【感想・ネタバレ】「静かな人」の戦略書―――騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法のレビュー

あらすじ

聞く力、気配り、謙虚、冷静、観察眼……「静かで控えめ」は賢者の戦略。外向型が優位な世界で、内向型がその魅力を最大限に発揮する方法とは? 全米200万部ベストセラー著者、スーザン・ケイン絶賛! 「現代の静かな闘士たちが絶対に読むべき書」。世界的ベストセラー、ついに日本上陸!

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Posted by ブクログ

2周目
外交的に振る舞うが、実態内向的な自覚ありの自分。
前回読んだ時点より、無意識にできていることが増えていると実感。
分かりやすくアドバイスが羅列してあるわけではないが、実体験が厚めな分、自信を与えてくれる。
元々のスキルが高いのは前提の上、いざ始まればなんとかなる。
始まる前までの不安緊張は、内向型は皆持ち合わせていると認識するだけでも、結果が出るサイクルは早くなるだろう。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

著者のジルチャンさんは台湾で生まれ育ち、アメリカの大学を卒業してアメリカの企業での就業経験もありその後、色々なところで仕事している。
アメリカと言えば超外交的社会で、ジルチャンさんの出身の台湾や日本を含めた東アジア圏は内向的な人が多いので、超内向型のジルチャンさんが外交的な社会のなかで実際に経験したことがこの本に書かれてある。
外向型人間のほうが評価されがちな職場などの社会で内向型がどのように生きていくか、対処していくか、強みを活かすかについて具体的に書かれてある。
内向型にとっては少し生きづらい社会ではあるけど、この本はその内向型の部分は変える必要がなくてむしろ処世術を身につける方法をジルチャンさんの経験に基づいて具体的に教えてくれて目から鱗な感じ。

著者と実際にやり取りしてお会いすることもできたので、私の中でこの本と著者に対して特別な思いがある。
このままの自分でも社会で活躍できるんだと勇気をもらえた本。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

台湾出身でアメリカの大学に行かれた方。日本の静かな人とは少し度合いや種類が違うのかなとも思ったりしたけど仕事に活かせそうなことも書いてあった。

好かれることよりも信頼してもらうことの方が大事。
駆け出しの身であろうが、管理職であろうが、感情的な人というレッテルを貼られてしまっては決して良い結果に繋がらない。
資料を全面に出す。
進んで議事録を取る。
静かな人は長期的な縁を結ぶことが得意。
静かな人が最も周到なことが多い。

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2025年08月31日

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内向型寄りと外向型寄りが存在し、自分がどちら寄りなのかを認識できるきっかけになりました。それを知る事によって、今後の生き方に活かせそうだなと思いました。

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2025年06月03日

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ネタバレ

本書は、内向的な性質を持ちながらも世界で活躍する著者が、自身の経験に基づいて、内向的な人の特徴や苦手とすること、陥りがちな罠、そしてその特性をどう活かすべきかを丁寧に解説した一冊である。

たとえば、内向的な人は脳の特性上、とっさの対応にはあまり向いていない一方で、文章を作成する能力には優れている。そのため、電話よりもメールやチャットなど、テキストを使ったコミュニケーションの方が適している、といった具体的なアドバイスも紹介されている。

「リーダーになるには外交的であるべき」「社会で活躍するためには誰とでも積極的にコミュニケーションすべき」といった固定観念を、多くの人が無意識に抱いているのではないだろうか。しかし著者は、内向的であっても無理に別人になろうとする必要はなく、傾聴する力や、物事を深く慎重に考える力を活かしてリーダーとして活躍することは十分に可能であると説く。ビル・ゲイツをはじめ、実際に内向的な性格を持つリーダーが多く存在することも、本書では紹介されており、内向的な人にとって心強いメッセージとなっている。

私自身も比較的内向的な性格であり、「雑談が苦手」「一人になることで静かにエネルギーを回復する」といった描写には強く共感した。欧米の外向的な文化の中で仕事をしていると、そのエネルギッシュさに圧倒されることも少なくない。一方で、日本人には本来、多くの知見や優れた考えがあっても、内向的な性格ゆえに発言が控えめになり、その価値が十分に伝わらないもどかしさを感じることがある。

