しりあがり寿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文筆家である大学教授と漫画家の対談や往復書簡集。一言で言うならば、この本の魅力は「ゆるさ」だと思います。本来ならば真面目な文章でごもっともな意見を述べるべきであるかもしれないテーマであるのだけれども、そんなのは基本的に無視して、好き勝手に、思うがままに繰り広げられる話。生死について、イラク問題について、金持ちについて、ニートについて、果ては脊髄についてまで、実に本音と本音がほどよいゆるさでぶつかり合っていて、とても読んでいて面白いです。それでいて、このようなテーマを真面目に考える上での一助にもなる。この本が、少しでも固い考え方に行ってしまったらきっと面白くなかったと思います。だけれど、ユーモア
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Posted by ブクログ
最近祖父が亡くなり、色々と手続きに追われる親を見ていて死後のことって大変なんだなと感じたこと、もし自分なら…?と考えたことがきっかけで読んだ。
親が亡くなるのは、まだまだ先のことだと思いたい。
でもいつかやってくるのが現実だし、そのときにバタバタしないためにも今できることを知りたいと思った。
とても現実的な内容で、参考になることがたくさんあった。
介護、葬式、お金、相続のことなど…。
今すぐにでも親に会って話しておかないとと思うこともたくさんで。
難しい話をすごく分かりやすく噛み砕いて書いてくれていて、理解しやすかった。
なるほどと思うことも多かった。
とは言え親の死なんてまだまだ目の前に -
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Posted by ブクログ
「ところが、その『信じれば楽になれる』ということから、私たちは『疑う』という面倒臭く煩わしい作業を、必要な時にまで怠ってしまうことがある。(中略)疑問というものは、時として素晴らしいひらめきや、アドバイスや、危険回避情報を与えてくれる。子供の頃から、『なぜだろう』『なにかしら』という好奇心や探究心を持たずに育ったら、まともな社会生活が送れるようになるだろうか」
著者の松尾貴史自身は怪奇現象否定派ではなく、「懐疑派」である。世にはびこる怪奇現象を無批判に信じるのではなく、「ちょっと待て、それっておかしくない?」と冷静に突っ込んでいる。別に科学的にどうとか、絶対ありえないとかというわけではなく、
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