服部京子のレビュー一覧

  • 余命一週間の探偵として

    Posted by ブクログ

    あまりにも凄すぎる。

    タイトルからしてすごい。

    探偵こと主人公ジェットは、タイトルどおり物語の序盤で「殺される」。

    頭を3回も殴打されたことで、1週間後に死ぬかすぐに手術台の上で死ぬかの二択を選ばなくいけなくなるジェット。1週間の余命と闘いながら幼なじみのビリーとともに「自分の殺人事件」の犯人を探す…というストーリー。

    ビリーがね…もうね…ほんと…

    この作者の描くワトソン役の男の子、ほんといい。

    『自由研究には向かない殺人』シリーズのピップとラヴィみたいな素敵かわいいコンビで、ジェットが余命1週間なのがほんとつらい。

    ストーリーの面白さもいいし、ラストもよかった。

    主人公はピッ

    0
    2026年08月13日
  • 夜明けまでに誰かが

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    閉じ込められ系サスペンスミステリーの傑作。

    アメリカサイズのでっかい(31フィート、ほぼ9.5メートルの全長て)キャンピングカーに閉じ込められた、大学生2名高校生4名、何者かにタイヤ4本とガソリンタンクをライフルで狙撃されて立往生してしまう。犯人の要求は「6人のうち誰かが持っている秘密を明かせ」

    閉じ込められて、いきなり全員の疑心暗鬼に持っていかず、まずは逃げ口を徹底的に排除していくんやけど、その中でリーダー格の大学生オリヴァーの無能さと危うさを徹底的に書き上げていく。

    俺も大概組織のリーダーに向いてない(会社でも趣味でもやってみたことはあるが、都度迷惑をかけてきた思い出しかないトホホ)

    0
    2026年08月12日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    少女失踪と少年の殺害容疑、自殺で終わる5年前の事件の真相を、その友人解き明かす王道ミステリー。
    複数の登場人物が出てくるが、混乱せずサクサク読めた。
    伏線回収も素晴らしい。
    それにしても、リトルキルトンは治安が悪いなぁ。

    0
    2026年08月12日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    抜群に面白い。自由研究と殺人事件の捜査を組み合わせた点は斬新だし、ピップが何より魅力的だ。聡明で正義感あふれて友達想いで家族想いときたら惚れてしまう。そして脇を固める義理の父ヴィクター、相棒となるラヴィも素敵すぎる。

    狭いコミュニティでの事件であるが故に結末は悲しさもある。それでも登場人物の魅力に救われる。SNSが捜査の切り口のひとつとなるのだけど、仮にSNSが廃れたとしても長く読まれうるのか?という点が少しだけ気がかりだ。

    SNSやワイドショー的報道で間違った世論が形成され社会全体が流されてしまうという怖さも感じられる。

    0
    2026年08月11日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった〜!
    凝ったトリックがあるわけではなかったけれど、主人公のひたすらまっすぐ突き進む姿が読んでいてまったく飽きることがありませんでした。

    途中、さすがに自宅の不法侵入はちょっとやり過ぎでは…?と思っていましたがら結果的に犯人の家だったからいいか笑

    これは続き買ってしまうなあ〜

    0
    2026年08月10日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ3作目(番外編を入れると、4作目)。前2作はネタバレあり。


    マックス、ピップに対して名誉毀損で訴える。
    レイプ魔だと言った。

    マックスはベッカにクスリを盛り、レイプ。その行為がアンディ・ベルを死においやった。

    死んだ鳩が私道に置かれる。

    ピップのランニングの歩道に描かれた
    死にゆく女の子

    DTキラー、新たな被害者。ダクトテープで手首や足首だけでなく回まで巻く。目や口もふさがれ。
    被害者はロープで首を絞められ殺害。
    もう犯人は捕まっている。

    母親は冤罪を訴えている。
    ピップはその母親に情報を聞いてみることに。


    犯人と思われているビリー。ジェイソン・ベルの会社で働いていた

    0
    2026年08月09日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    「自由研究には向かない殺人」からのシリーズ3部作の最終巻「卒業生には向かない真実」。