本書は、そうした内向的な人々に対して、「無理に自分を変える必要はない。ありのままの特性を活かして活躍すればよい」とエールを送ってくれる良書である。

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2025年05月31日

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バイトなどの募集で、平然と「元気な方大募集!」と書かれていることに、複雑な気持ちになったことを思い出しました。社会に出たら、一定のマナーを守ることは当たり前という圧を感じるし、暗黙の了解や場の雰囲気を守ることは普通のことだと言われているようで、すごくソワソワします。私は根っからの内向型だと思うので、この本を読んですごく共感できたのですが、日本は内向型に不利な社会のような気がするし、こういう話題はあまり表には出ないものだから、より内向型の人が苦しむことになるのかなと思いました。だからといって、外向型の人に悩みがないかと言ったらそれも違うともうので、大きな声で訴えることはできないけど、外向型だろうが内向型だろうが、人間らしく対話による解決ができる人間になりたいと思えた1冊でした。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

著者の内向的な考え方や心情にとても共感した。
「傾聴」や「戦略的思考」を武器にがんばろう!と背中を押してくれるような内容。
自分に刺さる真新しい戦略は見つけられなかったが、
内向的な人の強みである思考力・文章力をより磨くこと、会議やコミュニケーションなど、苦手な場面は、しっかりと計画・準備をして対処するなど、今後の行動の指針を再確認できた。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

繊細さんの本を読んでから、気になっていた本。

自分はなんでこんなちっぽけなんだろうとか、外向きな生き方ができないことをくよくよ考えることも多かったけど、HSPっていうものを知り、内向型な資質があることを知り、受け止められるようになってきた。

外向型が必ず良いと言うことではない。内向型ならではの特徴は、深く考えることができて、話を聞くことや、ひとつのことに集中できる、そして粘り強いっていう特徴がある。捉え方を変えたら、強みと弱みは表裏一体やなって思えた。

むしろ憧れる外向型になろうとするのではなく、自分の特質、特性を受け止めて、外向型タイプと手を取り合えば強みを最大化できる。

苦手なことを誰かに任せて、自分にも得意なことはきっとあるはずなので、まずは強みを見つめていきたいな。

たびたびこの本で紹介される、スーザンケインの「内向型人間のすごい力」は次、ぜひ読みたい。

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2025年11月13日

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文字が大きいから厚さの割にさくっと読める。
無理して外向型にならなくてもいいのだと安心させられた。一方で、内向型であることを言い訳や諦める理由にしてはいけないとも思わせられた。
自分の性格に自信がなくなってしまったらまた読みたい。

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2025年11月01日

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内向型にぴったりの仕事はない。
でも内向型の特徴の「あなた」にぴったりの仕事はきっとある。

世界の1/3の内向型を一括りにはできない。人には個性があり、内向型の特徴も人ぞれぞれ違う。

内向型を受け入れ、自分の強みを理解することが自分だけの戦略を手に入れる方法。

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2025年10月25日

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この本は、仕事上の主張が少ないタイプの人向けでもなければ、話下手で上司や取引先に理不尽にやり込められている人が反撃するためのノウハウ本でもありません。
グローバルなビジネス環境という、生き馬の目を抜くような競争の場において、内向的な性格であっても活躍できることを、著者自身の実体験をもとに示した啓蒙書です。ですので、日本語タイトルの『静かな人の戦略書』よりも、原題の “Quiet Is Superpower” の方がより、しっくりきました。

本書はビジネス書ではありますが、国内企業で比較的固定的な人間関係の中で仕事をしており、プレゼンテーションなどの機会もそれほど多くない人向きではないかもしれません。参考になるエピソードは散見されるものの、どこか遠い世界の話に感じられるかもしれません。
逆に、海外企業や外資系企業に勤めていて、ダイナミックなビジネス環境についていくことに不安を感じている平均的な日本人にとっては、勇気づけられる内容と思います。

私自身は、特に「内向的な人間は無駄なエネルギー消費を控える」という考え方と、「瞬発力やあふれるアイデア」よりも「傾聴や熟考」という武器がある、という点に共感しました。これらの視点は、これまで自分が弱みだと思っていた性質を、戦略的な強みに転換できる可能性を感じさせてくれます。
そして本書は、社交性があり発信力の高い人こそが「仕事のできる人」という思い込みを持つ人にも、人はそれぞれ異なる個性に応じた強みを持っているのだと理解させてくれる一冊だと思います。

