【感想・ネタバレ】受験生は謎解きに向かないのレビュー

あらすじ

高校生のピップにある招待状が届いた。高校卒業および大学受験に必要な試験のひとつが終わった6月末、友人宅で架空の殺人事件の犯人当てゲームが開催されるという。舞台は1924年の孤島に建つ大富豪の館という設定だ。参加者は同級生とその兄の7人。ゲーム開始早々、館の主が心臓を刺されて殺されているのが発見される。試験後に着手すべき自由研究が気になり、当初は乗り気でなかったピップは、次第に夢中になり、主の姪に扮してゲームを進めていく。ピップの明快な推理を堪能できる、爽やかで楽しい『自由研究には向かない殺人』前日譚!/解説=瀧井朝世

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Posted by ブクログ

まだ仲良かったころのピップたちがマダミスに挑戦する、シリーズ前日弾。電子機器の封印と役になりきっての謎解きなので、純粋にピップの推理力を楽しめるフーダニットになってて面白い。

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2025年05月04日

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3部全て読んだからこそ面白かった。
もう一度読み直したくなる本だった。
誰も死なない爽やかなお話なのにハラハラできて楽しく読ませてもらいました。

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2024年10月24日

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面白かった!先に三部作を読破してたので、随所に散りばめられたワードにセンサー引っかかりまくり!隠れミッキーみたいな感覚。みつけると楽しいー。

スピンオフのショートショートではなく、がっつりしっかり仕上がってるところはさすがの一言。
アントやローレンのうざさや、ピップの高速回転頭脳も相変わらず。
後の謎解きしてからの展開も、本編シリーズを全部読んだあとのような読後感を得られるし、この作者すごいわ。端的に言えば好きだ。

次の作品、five survivorの翻訳本も読みたい。あとがきの執筆情報を読んでとても楽しみになった。

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2024年10月22日

Posted by ブクログ

ピップの利己主義で融通の利かなさを感じてしまい、やっぱりこの子苦手だと思った。
話としてはめっちゃ面白い!あとすごく薄いのですぐ読み終わる!

いまの世の中はあまりにも理不尽で正義がなされてないってのがこのシリーズの作者のメッセージなんだろなー。

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2025年09月07日

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自由研究には向かない殺人シリーズ3部作の前日譚。
3部作を読んでいなくても楽しめる。読んでいても楽しめる。短い物語りだが、手の込んだ推理が楽しめる一冊

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2025年08月18日

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【2025年94冊目】
試験がひと段落した高校生のピップは友人に誘われ、マーダーミステリーに参加することに。頭の中は次に取りかからなくてはならない自由研究のことでいっぱいなピップは、最初は気乗りしないものの徐々に謎解きゲームにのめり込んでいく。自由研究には向かない殺人シリーズ前日譚。

3作目がものすっごく分厚かったこともあって、手に取った時思わず「薄っっす」と呟いていましたが、薄くても中味は充分濃くて楽しく読めました。登場人物名と、それぞれがマーダーミステリーでなりきる人物名が混ざった状態で書かれているのでたまに混乱しましたが、本編よりも限られた数しかキャラクターが登場しなかったので何とかなりました。

訳者あとがきにも書かれていましたが、本編とリンクする事柄がちらほら描かれているので、三部作を読み終わってから読むのがおすすめです。三部作の最終部で納得いかなかった人も、違った観点で楽しめる内容だと思います。

マーダーミステリーができる関係性の友人って素敵なのに、本編のことを思うと「あああ…」ってなったりしてちょっと切なかったりするんですが。

作者の新たな作品も楽しみです。

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2025年08月08日

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ピップにまた会えるとは思わなんだ。明るくて、少し攻撃的、憎めないピップ健在でした。帰りの車で自由研究のテーマを決めちゃいましたか。ここから始まる三部作。ラヴィとの出会いも実はここからなんだと分かりました。短編でしたが推理ロジック満載の内容でした。

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2025年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「受験生は謎解きに向かない」を読んだ。これでシリーズの本を全て読んだ事になる。
非常に好きなシリーズなので、読み終わってしまったことに対する喪失感がある。
 
このシリーズの良かった点の一つ目は謎解きの楽しさがあるということだ。
主人公が様々な情報を使って、真実へ近づいてくという過程は読んでいて自分自身も楽しむことが出来る。
主人公自身も頭の良さに自信があり、謎解きに対して楽しみを覚えているという点も共感できる。
伏線をきちんと張り、三部作を通じて、登場人物が重要な役割を巻をまたいで持っているということも良かった。
 
次に良かったと思う点は、謎を解くだけでは上手くいかないという点が現実的であるという点だ。
謎を解いただけでは、正義が実行されるということはなく、主人公がつらい思いをするという点が物語に深みを与えている。
正直、それで苦しい思いをする主人公はかわいそうに思えたが、それも含めて主人公のキャラクターがよく書けていたと思う。
 
