しりあがり寿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ世に出回る《まがい物》に対する嗅覚や批評眼は鋭いのに、先の選挙で《ラサール石井》を応援してしまうのがよくわからん。
では、本書の評価。
扱われているのは、宇宙人や古代文明、超能力やエセ科学、迷信やお祓い、神様仏様、ヒランヤやエクトプラズム、UMAなど盛りだくさん。
特に、しりあがり寿氏のイラストが面白く、本書の評価を星一つ加点したよ、しらんけど。
以下は私の備忘録。
・タロット占いは、絵札1枚にも様々な意味があり、占い師の状況解釈によって如何様にも牽強付会できる⇒撃退法は、一度未来を占ってもらい、その日のうちに同じタロット占い師にもう一度未来を占ってもらう。同じ絵札が出る確率は低いので、未来も変わるはず…
・血液型性格診断は、間接的に人種差別やナショナリズムの正当化に貢献している⇒「偉大なアーリア人の血をユダヤの血で汚すな」というスローガンでナチスのユダヤ人虐殺が行われた
・根深い六曜信仰(赤口=しゃっく)
・易者が使う筮竹(ぜいちく)は総数50本あるが49本で占う
・塩はお清め⇒大相撲では十両以上の力士が撒く、その量は1日45kg
・近くに墓地があるので、住むのをやめた⇒霊は供養済なので、逆に安心
・戒名の相場⇒院殿号+大居士(大姉)は数百万~1千万円で最も高く、信士(信女)が1番安いが東京では何十万円
・十字架崇拝⇒自分たちが崇めるキリストが卑しい人間の扱いを受けて、二人の強盗と一緒に極刑に処された忌まわしさの象徴ともいえる十字架がなぜ崇拝されているのか?
・忌み嫌われる13⇒時間やダースの基本となる12進法的生活習慣からはみ出した数字、キリストを裏切ったのは13番目の弟子ユダ、キリストが磔になって死んだ日が13日の金曜日(本当は14日だった…)
・胡散臭いヒランヤ⇒正三角形と逆三角形を重ね合わせた「六芒星(ヘキサグラム)」の図形、およびそこから不思議なエネルギーや効果が出るとされるパワーグッズ。サンスクリット語で「黄金」や「財宝」の意味
・エクトプラズム⇒心霊現象において霊媒の身体から出ると信じられている半物質、および生物学における細胞の外部原形質のこと。一般的には、幽霊や霊魂が姿を現すときに使われる不思議な物質を指す言葉として知られている。
意味と由来心霊学の意味: 霊媒の口や鼻などの体から抜け出るとされる、白い泡や布のような物質。霊が形を作るための材料と考えられている。
生物学の意味: 細胞質の外側(表層側)の部分を指す「外部原形質」のこと。
言葉の由来: 19世纪にフランスの学者シャルル・リシェが、ギリシャ語の「外側(エクトス)」と「形作られたもの(プラズマ)」を合わせて作った言葉。
・特殊な家筋で迫害された差別的迷信用語⇒狐持ち、犬神持ち、蛇持ち、外道持ち、とうびょう持ち、くだ狐持ち、やこ持ち
・地方によって違う河童の呼称⇒かわっぱ(東海)、ガラッパ(奄美)、河太郎(関東)《⇒河野太郎じゃないよ、実際似てるけど…》、シバテン(四国)、ひょうすき(九州)、キジムナー(沖縄)、ミズシ(石川)、ゴランボ(和歌山)、メドチ(岩手)、ミンツチカムイ(北海道)
【松尾 貴史(1960年〈昭和35年〉5月11日- )の本名は岸 邦浩(きし くにひろ)。旧芸名はキッチュ。キッチュは現在の芸名になってからも愛称として使用されている(特に明石家さんま等関西出身の芸人・タレントから呼ばれている)。所属事務所は古舘プロジェクト。
「キッチュ(kitsch)」の語源はドイツ語の美術用語で、「まがいもの・粗悪品・俗悪趣味」などを意味する。
2025年の参議院選挙では、社民党公認で比例区から立候補したラサール石井の応援演説を行った】 -
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様々な、業界・職業・国や地域・文化などに内在する、
180のせまいルールは、ある意味雑学的な話。
1 エンターテインメント業界のせまいルール
2 世界の国や地域のせまいルール
3 スポーツの世界のせまいルール
4 動物や自然界のせまいルール
5 さまざまな文化のせまいルール
6 食にまつわるせまいルール
1ページにつき一つのルールでの構成。クイズもある。
知っていると話のネタになりそうな180のせまいルール。
タイガーマスクの虎の穴、韓国の食事、
ウインブルドン選手権、天体観測、選挙事務所、
ソムリエなどのルールなど、知識になるものや面白いものが
混在しています。多分、当時は興味惹かれる感じもするかな。
だが2011年の刊行だから、10年以上経過した現在、
今は無い会社名や番組もあるし、ルールに潜むパワハラや
セクハラ、ジェンダー、SDGS等の問題ゆえに、
SNSでは炎上になりそうなものもありました。
時代の移り変わりの中で、これらのルールは現在は、
どうなっているかが気になるなぁ。
また、参考文献が無いので信憑性を確認しづらいのが、残念。 -
Posted by ブクログ
筒井康隆・原作『筒井漫画瀆本 壱』実業之日本社文庫。
筒井康隆の原作を17名の漫画家や芸能人がコミカライズしたアンソロジーの文庫化。『壱』というからには『弐』もあるのだろう。
大昔、筒井康隆にハマり、文庫本を読み漁った時期がある。SF、コメディ、ミステリー、ナンセンスと様々なジャンルで、その才能を発揮した筒井康隆の作品を漫画化するとどうなるのか……かつて、筒井康隆が自らの作品を漫画化した『筒井康隆全漫画』も読んだが、漫画家により解釈や表現の仕方に特徴があり、興味深い。
収録作品は、内田春菊『ムロジェクに感謝』、相原コージ『死にかた』、吾妻ひでお『池猫』、 いしいひさいち『大富豪刑事』、 蛭子能収『傷ついたのは誰の心』、加藤礼次朗『TROUBLE』、喜国雅彦『鏡と薬と正義と女』、けらえいこ『妻四態』、 三条友美『亭主調理法』、清水ミチコ『傾斜』、 しりあがり寿『樹木 法廷に立つ』、 とり・みき『我が良き狼』、 ふくやまけいこ『かいじゅうゴミイ』、 まつざきあけみ『イチゴの日』、 南伸坊『禁花』、矢萩貴子『セクション』、 山浦章『星は生きている』。
巻末に筒井康隆自身による漫画化作品『アフリカの血』を収録。これは『筒井康隆全漫画』にも収録されていた。
本体価格780円
★★★ -
Posted by ブクログ
ネタバレしりあがり寿先生流のユーモアが溢れる作品。
「私はゲンパツ。…私とても危険な女だから。」
「でもいいの…私は分かっていたの。」
「私が皆の手に負えるような女じゃないって。」
まるでバブルの頃もてはやされてきた
女性のように擬人化。
あの震災から約3年経ち、手に取った作品。
私は当事者ではなかったが、読んでいるうちに、あの頃の日本の不安が波の様に押し寄せてきた。
計画停電や放射能問題など、これまで当たり前だと思っていた世界が崩れていく恐怖を感じた方は多かったかもしれない。日本は大丈夫という賭けに見事負けてしまったわけだが、これからも忘れてはいけない教訓にしていきたい。
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