服部京子のレビュー一覧
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ナチスドイツによるロンドン空襲(ブリッツ)が激化する1944年、民間防衛隊の伝令係で13歳のバーティはアメリカ人の少女エレノアの落とした赤いノートに書かれた暗号の解読に挑み、SOE(特殊作戦執行部)内に潜む裏切者の割り出しへと進む。米国の大学教授シェイ博士の娘で利発なエレノア、ノートの持ち主で突然姿を消したエレノアの家庭教師の女性ヴィオレット、9歳で家族と別れドイツから逃れてきたシャーロック・ホームズ愛読者のデイヴィッド、バーティの愛犬で救助犬として活躍するリトル・ルー(LR)、そして実在したアイゼンハワー将軍とその愛犬テレック、特殊作戦執行部(SOE)の暗号責任者レオ・マークスなどの魅力的な
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ネタバレ面白かった。
コナーの家に呼ばれたピップ達がマーダーミステリーゲームをするという自由研究には向かない殺人の前日譚。
ページ数が少なくて読みやすい。
最初はめんどくさそうにしながらもゲームが始まるとのめり込んでいき負けず嫌いなピップが可愛い。最後推理が外れちゃって不貞腐れるところもまだ幼さがあっていい。
まだローレンやアント達と仲が良かった時の話で3部作を読んだ後だと感慨深いものを感じた。
ジェイミーのお兄さん感も良かった。
最後の方はピップが自由研究のテーマを決めるに至るところが描かれていて1作目に繋がる終わり方で良かった。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
シリーズ1作目『自由研究には向かない殺人』の前日譚。
コナーの家に招かれて、架空の殺人犯を当てるゲームに参加するピップ。舞台は1924年で孤島に立つ大富豪の館という設定。
まだ友人達の関係性が変化する前の頃だから、なんか懐かしい感じ。
シリーズ本編では、ピップのSNSを駆使した推理で進行していったが、本作ではゲームの設定が1924年なのでスマホは回収され使えないけど、事象を並べて真実に迫っていくあたりが、さすがの洞察力で感心する。
だけど、結末はこれから始まる数々の事件へのメッセージ性をはらんでいて、はっと考えさせられる。本編での道のりを思うと、複雑な感情が湧き起こる読後感だった。 -
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Posted by ブクログ
女性の連れ去り事件を目撃したのは
車椅子に乗った難病を抱える26歳の青年だった。
この本の中で繰り返し発せられるダニエルの言葉、
「ぼくはラッキー」は、時に切なく、時にやりきれない怒りのようなものと共に、わたしの胸に迫ってきた。
疾患を持つ人に対する周りの視線や言葉がけや態度が
どれだけ本人を苦しめ、憤らせているか、
病気であるがゆえに、あたかも知能までもが劣っているかのような誤解を受けていることにも気付かされた。
ダニエルはただ普通に接してくれることを望んでいる。
そして彼の周りにはちゃんとそうしてくれる人たちが存在していることにホッとした。
物語後半はもう、つらいけど、その場にいて彼