3つ目の良かったと思う点は、3作目のラストの結末だ。賛否がわかれる内容だと思うが、いままでの内容を踏まえると説得力があった。
また、今までと立場が代わって物語が進んでいくという点が、物語の構成的にもとてもおもしろいアイディアだと思う。
久しぶりにミステリーで面白いと思える本に出会えて本当に良かった。

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2025年05月06日

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これで本当にシリーズ終わり、、寂しい。まだ闇を知る前の、普通の女子高生のピップと仲良しグループが、ジェイミー・コナー兄弟の家でマーダーミステリゲームをするお話。2作目を読んでアントもローレンも大嫌いになったけど、本当になんで仲良しグループにいるんだ?と思うくらいむかつくやつ。ゲームの結末とピップの推理はシリーズ本編の真相を仄めかすような内容で、本編を読んだ人はすごく楽しめると思う。ほかにも本編を読んでいると「この後こんなことになるなんて...」と思うところがあって、前日譚として面白かった。ホリージャクソンさんの他の作品も翻訳出版されてほしい!

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2025年05月02日

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ネタバレ

やや短いけれど、読みごたえはあるし、展開も先が見えず面白い。ただ、ラストの落ちは、ビップ同様納得がいかない。世の中理不尽なものだと言いたいのだろうか。

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2025年03月30日

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ネタバレ

高校生探偵ピップの前日譚。

コナーの家での犯人当てゲームに招かれたピップ。参加者はコナー、アント、ローレン、ザック、カーラ、ジェイミー。ゲームと思っていたが次第にのめり込むピップ。さて、ピップの導き出した犯人は——。

見事に推理を披露したピップだが、その推理は間違いとされた。間違うことは嫌い、とピップ。そして同時に自由研究のテーマを決める。これが『自由研究には向かない殺人』に繋がるのか。確かに今後のストーリーに関わる物事や人が散りばめられている。特に同級生たちの性格や行動とか。

特にピップの性格。自分が正しいと思えば突き進む。間違いだと言われたら不満を示さずにいられない。たとえゲームブックという「ルール」が相手でもそれらしい「結論」には飛び付かない。このときはゲームなのでそれ以上がないから不満なだけで止まったけど、実際の事件となったらどうなるのかは三部作で描かれたところ。

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2025年03月16日

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三部作を完結してから読み始め、最終章が衝撃的だったので

あぁ、ピップが生き生きしている

そう感じながら読み進めました
どうなっていくのかわかっているのに、これを読むとまた一作目から読みたくなります

そして、三部作と違って薄い笑
でもしっかりミステリー

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2024年11月07日

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登場人物の名前が演じている役と本名と行ったり来たりするのが混乱を招いた。
他の推理小説にないタイプのジャンルなのはおもしろかった

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2025年11月18日

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「自由研究には向かない殺人」の前日譚。マーダーミステリーっていうのを初めて知った。ゲームだけど不穏な空気でこちらまでドキドキする。ピップはこの頃からキレキレだったんだな。これを機に3部作に繋がっていくんだとワクワクする気持ちになった。3作目だけまだ読んでないので楽しみー!

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2025年10月31日

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ピップのこんな日常が戻ってきますように。面白かったけど、3部作完結後にこの前日譚を読んでしまうと、そんなことを考えて切なくってしまう。

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2025年10月02日

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すごく薄くてサクッと読めた。ただ、登場人物たちが役を演じていて、私は登場人物の名前を覚えるのが苦手(しかも外国人名)なのでちょっと苦労した。3部作を読んでいたのでがんばれた。

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2025年09月14日

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ネタバレ

ブックレットの矛盾に気づくなんてめっちゃピップって感じだし、ジェイミーはやっぱりいいやつだし、アントはずっと前から嫌な性格だったし、この時からカーラパパは怪しかったんだなぁ。シリーズを終えたからこその前日譚。

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2025年09月02日

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ピップシリーズ第一作(全三部)の前日譚。ピップが友人宅で開かれた犯人宛ゲームに参加する。1920年代、孤島の館の主人が殺され、その息子や使用人たちが容疑者となる。ピップは往年の名探偵のように複雑な人間関係を紐解き、犯人を突き止めるのだが、、、。
軽く読めて面白いが、第一作目は必読。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

シリーズ番外編。
不穏な雰囲気や思わせぶりな描写はあれど、基本的には爽やか青春ミステリの範疇にあり、気軽に楽しめる佳作。

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2025年07月28日

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「自由研究には向かない殺人」の前日譚。
友人宅でミステリーゲームをするピップたちの話。

最初は気乗りしなかったピップが、次第に推理にのめり込んでいく様子が、その後の危うさの前兆のようで、ちょっとそわそわ。
相変わらず頭が切れて頼もしいピップや、お調子者の友人たちににんまりしつつ。アントは気に障るけど。