    いやいや、まさかのまさかでアンディ・ベルの事件から全て伏線だったとは誰が想像したでしょう。
    私はアンディ・ベルの事件の時からピップがあまりにも自分側の人間とそうじゃない側の人間に分けすぎているなぁと思っていたのですが…やはりここにきてそう来たかと。

    このシリーズを作者はYA向けに書いているのですが、子を持つ親としてはこの作品は読ませていいのか正直悩みます。(星5はつけているのですが)

    それだけ、リアルなんです。
    読んだらわかります。

    0
    2026年08月01日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作のラストで、それまでの「風通りの良い読み心地」に翳りが出て来たのを感じたが、全2作の悲惨な事件を受けてピッパはメンタルを病み、一転して陰鬱な世界観となる。そんなピッパにストーカーが現れる。それが数年前に捕まった筈のDT(ダクトテープ)キラーであり、その正体が1作目の殺人被害者であったアンディの父親ジェイソンであると看破する。しかし、ジェイソンに捕まるが、6人目の犠牲者になる寸前で脱出に成功。
    この時点で全ページの半分。
    どうなるかと思いきや、前2作で全く頼りならなかった地元の警察、同級生を薬を使ってレイプしたマックスを無罪にする司法に失望し、頼れないと判断したピッパは自分の正義を行使するた

    0
    2026年07月30日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった!
    フィートなど日本であまり使われない単位や海外特有のジョークなど、あまりピンとこない表現もあったが、それを加味してもおもしろかった。
    3部作と聞いていたので読み進めるうちに「まさかこれで終わらないのでは…(残りのページ数的に)」と思ったが全てが回収されスッキリ明るい終わり方だった。

    0
    2026年07月29日
  • 夜明けまでに誰かが

    Posted by ブクログ

    映画を見終わった気分になれるほど読み応えがある本だった。出てきた登場人物(特にレッドとアーサー)はみんな幸せになってほしい。
    ただオリヴァーは気に食わない。私がトランシーバーの角で殴りに行ってくる。

    0
    2026年07月27日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    「自由研究には向かない殺人」の続編。原作とは違って今作は現在進行中の事件を追うため、よりスピード感、緊迫感がありラストはシリアスだが、今作も「風通りの良い読み心地」でグイグイ物語に引き込まれた。前作で残された謎も本作で見事に回収されている。3作目を読むのが楽しみな反面、もうラストかと思うと寂しくなる。

    0
    2026年07月26日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ​三部作の完結編として、これ以上ないほど挑戦的な作品だった。前二作で「真実を暴く探偵」だったピップが、本作ではその立場を失い、自らの正義と法の狭間で追い詰められていく。シリーズを通して描かれてきたテーマが、最後に最も重い形で突きつけられる。
    ​特に印象的なのは、「真実」と「有罪」は別物だという残酷な現実だ。サル・シンやビリー・カラスの冤罪、あるいは野放しにされた真犯人を見てきたピップだからこそ、「真実そのものは変えられなくとも、手前の司法ならば操作できる」という決断に至る流れには強く納得させられた。勝負のラインを「バレるか」ではなく「有罪に持ち込めるか」に絞り、司法の穴を突く姿は、探偵が自ら人

    0
    2026年07月26日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    本屋で何気なく手に取った作品だったが、現時点で今年出会った中で一番の作品。物語自体はシリアスだが、暗さを感じさせないカラリとした明るさに救われる。調査を進めれば進めるほどに増える容疑者、深まる謎。本作がデビュー作とは!
    ミステリー好きには是非読んで欲しい一冊。

    0
    2026年07月24日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    「自由研究に向かない殺人」の続編。自由研究も良かったが、こちらの方がより面白く深みがあった。冒頭から前作のネタバレになる裁判が繰り広げられているので、先に自由研究を読んでおいた方が良いです。「正義」というものに対してピッパがどんな答えを出すのか、次作に持ち越されたようなので、近いうちに次作も読もうと思います。

    0
    2026年07月23日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    高校生の女の子が5年前に自分の街で起きた殺人事件の真相についてを自由研究のテーマにするといういまだかつて聞いたことがない内容にグイグイと引き込まれていった。

    主人公が取材や調べたことがテキストやボードなどでまとめていくうちに読者も主人公と一緒に事件を追っている錯覚におちいるぐらいよく出来ている。

    犬好きには後半きついところがありますが、580ページの長編でもハラハラドキドキの連続で長さを感じさせません!

