神崎朗子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「ストレス=悪」ではないということがいろんな意味でよくわかる本でした。
数年前から「ストレスってたまるとよくない」とは思うけど、「まったくストレスがない状態がいいのか?」と考えるとそれも違うよぅな気がしていました。
「ストレス=害」という思い込みを捨て、「ストレスは役に立つ」と考えてみる。本書にはそれによる効果の体験談がガッツリ載っています。正直、くどいぐらいにw
それによると実際、そう考えている人のほうが人生に対する満足度が高いそうな。なぜなら、そう考える人は
・ストレスを感じた出来事に対して向き合おうとする
・ストレスの原因に対処する方法を考えようとする
・困難な状況において以前を尽くそうとする
から、とありました。
そういえば、ストレスを感じる出来事たとえば仕事で深刻なミスをしたとかそういった時って、お酒ややけ食い、カラオケで気を紛らわせようとしてもダメで、「どうやったらそのミスを防げたのか、今後どうすればミスを防げるのか」を真剣に考えたほうが、ストレスが軽くなったような気がしていました。そうか、こういうことだったのかもしれません。
また、「人に何かを与える・してあげる」ことも癒しになるとの話もありました。ピア・カウンセリングが効果があるのもそのためなのですね。
人のためと言えば、本文では「自分のための目標」と「自分よりも大きな目標」の違いについて書かれてあり、前者は不安や怒り、孤独感にさいなまされやすいのでストレス度が高く、後者は人に貢献しようと考えて動こうとするので人生への満足度が高いとのこと。
ちょうど「キングダム」や「鬼滅の刃」でも同様の話がありました(書ききれないので割愛)。
ストレスは避けるよりも、うまく付き合うほうが人生うまくいくし、楽しいと思えるものかもと思えた一冊でした。ただし、かかるストレスにも限度がありますが。
ただ、登場する体験談が多すぎてちょっとくどく感じたので★-1で。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ医療者のメンタルヘルスについて学びたく本書を手に取りました。
以下まとめ
Part1
ストレスそのものでは死なない。
ストレスは体に悪いと思うこと自体が悪い。つまりすべては思い込み。
ストレスは役に立つと思うと実際にそうなる。
そう介入することをマインドセット介入という。
医療者は職務上のストレスを処理する必要がある。
時に感情をシャットダウンすることで処理する…結果、患者をモノのように扱ってしまうことがある。
またその対処では仕事に意味を見出せなくなりかえってバーンアウトを起こしやすくなる。
→マインドフルネスの状態でそれぞれの体験を語りあい、傾聴しあうワークショップを行った
→ストレスを受け入れ、避けようのない悲しみのなかに深い意味を見出すことでストレスを力に変えた。
ストレスを避けようとすることで孤立的になり、結果うつ病罹患や離婚率が高くなるという結果がある。
避けるのではなく「ストレス」と「意義」には密接なつながりがあることを認識すれば人生は意義深くなる。
Part2
自分のための目標に向かっていると利己的になり、不安や妬みが大きくなる。
自分よりも大きな目標(組織の目標とか)に向かっていると考えると仲間と支えあうことができる。
日常的に人助けを行っている人びとにはストレスによる死亡リスクの増加は見られなかった
→思いやり、絆を大切にしている人々
(それなら医療者は…医療者が問題に対して孤立しないことが大切なのだろう。)
苦しみを抱えているのは自分だけじゃない、力になりたいと示すことが大切
(自分だけじゃない、という言い方は人の苦しみを一般化することではなく自分の共感性を示すこと。
文脈から読まないと勘違いが起こりそうなのであえて記載しておく)
ベネフィットファンディング…苦しみの中の良い面を見つけること。
ただしこれは自分の意思でやらないと意味がない。他者から強制されては効果がない手法。
代理成長…他者のトラウマ経験を通して自己の成長や意味を見出すこと。
心から共感することで相手のつらさ、相手の強さに気づくこと。 -
Posted by ブクログ
SNS では参加者に当事者意識を持たせ、基盤を作り伝統的手法も組む会わせて力を発揮させる。
組織の4分類:価値観とパワーの二軸で、分散組織で参加者の自立意識が高いのがクラウド。アラブの春のようなムーブメントを作るが継続性に難がある。組織が旧来の中央集権型なのがチアリーダー、パタゴニアがあげられている。従来型の価値観組織がキャッスル。アップルもここに分類されている。組織が新しいテクノロジーに基づいているが価値観か伝統的なのが懐柔者。フェイスブックやウーバー、ISIS があげられている。価値観にたいするイメージと実際の運営に乖離が出てきている。 -
Posted by ブクログ
アメリカの食事事情がよくわからないが、アメリカ産の肉は良くなさそうに感じた。
良い食材
ブロッコリー
ターメリック、スパイス
豆類
未加工の野菜、果物
カリウム
酵母、きのこ
ニュートリショナルイースト
クロレラ
微量栄養素
卵を8分茹でてもサルモネラ菌は死なない。
スクランブルエッグ、目玉焼きはなおさら。
キッチンのいたるところを消毒しても残る。
感染に至らないのは、10日で腸内から消えるため。
×加工肉(ベーコン、ソーセージ、ホットドッグ)
×塩の取りすぎ(ナトリウムが血圧を上げる)
鶏肉は膵臓に良くない
赤身肉→食道に良くない
鶏肉→胃と食道のつなぎ目に良くない
