蒼月海里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
■勝手に予告編
選ばれた者にしか道は開かれない地下迷宮街。
そこに辿り着いた者の中には、二度と戻れなくなった者。とある品物を持ち帰り、人生が変わった者など、様々な噂が飛び交い、一種の都市伝説となっていた。
ある日のこと、男子高校生の皐月は、そんな地下迷宮街に気づけば辿り着いていた。
半信半疑で街を進むと、きれいな黒髪の魔女に皐月は出逢う。彼女の名は蓮華。
■読後の感想
前作と同じく連作短編集になりますが、今作では皐月というキー・パーソンと地下迷宮街の住人たちが軸となる展開でした。なんとなく次回作もありそうな予感です。
『笑ゥせぇるすまん』のような人間の強欲に対する教訓めいたエピソード -
Posted by ブクログ
「今日も魔女として人々の縁を紡ぐ。彼らが人生という迷宮に迷わないように、アリアドネのまねごとをしてやるのだ。」p213
東京の地下迷宮街。そこは望んで踏み入ることは叶わず、突如として人々を招き入れる異様な世界。そして人は言う、地下三層の魔女の店より先には行くなと。
願わずも地下迷宮街にたどり着いた三人の迷い人、彼らのどのような物語がそこで描かれるのだろうか。
感想です。
察しが良い方は本作が短編集だとお気づきになったかと。なんとなく辻村深月さんの『ツナグ』にも似た幻想的な世界における、魔女と迷い人の優しい物語でした。
魔女を含めた個性的なキャラクターの過去にも触れた次回作を望みたいです