今回は実際の事件ではなくゲームということで、シリアスではないハッピーなピップたちを見られて、三部作のあとでは少しほっとするかな。

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2025年07月14日

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三部作の前日譚、という事でピップがまだ手腕を発揮する前の姿が描かれている。
謎解きとしては楽しく、爽やか。これがああなるのかよと思うと情緒がかき乱されておかしくなるのだが、それは置いておいて。
一作目に繋がる展開が鮮やか。そこまで分量的に多くもなく、楽しい作品だった。

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2025年07月08日

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ネタバレ

面白かった。
コナーの家に呼ばれたピップ達がマーダーミステリーゲームをするという自由研究には向かない殺人の前日譚。
ページ数が少なくて読みやすい。
最初はめんどくさそうにしながらもゲームが始まるとのめり込んでいき負けず嫌いなピップが可愛い。最後推理が外れちゃって不貞腐れるところもまだ幼さがあっていい
まだローレンやアント達と仲が良かった時の話で3部作を読んだ後だと感慨深いものを感じた。
ジェイミーのお兄さん感も良かった。
最後の方はピップが自由研究のテーマを決めるに至るところが描かれていて1作目に繋がる終わり方で良かった。
面白かった。

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2025年03月23日

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これでシリーズ完結
ここ1週間ほどで4冊を続けて読んだから物語への没入感は強かった

三部作の前日譚
いわゆる「エピソード0」なんだけども

・ページ数が少なすぎる
・そのうえページあたりの行数も減らしてる
・シリーズを追ってきた読者への「くすぐり」ではなく「押し付け」

これは第3部の賛否より批判が多そう

相棒が出てくるラストシーンだけで良かったな

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2025年03月02日

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シリーズ1作目『自由研究には向かない殺人』の前日譚。

コナーの家に招かれて、架空の殺人犯を当てるゲームに参加するピップ。舞台は1924年で孤島に立つ大富豪の館という設定。
まだ友人達の関係性が変化する前の頃だから、なんか懐かしい感じ。

シリーズ本編では、ピップのSNSを駆使した推理で進行していったが、本作ではゲームの設定が1924年なのでスマホは回収され使えないけど、事象を並べて真実に迫っていくあたりが、さすがの洞察力で感心する。

だけど、結末はこれから始まる数々の事件へのメッセージ性をはらんでいて、はっと考えさせられる。本編での道のりを思うと、複雑な感情が湧き起こる読後感だった。

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2025年02月01日

Posted by ブクログ

シリーズの前日譚。あの揺さぶられた3部作の前に、ピップ達がマーダーミステリーで遊ぶ話。全てを知っているから感傷に浸りたくなるし、1に繋がるのを察して始まりに言葉を失う。にしてもピップの推理力の凄さを目の当たりにする、ここから始まるのか

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2024年12月24日

Posted by ブクログ

- 前日譚ということもあり、本編とは基本的に絡みがない
- なのでちょっと物足りなさはある
- 主人公が自由研究のテーマを選んだ理由が明かされる
- 本編の登場人物もチョコチョコ出てくるのは良い

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2024年12月03日

Posted by ブクログ

ピップ三部作がとても面白かったので読みました。短めですが、あの三部作の前日譚であることが全体的な面白さを底上げしていた気がします。

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2024年10月11日

Posted by ブクログ

ミステリ。推理ゲーム。
初めて読む作者。
有名な『自由研究には向かない殺人』の前日譚とのこと。
想像以上に読みやすい。
主人公の真剣に推理に取り組む姿勢が印象的。
明らかに『自由研究には向かない殺人』に繋がる終わり方で、シリーズを読みたくなった。

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

『自由研究には向かない殺人』三部作シリーズの前日譚。
実は『自由研究には向かない殺人』しか読まず、2作目と3作目を読んでいないまま読んでしまった。
読む分にはそれでも問題ないけれど、おそらく登場人物が2作目や3作目の登場人物と被っているので、全部読んでからの方が楽しめたのかも……。
内容自体は短めで、主人公たちがマダミスをしているもの。自分もピップ目線で参加しているような気分になれて楽しい。
ただ、この時にはまだ自由研究のテーマが決まっていなくて、これをきっかけに『自由研究には向かない殺人』に繋がるんだなぁ、と。
あと一点挙げるとすれば、マダミスでの役名と実際の人物の名前があって、さらに外国の名前だからわかりづらくてめちゃくちゃ読む時に混乱した。

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2024年09月02日

Posted by ブクログ

自由研究には向かない殺人の前日譚。
もちろんラビィ・シンはほぼ出てこず、あの掛け合いが好きだったりするのでちょっと物足りない気がした。
ここからあの結末を迎えていくのかと想像すると何とも切ない気持ちになった。

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2024年08月30日

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