服部京子のレビュー一覧
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三部作の一作目は青春ミステリだったのに二作目は重苦しいまま終わったので、最後にスッキリさせてくれることを期待していたら、さらに重苦しくなった(読む人によってはよかったと思えるのかもしれないけれど)。主人公の警察や司法制度への怒りは理解できるものの、選んだ方法は納得できるものではない。作者はそうした気持ちにさせることで問題提起をしているのだろうとは思うが、後味が悪かった。主人公が受けた大きな精神的ダメージを繰り返し繰り返し血や銃声のイメージで表現していることも、効果的ではあるけれど私の好みではなく、早く終わらせたくて急いで読んでしまった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々に海外ミステリーを読みたくて、以前『自由研究には…』で話題になった作家さんだったので、買ってみました。
読み始めてすぐに主人公のジェットが、思春期ならまだしももう27才だというのに、あまりの口の悪さで全く好きになれず最後まで読み切れるだろうかと不安になりました。
そこを何とか堪えて読み進めていくと、登場人物達が抱える様々な深刻な悩みが明るみに出てきて、私が予想した犯人はことごとく外れて、真犯人がわかった時には、愛する人を亡くし身内にも裏切りたビリーを思うと切なく悲しくなりました。
ミステリーとしてはそれなりに楽しめましたが、やっぱり最後まで読んで思ったのは、頭蓋骨骨折し大手術を受け余命宣告までされた主人公が、走り回ったり車を運転したりすることが、現実離れしすぎていると感じました。 -
Posted by ブクログ
ホリー・ジャクソンは基本的にレベルが高いので、そのなかでは星3相当かなあ。星4でもいい。
本書はRV 車の外から狙われ、誰かが夜明けまでに「秘密」を言わなければならないというタイムアタックもののスリラー。
序盤は丁寧に、丁寧に、…丁寧すぎませんか?
3割ぐらいのところまではほんとにゆっくりで、なかなか読み進めることができなかった。
とはいえホリー・ジャクソンなので、中盤からの怒涛の展開はリアルに手に汗握る。
主人公の心の傷や、危機的状態の中での疑心暗鬼などドキドキものでした。
登場人物については、ちょっと殴りたいな〜という奴もいれば、不真面目そうで常識的な道徳はちゃんとあるねって奴もいる。主人公レッドの親友マディは優しすぎて逆に不穏では?
ほんと容赦ないストーリー。
ヤングアダルト本と聞いていたので、もう少しライトかと思っていたけど、そうではなかった…。
優等生シリーズでわかってたはずなのに…。
今作のあとに出た『余命1週間の探偵として』もよかった。出版ペースが早いのもありがたい。
平均点以上を出してくれるから、間違いなく買う。
安心できる作家さんです。ありがたや。
というか、翻訳がいいですよね。
読みやすいし、ひっかかりがない。
文章もきれいでリズムもよい。
服部京子さん、ありがとうごさいます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近人気の海外ミステリ。5年前に起きた事件で犯人とされている人物について、主人公のピップはどうしても犯人だとは思えず、自由研究で真実を追い求めていく。
ピップは高校生のため、やってることは主に聞き取り調査。あとはインスタの履歴を五年前までさかのぼって調べるなど。
真相に辿り着くまでにわかりづらかった点はないが、その調査方法だけでよく真相を暴けたなあと思う。
トリックらしいトリックはなく、情報を集めていったらいろいろと知らなかったことが明らかになっていくという流れだった。写真を撮った人物がサルで、その写真を撮った時間が0:09だからその時間まではマックスの家にいたはずなのに、なぜか嘘のアリバイをマックスたちが言っている、とわかったところはトリックっぽかったなと思う。
あとは地道な聞き取り調査での解明だった。
アンディ殺害とサル殺害はそれぞれ別の犯人がいて、本当にたまたま様々な事象が噛み合ってしまって二重殺人が行われていた、というのもまあよくある真相だなと思った。