服部京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
動物はいいですね。
お気に入りを書き留めておきます。
・ワニの脳はオレオより軽い(1枚10g
・シマウマはひとりで寝られない(草食動物ゆえ
・トリは宇宙へ行けない(食べ物を重力で胃に落とすから
・ナマケモノのトイレは週に1回だけ
・チョウは足で味を感じる
・アリが寝るのは1日に16分間だけ
・ツチミミズには心臓が5つある(鼻、頭、呼吸器、足はないのに
・キツツキは長い舌が頭蓋骨をぐるりと覆っている(木をつつく衝撃をやわらげるクッション
・人間がハチドリなみにエネルギーを使うとすると1日にハンバーガー400個食べないといけない(14万キロカロリー、2ヶ月かけて摂るカロリー
・コイは200年生きら -
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Posted by ブクログ
評価で☆一つと☆五つの両極端が並ぶのが無理ないほど読むのが大変な作品。500ページ近いボリュームの法廷劇で多くの登場人物たちが入れ替わり立ち替わり秘密と嘘、悔恨と疑惑を抱えた話者となって章を重ねていくから五里霧中になって読み進めるのが辛くなってくる。しかし残り30ページ頃から霧が晴れるようにすっきりとした語り口になって後味が爽やかな読後感。
閑話休題。少なからぬ日本人が知っているであろう「恨」という語を訳者が「ハン」と記したのは何故か?韓国演歌でお馴染みの言葉に込められてる万感の想いを日本人読者に伝えようとするならばあり得ない選択だと感じるのだが。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ私は「主人公たちが集まって現状整理と仮説検証するシーン」が好きなんですが、本作も一応あったのでまあよしとします。
注文をつけるなら、現場にいた教師がなぜ容疑者から外れるのかという点はきちんと論証してほしかった。
作中で弁護士も指摘してましたが、そのまま放置されてしまいました。
YA小説としては、私はもうそういう年ではないので「へえ〜今どきの子はこうなんだ〜」みたいな感じで読んでましたが(笑)
生活スタイルが日本の高校生とは全然違うのに、焦りとか憂鬱は何となく理解できるような気もして興味深かったです。
若い子たちも、こういう海外のYAにたくさん触れることで、いわゆる外国人でも中身は自分たち -
Posted by ブクログ
ネタバレ創元推理文庫のブランドで、“必読の現代本格ミステリ!”という惹句がある以上、コレは!と期待して読むのは当然だが、この小説は本格ミステリではない。確かに犯人探しの側面はあるし、創元推理文庫にも入っているエラリー・クイーンの某作と似た趣向も垣間見えるから、そこを本格ミステリ的!と捉えることは可能。だが、あまりに無能でろくに手掛かりも検証しない警察の描かれ方はサスペンスを高めることに寄与していても、本格ミステリとしては完全にアウト。『誰かが嘘をついている』(原題『ONE OF US IS LYING』)というタイトルもアンフェアぎりぎり。
むしろこの作品は敢えてジャンル分けするなら、殺人の容疑者と