鶏肉に食塩水を注入している。
99.9%除菌→ディフィシル菌は残りの0.01%に該当する。豚肉はディフィシル菌で汚染されている。
人と会わなくても免疫力が落ちれば空気中の菌から感染する
サプリメントは逆に体のバランスを崩す
動物性蛋白質は腎臓(血液の濾過)に負荷がかかる -
購入済み
フランス人は10着しか服を着
自分の山ほどの服と、毎日着ていく服選びに困っていたので、興味があって読んでみた。本当に10着でセンスの良さを出せるか疑問だったけど、服を捨てようと思った。多分私も、すっきりした生活ができるはず。
-
Posted by ブクログ
これは凄い本でした!敢えて「素晴らしい」でなく「凄い」という表現を使っていますが、流石アメリカでは、このような本がもう出版されているのですね。
右肩上がりの時代が終わり、企業間の競争、それも国内や自由主義諸国内同士の競争が、地球全体にまで広がるにつれて、企業経営方法の見直しを迫られてきたのが、1980年代ころを始めとして今に至っています。
この本の著者のカレン氏は、コンサルタントになるのに必要な学歴を身につけたうえで、複数のコンサルティングファームで勤務し、さらには企業で、自分が提案してきた方法がどの程度効果があるのか、無い場合には、どうすれば効果があるかの実績を踏まえた上で、この本を書き上げています。
米国企業を中心に、コンサルタントが提案してきたシステムや教育訓練プログラムなどを導入してきた壮大な実験は、もう20年以上経過していますが、そろそろ結果が出てきたようですね。
力強い組織を作るには「人と人との対話を重視する」に尽きるというのが、私が受け取ったメッセージですが、カレン氏がその結論に至るまでに、多くの試行錯誤をしてきたことがこの本に明確に書かれていました。
今まで私の中でもやもやしていたことを、よくぞ本に纏めてくれという思いで、拍手を送りたく思いました。できれば、この本に反論する形の本もぜひ、世の中に多くいるコンサルタントの方にも出していただきたいと思っています。
最後に(p303)に、望ましいコンサルタントと、注意すべきコンサルタントが表になって纏まっていたのは面白かったです。
以下は気になったポイントです。
・私がやっている仕事をありのままに話せないのは「貴社の関係者の連携を強化するお手伝いをします」といっても、誰もコンサルの仕事を頼んでくれない、仕方ないので、方法論・モデル・指標・プロセス・システムといった商品を引っ提げる(p21)
・本書で訴えたいのは、人材のマネジメントさえ出来れば、あとはすべてうまくいったも同然ということ。ともかく大事なのは、モデルや理論は捨て置いて、みんなで腹を割って話し合おうといこうとに尽きる(p23,28)
・クラインアントが感心してくれるのは、1)細かい分析を行ってグラフに纏める、2)ひとつの指標をX軸、別の指標をY軸に置いた4象限のチャートをつくること(p43)
・問題は、人々が戦略計画イコール解決策と信じてきたこと、計画自体にはほとんど価値はない、計画を立てる過程にこそ価値がある(p59)
・JITの原則のいくつかは適用可能でも、アメリカでJITは無理。原材料の調達に2週間もかかるアメリカで、たった1日や2日で在庫を全部回転させるのは無茶な話(p75)
・シックスシグマとは、平均値と近接する規格限界値の間に標準偏差が6つ収まること(p76)
・バランススコアカードでは、ビジネス経営を成功させるには、財務・顧客・業務プロセス・学習と成長、という4つの視点の評価指標が必要になる。一般社員に落とし込んだのが、さらに細かい指標であるKPI(主要業績評価指標)である(p104,106)
・企業がこれほどまでに数値評価基準を好むのは、数値評価は本物で信頼できるデータと勘違いしているから(p117)
・毎年の評価基準に入っていない、長期的な目標や業務は置き去りになる(p120)
・評価基準は洞察を得たり知識を高めたりするのには役立つが、目標になってはならない。さもないとそれ自体がマネジメントのシステムになってしまう(p136)
・マネジメントモデルよりも、1)気にかけていることを態度で示す、2)伝わるように伝える、3)うまくいかない場合は他の方法を試す、4)先手を打つ、が役に立つ(p193)
・エンロン事件はアーサーアンダーセンが幇助したことになっているが、深く関わっていたマッキンゼーは殆ど無傷で逃げ切った(p204)
・エンロンの導入した人材のランク分けシステムがエンロンの崩壊に繋がったのは、社員の間に熾烈な競争、なにをやっても構わないという風潮が生まれたから(p205)
・ピーターの法則とは、階層社会では、すべての人は昇進を重ね、各々の無能レベルに到達する(p227)
・ランク付けはやめる、タレントマネジメントも中止、異動を希望する者は誰でもできるようにする、何よりも上司と部下が話し合い、最適な仕事を見つける方法を一緒に考えること(p236)
・職務記述書も廃止すべき、職務内容を決めて細かい要件を決めてからそれに合う社員を探すのは、職務内容を社員に合わせる場合に比べてはるかに生産性が低い(p238)
・現在では、テイラー主義は大部分において否定されているが、企業は事業をモニタリングや計測、最適化によって成功できるという考え方は、現代の経営手法に残っている(p277)
・多く企業は、コンサルタントを雇って自分たちの代わりに企業戦略を考えてもらおうとする(p280)
・自分の使う言葉によって、自分の考え方は左右される。したがって、ビジネスについての考え方を変えるのに最も簡単な方法は、ビジネスについての話し方を変えること(p294)
2014年5月11日作成