もう何年も前に読んだ原書「A Street Cat Named Bob」を翻訳版でおさらい。
薬物に溺れ、社会から疎外されたようにその日暮らしをしていたジェームス。そんな彼のもとにどこからともなく現れ、彼を支え導く存在となったボブ。二人の出会いは本当に運命だったのだと思う。
ロンドンでの路上生活
...続きを読むの過酷さは読んでいて悲しくなるけれど、ボブと出会ってから人々との関りを少しずつ築いていくジェームスの姿には元気をもらえた。嫌な人ももちろんいるけど、それ以上に気にかけてくれたり、支えてくれる人は世の中にたくさんいる。でもそれはボブだけの力ではなく、ジェームズ自身の努力があったからこそだと思う。
ボブと出会う前から、薬物更生プログラムを始めてドラッグを断とうとしていたし、もともと真面目で責任感もある人だったからこそ、ボブが遣わされたのかなとより感じた。運命だなぁ。
ボブ本人が出演している映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」&「ボブという名の猫2 幸せのギフト」もお勧め。