小湊悠貴のレビュー一覧
-
購入済み
8巻【白雪姫の焼きりんご】
無事に碧ちゃんの就職も決まり、大樹さんとのお付き合いも順調…ですが、大樹さんの父方の祖母・葉月さんが襲来します。自分にも他人にも厳しい老舗旅館の元女将さん。「ゆきうさぎ」に来店して試す様にキツイ事を仰いますが、まぁ理不尽な事は言っていないし意地悪でもないかな(こんな人は私も苦手だけれど)。次巻は大樹さんの実家に行く様なので、碧ちゃんにとってはご挨拶兼社会に出る前の研修的な何かという感じになるかな?、楽しみです。そして、碧ちゃんパパにもそろそろカミングアウトしてあげて欲しいな~と思います。
-
購入済み
7巻【母と娘のちらし寿司】
このシリーズは、美味しいご飯と共にある家族の絆の話もメインメニュー。今回も素敵な家族が沢山居ました。大樹さんと叔父の零一さんや、1巻から私が大好きな碧ちゃんとお父さんの玉木親娘は勿論の事、常連客の彰三さん宅の娘婿のご挨拶編や商店街会長さん宅の結婚35周年記念日等々…家族って、夫婦って良いなぁと思えて良かったです。そしてお付き合いを始めた大樹さんと碧ちゃんは、初々しくて微笑ましかったです。就活の出鼻を病気で挫かれた碧ちゃんですが、真面目に生きている子が報われる展開でホッとしました^^♪
-
購入済み
6巻【あじさい揚げと金平糖】
十数年も消息不明だった大樹さんの叔父・零一が現れた事で、「ゆきうさぎ」存続の危機が訪れます。最初は本当に嫌な叔父さんという感じでしたが、徐々に彼の事情も語られ結局そう悪い人でもなかった…というのがこの作品らしいなと思います。大樹さんもお人好しだなぁとも思いますが、遺産相続とか金銭を巡る問題はドロドロして読んでいると消耗する事が多いので、多少ご都合主義でもまるく収まってホッとしました^^。そして今回はお弁当の話にジーンとしました。個人的に、碧ちゃんと父の玉木父娘が大好きです^^♪
-
購入済み
5巻【祝い膳には天ぷらを】
前巻でミケさんが辞める事になりましたが、お客さんとして縁は続いていくようで嬉しいです♪。次に来たスズさんも、ワケ有ではありましたがやっぱり良いご縁。お店を中心に良いご縁の輪が広がってゆくのは良いですね^^。その中心に居る大樹さんと碧ちゃんのご縁は、今回は進展するかな?と思っていましたが…気遣い屋さん同士のせいかお互い遠慮がち(この、付き合う直前っぽい微妙な距離感のやり取りは嫌いじゃないけれど(笑))。そして、背中を押されてやっと踏み出すか…という所で不穏なラストシーン。続きが気になります!。
-
購入済み
4巻【親子のための鯛茶漬】
今回のメニューはアイスクリームと鯛茶漬けと肉団子と茶わん蒸し、そして中華粥や定番のカレーやメンチカツ、どれもこれも美味しゅうございました♪。主要人物たちの転機の時期でもありました。蓮さんやミケさんは仕事、碧ちゃんの友人・玲沙ちゃんは家族、みんな将来に向けて色々悩んで決断します。碧ちゃんにはあまり変化ないかな~と思っていたら、周りが賑やかになってきましたね☆大樹さんが自覚しちゃいましたし、碧ちゃんの亡き母の教え子さんがどう関わってくるかも含めて、今後が楽しみです^^♪
-
購入済み
3巻【熱々おでんと雪見酒】
毎度変わった料理は出て来ず、家庭料理をプロが手をかけて作る美味しさを感じます。読んでいると、私はお母さんのご飯を食べたくなります。そして、巻を重ねるごとに過去や現在の家族・友人の輪が重なって、しみじみ"美味しく"なる物語だなぁと思います。「おいしいものは人の心を軽くして、楽しい気分にさせてくれる。からまっていた糸をほぐし、会話をはずませてくれる力がある。(本文より)」問題や蟠りを、優しく美味しいモノで解決してくれる物語。ほっこり心が温まるシリーズです^^♪。
-
購入済み
2巻【8月花火と氷いちご】
1巻が年末で終わったのにプロローグが夏だった事に首を傾げましたが、本編は2月から始まり終盤で重なってきました。タマ(碧)ちゃんのお母さんの生前の話やら、ゆきうさぎの先代女将とそのご主人(現店主・大樹さんの祖父母)の話やら、昔からの常連さんと娘さんの話やらと、このシリーズは家族の思い出やエピソードに素敵なメニューが乗っかっていて、しみじみとした美味しさを感じます^^♪
-
購入済み
1巻【6時20分の肉じゃが】
祖母の跡を継いだ青年が営む小料理屋「ゆきうさぎ」が舞台。誰かと食べる食事は美味しい、家族で囲む食卓は美味しい、てな物語でした。勿論ご飯も美味しく描かれていました。肉じゃがやプリン・お鍋…などなど身近な家庭料理に近いメニューがメインかな。食事や料理を通して描かれる家族の絆に、温かい気持ちになりました。本物の招き猫?やアルバイトのミケさんとタマちゃん、屋号に反して猫だらけなお店です(笑)。
-
Posted by ブクログ
シリーズ6作目。
前作の終わり方がハラハラとした終わり方だったので
一騒動あるとは思っていたけど、
いつもほのぼのとしたゆきうさぎが
今回は少し激動な巻になっていました。
ハラハラさせられたけど、
同じくらいほろっとさせられた場面もあり
碧の教育実習初日の朝、
父親が一生懸命覚えた料理で作ったお弁当を持たせてくれ、
亡き母親に買ってもらったスーツを着て、
両親のエールを一心に受けたような気がして
何があっても頑張れる勇気がわいてくる!
と出掛けるシーンは、
ぐっときました。
それにしても、
前作で意味深な終わり方をしていた登場人物が一波乱起こし、
ラストはいい終わり方におさまる