服部京子のレビュー一覧

  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    前作のラストで、それまでの「風通りの良い読み心地」に翳りが出て来たのを感じたが、全2作の悲惨な事件を受けてピッパはメンタルを病み、一転して陰鬱な世界観となる。そんなピッパにストーカーが現れる。それが数年前に捕まった筈のDT(ダクトテープ)キラーであり、その正体が1作目の殺人被害者であったアンディの父親ジェイソンであると看破する。しかし、ジェイソンに捕まり、6人目の犠牲者になる寸前で脱出に成功。
    この時点で全ページの半分。
    どうなるかと思いきや、前2作で全く頼りならなかった地元の警察、同級生を薬を使ってレイプしたマックスを無罪にする司法に失望し、頼れないと判断したピッパは自分の正義を行使するため

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    2026年07月30日
  • 自由研究には向かない殺人

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    ネタバレ

    おもしろかった!
    フィートなど日本であまり使われない単位や海外特有のジョークなど、あまりピンとこない表現もあったが、それを加味してもおもしろかった。
    3部作と聞いていたので読み進めるうちに「まさかこれで終わらないのでは…(残りのページ数的に)」と思ったが全てが回収されスッキリ明るい終わり方だった。

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    2026年07月29日
  • 夜明けまでに誰かが

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    映画を見終わった気分になれるほど読み応えがある本だった。出てきた登場人物(特にレッドとアーサー)はみんな幸せになってほしい。
    ただオリヴァーは気に食わない。私がトランシーバーの角で殴りに行ってくる。

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    2026年07月27日
  • 優等生は探偵に向かない

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    「自由研究には向かない殺人」の続編。原作とは違って今作は現在進行中の事件を追うため、よりスピード感、緊迫感がありラストはシリアスだが、今作も「風通りの良い読み心地」でグイグイ物語に引き込まれた。前作で残された謎も本作で見事に回収されている。3作目を読むのが楽しみな反面、もうラストかと思うと寂しくなる。

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    2026年07月26日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    ​三部作の完結編として、これ以上ないほど挑戦的な作品だった。前二作で「真実を暴く探偵」だったピップが、本作ではその立場を失い、自らの正義と法の狭間で追い詰められていく。シリーズを通して描かれてきたテーマが、最後に最も重い形で突きつけられる。
    ​特に印象的なのは、「真実」と「有罪」は別物だという残酷な現実だ。サル・シンやビリー・カラスの冤罪、あるいは野放しにされた真犯人を見てきたピップだからこそ、「真実そのものは変えられなくとも、手前の司法ならば操作できる」という決断に至る流れには強く納得させられた。勝負のラインを「バレるか」ではなく「有罪に持ち込めるか」に絞り、司法の穴を突く姿は、探偵が自ら人

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    2026年07月26日
  • 自由研究には向かない殺人

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    本屋で何気なく手に取った作品だったが、現時点で今年出会った中で一番の作品。物語自体はシリアスだが、暗さを感じさせないカラリとした明るさに救われる。調査を進めれば進めるほどに増える容疑者、深まる謎。本作がデビュー作とは!
    ミステリー好きには是非読んで欲しい一冊。

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    2026年07月24日
  • 優等生は探偵に向かない

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    「自由研究に向かない殺人」の続編。自由研究も良かったが、こちらの方がより面白く深みがあった。冒頭から前作のネタバレになる裁判が繰り広げられているので、先に自由研究を読んでおいた方が良いです。「正義」というものに対してピッパがどんな答えを出すのか、次作に持ち越されたようなので、近いうちに次作も読もうと思います。

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    2026年07月23日
  • 自由研究には向かない殺人

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    高校生の女の子が5年前に自分の街で起きた殺人事件の真相についてを自由研究のテーマにするといういまだかつて聞いたことがない内容にグイグイと引き込まれていった。

    主人公が取材や調べたことがテキストやボードなどでまとめていくうちに読者も主人公と一緒に事件を追っている錯覚におちいるぐらいよく出来ている。

    犬好きには後半きついところがありますが、580ページの長編でもハラハラドキドキの連続で長さを感じさせません!

    ちょいちょい入れてくるアメリカンジョークもクセになります 笑

    欲を言えば、やっぱり轢き逃げの事件は私情を入れずにちゃんと公にするべきだったと思うけど、そこは刑事じゃなく女子高生って立場

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    2026年07月21日
  • 余命一週間の探偵として

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    主人公のユーモアあふれるジョークが魅力的で、シリアスな場面でも思わず笑ってしまうやり取りが楽しめた。

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    2026年07月19日
  • 余命一週間の探偵として

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    面白かったー!一気読み。
    ホリージャクソン本当に裏切らない。
    「殺された」探偵が、自分を殴り殺した犯人を探すミステリー。

    犯人はわかりやすかった(と思う)が、
    そこに至るまでの過程と、ミステリーとは思えない切ないラストがよかった。

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    2026年07月17日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    27歳のジェットは、ハロウィーンの夜に何者かに襲われる。頭部を殴打されたジェットは一命を取り留めたものの、持病のせいでわずか一週間しか生きられない。
    そこでジェットは残りの時間を「自分を殺した犯人」を突き止めるために使うことに。それを手伝うのは幼馴染のビリー。事件を追う中でジェットは家族や友人が抱える秘密を知ることになる。だが秘密を抱えるのはジェット自身もだった。
    最後の最後まで犯人がわからず、ハラハラしながら読み進める。タイムリミットが迫る中、少しずつジェットの体に変調が表れるのが辛い。犯人は誰かという謎と同じくらい、ジェットの運命が気になり一気読み必至。あまりにも濃密で切ない一週間。それで

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    2026年07月17日
  • 優等生は探偵に向かない

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    『自由研究には向かない殺人』の続編。
    前作同様、かなりサスペンス要素の強いミステリー作品。さらに今作では正義についてやSNS上での他人の意見について主人公のピップが思い悩み葛藤するシーン等が多々あり前作以上にピップの成長をひしひしと感じた。
    また、他の登場人物もそれぞれに様々な悩みや思いを持っている姿が書かれておりその点もこの作品の魅力だと思った。
    ピップやラヴィが今後どうなっていくのか続編を読むのが楽しみ!