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

自身は生粋の内向型であるが、店員さんにお釣りくださいと伝えられないなどは一切なく、極端な表現もあったのは気になったが、全体を通しての内向型としての戦略を考える上では参考になった。外向型との得意分野の違いから、傾聴、相手に寄り添い長くいい関係を築いていくことを強みと捉えてコミュニケーションを取っていきたい。

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2025年09月01日

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最初に簡単な
外向型か内向型の判別テストがあるのが嬉しい
内向型の人はこの本を読めば必ず元気になるし
やる気になる

自分にとっての最高の仕事とは?
何度も自問自答してきたことだろう

以下のステップで見つけられるかも?
大きくなったら何になりたかったか
どんな仕事に魅力を感じるか
どんなものに憧れるか
生まれつき恵まれている才能

まだまだ内向型の人が悩んでいることで
解決に導いてくれることが多数ある
上司別の対応マニュアルなどは笑える
そこそこ長いのでそこだけがネックだが
かなりの良書

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2025年08月01日

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自分は内向型だなーと思っている方にとって、この本は「これからこういうことを試してみようかな?」と思える内容となっているので、おすすめです。また、内向型の部下を持つ人にもおすすめな内容です。

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2025年06月22日

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一番に感じたことは
内向型、外向型という話の前に、著者はそもそもたくさんの努力をされ自分を磨いていた。という、ベースがあるのでは。と感じました。

その上で、内向型としてぶつかった壁を乗り越えた方法が書かれていると感じました。

私は、著者のようなベースの努力が足りず(例えば多くの方の前で講演をするようなシーンは日常なく)まだまだ、この本の考え方よりも前になすべきことがあると学びました。

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2025年05月13日

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内向的と外向的、特に内向的の方になるけれど、ふんわり思っていた話が整理できた。

スターではないがやれる事がある。
自分の特性を理解して、それを上手く活かそうというのは全くもってその通りと思う。

ちょっとストーリーが多く、頭に入ってき難い部分もあったが、概ね理解できた。

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2025年05月11日

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内向的な人の外向的な場面での振舞い方 パーティーなど交流の場が多いアメリカ社会で、外交的な場やスピーチの苦手な人がどのような心構えで、どのような準備をして、どのように振舞えば良いか、実践的なテクニックを指南する本。あくまで外向型が社会的な成功に必須という社会が前提で、内向型は努力して克服しないといけないということか。外向型はシャイニー・オブジェクト・シンドロームに悩まされるなど、それなりに弱点はあるが、アメリカ型が基本である現在の社会で有利なのは確か。内向型はパーティーに参加しなくても良い、参加するときは準備をしっかりすること、「2人と友達になる」など小さな目標を設定する、といったアドバイスは役に立つ可能性がある。

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2025年12月03日

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内向型と外向型は明確に分かれるものではなく、さまざまな特性の程度の差である——この視点は印象に残った。「自分は内向型だから変わらなければ」と感じている人には、肩の力を抜くきっかけになるかもしれない。
ただ、タイトルの「戦略書」という言葉から体系的なフレームワークを期待すると、少し違うかもしれない。著者自身の経験に基づいたエッセイとして読むと、しっくりくると思う。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

自身が「静かな人」でちょうど仕事の中でも指導的立場を任されることも増えてきたので、読んでみました。
著者であるジル・ちぇんさんが内向型な自身の経験を振り返り、内向型の特徴、苦労を感じる部分、でも内向型が強みや才能、長所やその価値をアピールして輝いた時はすごいよ、と教えてくれる。

お喋りで人前で話上手な人に憧れる。だから目標を高くしてしまい余計に緊張して失敗することが沢山ある。
今の自分の性質を受け入れる、今ある強みを生かして表現すること。
イメトレ・モチベーションがなければ行かない・くよくよ反省ばかりせず肯定的なふぃーどばっくをモチベーションに・「小さな貢献」を記録しておく、それを報告する・適応能力…

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

世の中は外向型のためにできてるように見えるが、それは表面だけ。
どちらの型かは先天的な遺伝要因と、後天的な外部要因からなる。脳の活動領域が違うというのは腑に落ちた。
刺さる人にはとことん刺さる内容だと思うが、外向型の仮面を手に入れた自分には遅すぎた。中学生時代に出会っておけば、違う人生もあったかなと思う。

