーンを交えて強盗事件からの生還、そして自身の過去と決別する小説、良かった。

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    2023年12月11日
  • 自由研究には向かない殺人

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    1人の女子高生の信念に基づく調査により、既に解決したと思われていた殺人事件の真相が明らかになっていくお話。

    「自由研究」という訳は日本語だと小学校の夏休みを連想しますが、ここでは高校の卒業課題のようなものを指しています。
    そもそも主人公の通う「グラマースクール」が日本にあまり馴染みがないので、その辺りの文化の違いで最初はやや感情移入しづらいかも。

    主人公の前向きな性格が物語全体を明るくしており、殺人事件の調査という重いテーマでも暗さをあまり感じさせません。
    巻末の謝辞もその雰囲気なので、主人公というよりは作者自身の人柄かもしれませんね。

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    2026年01月07日
  • 詐欺師はもう嘘をつかない

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    ひとりの少女の今と、少女の中のたくさんの少女の過去と、そして未来を見守ったような気持ち。弱くても怖くても、踏ん張り笑える彼女を健気だと感じた。自分にも愛する人にも、かつて愛した人にも。
    私はノーラのことが好きだな。
    そしてもちろん、アイリスも。アイリス素敵だよアイリス…。ウェスもいい。リーも好き。キャラそれぞれが好きだけどなによりその結びつきが、関係性が素敵。
    面白かった。

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    2023年07月21日
  • 詐欺師はもう嘘をつかない

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    詐欺師の技で大切な友達を守れ! 甘くも切ない思い出が蘇る青春ミステリー #詐欺師はもう嘘をつかない

    ■あらすじ
    銀行に赴いた主人公ノーラと友人たちは、銀行強盗に襲われてしまう。大切な友人を守るため、かつて詐欺師であった母親から教わったテクニックで脱出を図っていく。
    十代の少女たちが歪んだ大人たちに立ち向かう、ヤングアダルトミステリー。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    はぁ…切ない。若者たちが頑張る姿はキュンキュンしちゃいますね。

    主人公ノーラが熱すぎるのよ。
    唯一の武器である知識であるものの、自身のアイデンティティを否定する材料でもある。葛藤のはざまに自らを鼓舞しながら成長していく姿が…も

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    2023年06月03日
  • 詐欺師はもう嘘をつかない

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    「自由研究には向かない殺人」が好きな人なら絶対に読んで欲しい作品。主人公は17才の少女でミステリ要素は少ない。いきなり事件現場から始まり犯人達に拘束された時間経過とその間に彼女の過去を回想する、と言う形で進んでいく。そうして原題の意味が初めてわかる仕掛けになっている。
    もしかしたら主人公は私だったかもしれない、切なさと共に主人公を抱きしめたくなる。
    Netflixでドラマ化されるのも楽しみ。

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    2023年04月23日
  • 詐欺師はもう嘘をつかない

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    ネタバレ

    テス・シャープの邦訳第二弾(ジュラシックパークの小説版が邦訳第一弾らしい)。
    ティーンの少女が主人公の、所謂ヤングアダルト小説。

    本作はミステリではない。過去、母親に詐欺師として徹底的に育てられた少女が、元カレと今カノとの3人で銀行強盗に巻き込まれる。封印した詐欺師の力を使い、いかにして銀行強盗から逃れるか。冒険小説。

    読みやすかったが、現在パートと過去パートがあまりにも頻繁に入れ替わるため、少しテンポが悪いと感じた。面白かっただけに残念。

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    2023年03月28日
  • 自由研究には向かない殺人

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    読み飽きない わりと長めの小説だけど、あっという間に読んでしまった。設定がユニークで、意外な展開もあり、感動作とかではないけれど、人におすすめしたいミステリーだった。

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    2026年01月12日