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    2026年07月11日
  • 卒業生には向かない真実

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    中盤から衝撃の展開になって、不安で不安で仕方なかった、、
    こんなミステリ初めてで。
    1番言いたいことは警察がとんでもなく無能なのに、なんでピップを追い詰めることに関しては有能になるの?ってことかな。
    犯罪者を野放しにしてそいつらの表の顔しか見ないで。
    深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いてるって言葉が過ぎった。
    1度踏み入れるとそれがどこまでもまとわりついてくる感じ。
    警察がやらなきゃいけないことをなぜ毎度毎度ピップがやらなきゃいけないのか憤りをずーっと感じてた。
    最低すぎる。
    ピップとラヴィと仲間たちの絆が素晴らしかった。

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    2026年07月09日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    1301冊目、ピップの強さと弱さが同じ根から生まれ、互いを照らし合うように際立つ物語だった。彼女は強いからこそ真実を追い、弱いからこそ壊れ、壊れながらも愛する者を守るために前へ進む。そのアンビバレンツさが、ただの探偵役ではなく、生身の人間としてのリアリティを与えている。事件が終わっても罪悪感や倫理の揺らぎは消えず、むしろ静かに彼女を締め付ける。その姿が痛々しくも人間的で、読者は彼女を責められず、ただ応援したくなる。勝利でも敗北でもない“重さ”を抱えながら生きるピップの姿が深く心に残った。⑤↑↑

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    2026年07月08日
  • 自由研究には向かない殺人

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    青春ミステリーの傑作。
    題名にある通りミステリーと自由研究を融合させていて、メモや相関図、インタビュー、事件の記事等様々な小道具が登場し臨場感を出している。遊園地の体験型アトラクションみたいな小説。
    また、主人公のピップがとても良い!正義感が強く、仲間思いで勇敢な彼女に読み進めていく内にどんどん惹かれていった。

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    2026年07月01日
  • 記憶にない殺人

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    親友が殺された夜、ドレスは血に塗れ、彼女の爪には親友の皮膚が挟まっていた。自分が親友を殺してしまったのか?その時の記憶はまったく無かった。
    そんな田舎町の事件は、5年も経てば忘れられる。しかし、人気ポッドキャスターが取り上げたことで、主人公は暗い過去へと引き戻されていくミステリー。

    読者を揺さぶり続けるというより、どんどん味付けが変わるような印象。当たりの海外ドラマをみつけたような気がした。ポッドキャストのインタビュー形式の会話が間に入るのが、上手いテンポを作っていたのかもしれない。

    文句なしに面白い。今年読むべき一冊なのは、間違いないだろう。

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    2026年07月01日
  • 優等生は探偵に向かない

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    ネタバレ

    あぁ、もう本当に余韻....。前作もだったけど最初から面白いのに後半によくここまでダダダっと押し寄せるように全ての感情を揺さぶってくるなぁ。最後はとても複雑な気持ちになった。なにが悪なのか、正義なのか.....正しさとはなんぞやと考えさせられる内容なのに、なぜか文章に重たさはなくとても読みやすくて面白い。あとしっかり世の中の理不尽さもあり "全てスッキリ!万事解決! "とはならないのも前作と同じくよかった。そうだよね、世の中そんな全部丸く収まることないもんね。にしてもローレンどうした!男に染まるタイプね!

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    2026年06月26日
  • 夜明けまでに誰かが

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    解説にあった「誰かオリヴァーをぶん殴れ」
    これにつきる。まあ、いなかったらこんな盛り上がりはなかったのでやむなし。
    中盤からずっとハラハラドキドキ。この歳にして暗い闇を抱えてる人物が何人もいて大丈夫か?と心配になる。
    レッドは心のモヤモヤが晴れて母への罪悪感が消えて暮らしてほしいしアーサーと話せてたらいいなと思う。

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    2026年06月22日
  • 夜明けまでに誰かが

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    自由研究シリーズですっかりホリージャクソンが好きになり読んだ本書。
    やっぱり好きだな!外国の方特有の会話だったり行間だったり、日本には無い部分が感じられて大好き!

    ストーリーが進むにつれて、キャラクター達の過去や隠されていた秘密がどんどん出てくるけど、最後の最後、、、!あーそうなるのね!
    ラストまでの伏線回収が怒涛のように押し寄せて、もう目を見開きながら読んじゃった、ドライアイ。
    オチは海外ドラマのようで私は大好き。

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    2026年06月21日
  • 優等生は探偵に向かない

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    ネタバレ

    単なるミステリーを超え、人間の弱さと痛みが複雑に絡み合う物語だった。「正義 vs 悪」という単純な構図は崩れ去り、真実とは常に誰かの犠牲や喪失の上に成り立つものだと痛感。ピップは優等生らしい論理性と正義感で事件に向き合うが、彼女が見つけたのは“悪人”ではなく、壊された人生を抱えた人々だった。記者を殺した彼自身もまた深い被害者だった。ピップは真実を追うことで他者の傷を暴き、自分も傷ついていく。読後、正義という言葉の軽さと人間の複雑さが胸に重く残った。人の痛みが分かる彼女こそ司法の道に進むべきだと感じた。⑤

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    2026年06月18日