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

台湾系アメリカ人がグローバル環境で生き残る術。内向的なノンネイティブ英語話者にとって大会議で英語で発言したり、プレゼンしたりはなかなかのタフさが必要なのはとてもよくわかる。なので個別に会話するとかはその通りだなーとは思った。

あとは一見外交的な人に見えても実は内向的で一人を好むとか、まぁ仕事での仮面と本来の姿は別みたいなのは意外とあるのかもしれない。みんなビビりながら仕事してるんだと思えば案外仕事なんてどうってことないのかもね。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

内向型の著者の経験をもとに、
外交型文化のビジネス社会において
内向型人間が生き抜く方法を教えてくれる。

自分も内向型寄りの人間のため、
共感できる箇所が多かった。

事前準備をしっかりする
 準備でスピリットを込める
少人数で話し、傾聴する
文章を武器にする
SNSで自分を知ってもらう
スタープレーヤーは過大評価され、
ロールプレーヤーは過小評価される
 マイアミヒートのバディエ
リーダー像も一意ではない
 カリスマでなくても良い
 極めて謙虚でありながら、徹底的なプロ意識を持つ

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

内向的な人も、自分の強みを知り仕事に向き合っていく。

続編が結構良くて、前書に戻った。著者の内向的な態度は、本書を読んでいてあらためて凄いなと思ってしまった。

そんな内向的な著者が、マーケティングなど外向的な人の多い世界でどう良さを活かしていくか、本書は色々なシチュエーションに対して示してくれる。結構実践的なアドバイスが多いと感じた。

著者ほど内向的でなくても、内向的な部分がある人にとっては参考になる点が多いと思うし、外向的と呼ばれる人にも内向的な人の考え方を知る一助になるのではないかと思う。

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

全てが内向型に当てはまるわけではないけれど、比較的近いので、どう対応していくのがいいか知ることができて気持ちは軽くなった。うまく付き合える方法を見つけたい。

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2025年09月03日

Posted by ブクログ

内向型の自覚があり購入。他者とのコミュニケーションに悩むこともあるので、仕事の場で自分をそこまで卑下しなくてもいいのかなとは思えた。準備してればある程度のことには耐えられるので、きちんと仕事に向き合うことが大切かも。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

内向型の著者が外向型の社会をどう生き抜いてきたかを経験則で語る。内向型だけど、外向型の社会で成功したという面を強くかんじた。まあ内向型のサバイバルの戦略も書いてはあったけれどもね。

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2025年07月16日

Posted by ブクログ

内向型の人が上手く生きていくためにどういう考えや行動をすべきかが書いてある。
自分も内向型寄りなので共感しながら読んだ。
自分の強みを活かすためにどうするかという視点と、アプローチの考え方を少し変えても良いかもと思えた。

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2025年06月15日

Posted by ブクログ

内向型が内向型らしくキャリアを積んでいくためのアイデアが詰まった本。
私もとっさの反応が出来なくて後から悔しく思ったり反省したりして落ち込むことがたくさんあったが、そこを無理に鍛えなくていいんだ、むしろじっくり考えて答えることで信頼を勝ち取っていくのが自分の立ち回り方なんだ、と肩の荷が降りた心地がした。

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

世の中では声の大きな人や雄弁な人が目立ちそうですが、真に成果を出すのは静かな人である。静かな人とは決して熱い思いを持っていない冷めた人ではなく、静かに戦略を練り、自分に合った方法でアプローチをする人である。そんな人たちのクレバーなやり方をたくさん学べた一冊でした。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

内向型が静かに力を発揮する方法が記されている。
間違いなく内向型なので共感できた。

◉夢を追うのにいちいち騒がない。
→黙ってやることはやるが美徳的な考えが間違いなくある。そもそも目立ちたくない。
◉エネルギーチャージ=ひとりになること。「話すこと<書くこと」
→ブレストは刺激を受けるが良いアイデアが出るのは読書とかひとりの時間。考えをもっとオープンにして欲しいと言われるわけだが…
◉揉め事を避け、エネルギーを温存する
→優しくしてるわけじゃない気持ちはあったが、これが正解なのかも。無駄に疲れたくない。
◉上司をマネジメントしてタスクに必要なリソースと確保に使う
→マネジメントまでの考えはなかったが、いざの時に頼らざるをえないので、確かに大事な目つき。

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2025年04月12日

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