蒼月海里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
神保町の古書店を舞台にしたファンタジー小説
古書店の店名は「止まり木」。
店名の由来は記されていないが、
店主亜門がある鳥に例えられていたのもあるから、おそらく休憩する場所という意味だろうか?
この店には縁を失くした者の前にだけ現れる不思議な古書店。
何となくハリー・ポッターの9と4分の3番線のようなイメージかな。
亜門と主人公司が来店した客の失った縁を紡いでいく話。
その報酬が面白い。亜門の趣味でもあるが、その人の○○を本にしてしまう。
自分の場合はどんなものになるのだろうかと好奇心をくすぐられる。
また亜門の正体がファンタジーすぎて二度三度驚かされる。そこまでいくか!と
でも、逆に彼の人間臭さに愛着が持てる。
美味しい珈琲の薫りが漂うのもこの店の魅力のひとつ。
亜門は珈琲や食べ物にもこだわりがあるので読んでいると珈琲がとても美味しそうに感じられついつい珈琲が飲みたくなってしまう。
主人公の司や客も薫りにつられ店に来るが縁を失くした者の前にしか現れないので結構暇そうなので商売が成り立つのか?ふと疑問に思ったが、あることで謝礼を貰っているので大丈夫どころか余裕そうである。
古書店が舞台なので本に携わる事件や謎解きもあって面白い。実在する本が出てくるので読み手も親しみやすいと思うが、海外の本ばかりだったので私は今一つ親しみが持てなかった。
実在した飲食店やホテル、スイーツなども登場するので食べ物小説も味わえてまさに二度美味しい。
今巻は亜門の過去と正体が主の様だったので
本や古書店に携わる事件や謎解きが増えればもっと面白くなりそうだ!