蒼月海里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人のトラウマが作り出す〈夜〉という世界。高校生有森澪音と喫茶カグヤのマスター小野寺豪は、トラウマが作り出す異形を退治することになる。
「ほんのみせコトノハ」選書サービスで頂いた本。
この本の感想というよりは、この本を選書してくれた本屋さんの感想になってしまうのですが、、
アンケートの好きな本のところに、源氏物語〜花の宴〜というマイナーな部分を上げたのですが、おそらくそこから私の趣味を推測してくださったのだと思います。
花の宴は朧月夜という女性が光源氏に恋をするお話。女性の名前の通り月にも深い関わりがありますし、日本の神話のイザナギなんかとも関係しているのではないかと研究されています。竹取物語なんかとも一緒に研究されてますね。
この『夜と会う』には喫茶「カグヤ」謎の少年「イザヨイ」など、私の好きな設定が盛りだくさん。あらすじを読んだ途端に大いに興味を惹かれました。
そして、廃墟。〈夜〉と呼ばれる異世界には必ず廃墟が存在しています。廃墟の写真集とか買ってしまう私にはたまりませんでした(笑)
調べてみたらこの小説は三巻まで出ているとのことで、また見かけたら必ずゲットしようと思いました。
異形との戦闘シーンなのですが、持っている武器の強さは関係なく、勝てると思ったらその分強くなるという世界。精神力がものをいうんですね。だから、動揺したり自分の武器のほうが弱いと思ってしまったら相手に攻撃は通用しなくなります。主人公の精神力がもろに試される。これからの、澪音くんの成長が楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ普段は好んで読まないファンタジーの要素があるストーリー。
古書店の店主は魔法使い...魔神...悪魔...いや、純粋に人としての心を持つ優しい店主。
少し切なく、でも爽快に読み進めれる一冊です。
説明
内容(「BOOK」データベースより)
大学を卒業して入社した会社がすぐに倒産し、無職となってしまった名取司が、どこからともなく漂う珈琲の香りに誘われ、古書店『止まり木』に迷い込む。そこには、自らを魔法使いだと名乗る店主・亜門がいた。この魔法使いによると、『止まり木』は、本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れる不思議な古書店らしい。ひょんなことからこの古書店で働くことになった司だが、ある日、亜門の本当の正体を知ることになる。切なくも、ちょっぴり愉快な、本と人で紡がれた心がホッとする物語。