服部京子のレビュー一覧
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東京創元社「創元 初夏のホンまつり2025」にて購入。
第二次世界大戦中のロンドン。空襲警報が鳴り響く中、偶然諜報員のものとおぼしきノートを手に入れた民間防衛隊の少年バーティ。ノートには暗号文が書かれている。
ノートはアメリカ人の少女、エレノアが彼女の家庭教師でフランス人のヴィオレットから預かったもので、ヴィオレットは行方不明になっていた。
バーティはエレノアやシャーロック・ホームズ通の友人デイヴィッドとともに、暗号を解読しようとする……といったお話。
実際に作中と同じ手順で暗号を解読することもできるようになっており、子どもだったら喜んでやったかもなあと思う(ただし、解読したところで英語の意 -
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ネタバレ「受験生は謎解きに向かない」を読んだ。これでシリーズの本を全て読んだ事になる。
非常に好きなシリーズなので、読み終わってしまったことに対する喪失感がある。
このシリーズの良かった点の一つ目は謎解きの楽しさがあるということだ。
主人公が様々な情報を使って、真実へ近づいてくという過程は読んでいて自分自身も楽しむことが出来る。
主人公自身も頭の良さに自信があり、謎解きに対して楽しみを覚えているという点も共感できる。
伏線をきちんと張り、三部作を通じて、登場人物が重要な役割を巻をまたいで持っているということも良かった。
次に良かったと思う点は、謎を解くだけでは上手くいかないという点が現実的であ -
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これで本当にシリーズ終わり、、寂しい。まだ闇を知る前の、普通の女子高生のピップと仲良しグループが、ジェイミー・コナー兄弟の家でマーダーミステリゲームをするお話。2作目を読んでアントもローレンも大嫌いになったけど、本当になんで仲良しグループにいるんだ?と思うくらいむかつくやつ。ゲームの結末とピップの推理はシリーズ本編の真相を仄めかすような内容で、本編を読んだ人はすごく楽しめると思う。ほかにも本編を読んでいると「この後こんなことになるなんて...」と思うところがあって、前日譚として面白かった。ホリージャクソンさんの他の作品も翻訳出版されてほしい!
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ネタバレ高校生探偵ピップの前日譚。
コナーの家での犯人当てゲームに招かれたピップ。参加者はコナー、アント、ローレン、ザック、カーラ、ジェイミー。ゲームと思っていたが次第にのめり込むピップ。さて、ピップの導き出した犯人は——。
見事に推理を披露したピップだが、その推理は間違いとされた。間違うことは嫌い、とピップ。そして同時に自由研究のテーマを決める。これが『自由研究には向かない殺人』に繋がるのか。確かに今後のストーリーに関わる物事や人が散りばめられている。特に同級生たちの性格や行動とか。
特にピップの性格。自分が正しいと思えば突き進む。間違いだと言われたら不満を示さずにいられない。たとえゲームブッ -
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主人公ダニエルは女性が車に乗り込むところを目撃する。そのあとに女性が失踪した事件を知り、あの女性がそうだったんじゃないかという場面から始まる。ダニエルは一歳半の時にSMA(脊髄性筋萎縮症)という難病を発症し二十六歳の今まで車椅子生活をしている。常に命の危険のある生活のなかで友人や介助してくれる人たちとの交流を通して幸せな日々を感じている。その日常の描写がとてもいい。そこに入り込んできた失踪事件と、犯人と名乗る人物とのメールのやり取り。本当に犯人なのか、半信半疑のままやり取りを続けていく。女性を助けることができるのかとか緊張感が徐々に増していく面白さがあるけれど、ダニエルの性格、人柄、考え方にと
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1人の女子高生の信念に基づく調査により、既に解決したと思われていた殺人事件の真相が明らかになっていくお話。
「自由研究」という訳は日本語だと小学校の夏休みを連想しますが、ここでは高校の卒業課題のようなものを指しています。
そもそも主人公の通う「グラマースクール」が日本にあまり馴染みがないので、その辺りの文化の違いで最初はやや感情移入しづらいかも。
主人公の前向きな性格が物語全体を明るくしており、殺人事件の調査という重いテーマでも暗さをあまり感じさせません。
巻末の謝辞もその雰囲気なので、主人公というよりは作者自身の人柄かもしれませんね。 -
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詐欺師の技で大切な友達を守れ! 甘くも切ない思い出が蘇る青春ミステリー #詐欺師はもう嘘をつかない
■あらすじ
銀行に赴いた主人公ノーラと友人たちは、銀行強盗に襲われてしまう。大切な友人を守るため、かつて詐欺師であった母親から教わったテクニックで脱出を図っていく。
十代の少女たちが歪んだ大人たちに立ち向かう、ヤングアダルトミステリー。
■きっと読みたくなるレビュー
はぁ…切ない。若者たちが頑張る姿はキュンキュンしちゃいますね。
主人公ノーラが熱すぎるのよ。
唯一の武器である知識であるものの、自身のアイデンティティを否定する材料でもある。葛藤のはざまに自らを鼓舞しながら成長していく姿が…も