    ちょいちょい入れてくるアメリカンジョークもクセになります 笑

    欲を言えば、やっぱり轢き逃げの事件は私情を入れずにちゃんと公にするべきだったと思うけど、そこは刑事じゃなく女子高生って立場

    0
    2026年07月21日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    『自由研究には向かない殺人』の続編。
    前作同様、かなりサスペンス要素の強いミステリー作品。さらに今作では正義についてやSNS上での他人の意見について主人公のピップが思い悩み葛藤するシーン等が多々あり前作以上にピップの成長をひしひしと感じた。
    また、他の登場人物もそれぞれに様々な悩みや思いを持っている姿が書かれておりその点もこの作品の魅力だと思った。
    ピップやラヴィが今後どうなっていくのか続編を読むのが楽しみ!

    0
    2026年07月11日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    中盤から衝撃の展開になって、不安で不安で仕方なかった、、
    こんなミステリ初めてで。
    1番言いたいことは警察がとんでもなく無能なのに、なんでピップを追い詰めることに関しては有能になるの?ってことかな。
    犯罪者を野放しにしてそいつらの表の顔しか見ないで。
    深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いてるって言葉が過ぎった。
    1度踏み入れるとそれがどこまでもまとわりついてくる感じ。
    警察がやらなきゃいけないことをなぜ毎度毎度ピップがやらなきゃいけないのか憤りをずーっと感じてた。
    最低すぎる。
    ピップとラヴィと仲間たちの絆が素晴らしかった。

    0
    2026年07月09日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1301冊目、ピップの強さと弱さが同じ根から生まれ、互いを照らし合うように際立つ物語だった。彼女は強いからこそ真実を追い、弱いからこそ壊れ、壊れながらも愛する者を守るために前へ進む。そのアンビバレンツさが、ただの探偵役ではなく、生身の人間としてのリアリティを与えている。事件が終わっても罪悪感や倫理の揺らぎは消えず、むしろ静かに彼女を締め付ける。その姿が痛々しくも人間的で、読者は彼女を責められず、ただ応援したくなる。勝利でも敗北でもない“重さ”を抱えながら生きるピップの姿が深く心に残った。⑤↑↑

    0
    2026年07月08日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    青春ミステリーの傑作。
    題名にある通りミステリーと自由研究を融合させていて、メモや相関図、インタビュー、事件の記事等様々な小道具が登場し臨場感を出している。遊園地の体験型アトラクションみたいな小説。
    また、主人公のピップがとても良い!正義感が強く、仲間思いで勇敢な彼女に読み進めていく内にどんどん惹かれていった。

    0
    2026年07月01日
  • 記憶にない殺人

    Posted by ブクログ

    親友が殺された夜、ドレスは血に塗れ、彼女の爪には親友の皮膚が挟まっていた。自分が親友を殺してしまったのか?その時の記憶はまったく無かった。
    そんな田舎町の事件は、5年も経てば忘れられる。しかし、人気ポッドキャスターが取り上げたことで、主人公は暗い過去へと引き戻されていくミステリー。

    読者を揺さぶり続けるというより、どんどん味付けが変わるような印象。当たりの海外ドラマをみつけたような気がした。ポッドキャストのインタビュー形式の会話が間に入るのが、上手いテンポを作っていたのかもしれない。

    文句なしに面白い。今年読むべき一冊なのは、間違いないだろう。

    0
    2026年07月01日