感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「差し迫った危険はない」「それ以外の地域の避難は各自の判断で」など頼りない民主党政権。あの時、強く呼びかければ自発節電し『計画停電』などしないでよかったのではないだろうか、
国民主権というから最高権力者は口に出さないでも原発事故は想定していると思っていたが。陛下のお言葉は役に立った。民主主義は、非常時に無能なものなのだろうか。
ラスト2つ前のマンガ、結婚式中止通知も出しかねている身籠った女、震災で彼は亡くなった…編集者業は東京以外でできないだろう…。関東では余震が毎日のようにある、ビクビクしているぐらいなら、と自主避難を決断。自由恋愛ならぬ自由出産もあるだろう‥
Posted by ブクログ
朝日新聞の4コマ漫画ほか、短編も。
あの震災に関して、こんな記録(記憶?)の残し方もあるのだなぁ。
朝日新聞購読してるのに、ロクに読んでませんでした。
面目ない・・・・・。
一般庶民目線が、すごく良いデス。
原発を擬人化してる作品は賛否あるかもしれませんが、個人的にはこんな目線もすごく良いのでは?と思います。是非はともかく、彼ら(彼女ら?)もこれまで一生懸命働いてきたのだから。
Posted by ブクログ
2011.03.11から始まった日々
2011.03.14朝日新聞夕刊の「地球防衛家のヒトビト」から
2011.07.12月刊コミックビーム8月号の「そらとみず」まで収録
2011.08.05に発刊
なぜ?この設定、でも妙に納得させられる「川下り双子のオヤジ」
どうか、どうぞと、祈らずにはいられなかった「そらとみず」
手にすることができて、よかった
Posted by ブクログ
自分だけは死なない、自分だけは大丈夫、と思っている人が、
死に直面した時の動揺を描くのがうまい。
地震があって、生を意識した。
今までとは違って、逆に、ポジティブな漫画になっているように思えた。
Posted by ブクログ
当時の気持ちがよみがえってくる。
防衛家の家族がTVの前で手を取り合い刻々と伝えられる被害状況に目を閉じて何も言えなくなるあの4コマ。たった4枚の絵で当時のわたしたちの気持ちを実感として見せてくれる。
防衛家以外の作品も。
これを読んで思い出したのは、朝日新聞の朝刊と夕刊ではっきりと違っていたこと。朝刊の山田家はあの日常を全く変えなかった。
いつものとおり、おばあさんは辛辣でまつこさんは抜けていてののちゃんはちゃっかりしていて。
あの一家の日常を変えないで続けてくれたことに毎日感謝したものだ。
どちらも凄い漫画だと思う。
Posted by ブクログ
■3月11日から出発したまんがを集め、再編集したもの。
どんな立場でもできることがあるんだ、と思った。実は、TVや新聞で見てきたこと以上に、このまんがに触発されて、少しだけですが行動しました。
■で、まんがの感想。俯瞰と地上のまなざしの両方があること、「悪者」を作って攻撃するのではなく、自分を含めた「みんな」にじっと目を向けているところがいい。オヤジたちが流れる川でピーチクパーチクやってるのは、私たちだが、作者はちゃんと自分のこともその中に入れている。
■一番ぐさっときたのは、「希望(に、ばってんが大きく入ってる)」。この本の中にいろいろな視点を持ち込んでる作者だけど、まさかこの視点まで…! まぁこんな感情は彼らにないにせよ、でも、彼らがただの物質であって、その物質を便利な道具にしてるのも有害な悪魔にするのも私たちなんだよな…とぐさりと来ました。
パンドラの箱のさいごには希望が残っていたそうですが、この大きな箱の中には何が入ってるんでしょう。
Posted by ブクログ
新聞4コマ「地球防衛家のヒトビト」の2011年3月14日からスタートして、7月12日のコミックビームの「そらとみず」まで「あの日」からおよそ3ヶ月。
まだ多くの人が右往左往したり、衝撃を受けてぼんやりしていたであろう3月14日から、かきつづけていたという凄さ。
記憶の記録、として秀逸です。だからこそ今だけでなくて、将来も読むべき本かもしれません。
僕は「川下り双子のオヤジ」にヤられました。
マンガと毛嫌いしないで、手に取るべし。
Posted by ブクログ
祝、メディア芸術祭優秀賞。”あの日”とは3.11のこと。ギャグ漫画家が3.11を正面から描くことの困難さは想像がつかない。それを4月の時点で発表して、これだけの傑作をものにするんだから、しりあがり寿はやはり別格の作家だと思う。
Posted by ブクログ
結構新聞で読んでいた4コマも多かったので、当時の不安な気持ちを生々しく思い出しました。この気持ち、忘れちゃいけないなあ。
読み継がれていく漫画になってほしいです。
Posted by ブクログ
みんなの作品だと思った。特に「そらとうみ」。被災地の方の気持ちは被災地の方にしかわからない、何もできなかったし何もしてないし、原発は嫌だし逃げられない。みんな一緒だ。わたしたちには未来しかない。読みながらずっと、この一冊を読んで流れたたくさんの涙のことを思っていました。
Posted by ブクログ
あの日、
あの震災が起きて
その震災についてのマンガを
しりあがり寿さんは描くことを
選んだ、のか
描かずにはいられなかったのか
絶望と希望と。
衝撃と相対化と。
ユーモアと祈りと。
この世界にマンガがあって良かった
しりあがりさんが描いてくれてて良かった
Posted by ブクログ
あの日を忘れないで。今読んであの日からの日々が今の日々につながっていることを思い出して。まだ彷徨っている魂や悲しみから癒えない人々がたくさんいることを忘れないように。
Posted by ブクログ
当時の空気感を今に伝えるスナップ。「地球防衛家〜」は市井の感情を活写し、創作作品群からはもっとえぐるような力で、感情や理屈が揺れる様が見えてくる。あったわ、そう「あの日から」はこんな感じだったわ。
Posted by ブクログ
出版されたころから気になっていてやっと読んだ。4コマ漫画と短編と。
4コマはすごくそのままというか素な感じで、あー私もあの日の直後はこんな感じだったなあと、そういうことを思い出せてよかった。
短編は、もう少しメッセージというか、込められてるものがあり、創作という感じが強かった。そういうのに触れて耐えられるだろうかと心配だったけど、今はもう大丈夫で、むしろきちんと受け取れたし、感じたり考えさせられたりしていい影響を受けられたと思う。
大丈夫な自分に安心したし、きちんと思い出して忘れないように…と思えたし、何ができるか、どうなっていくのか分からないけど、読んでよかった。不快な思いや必要以上に悲しくなることは全然なかった。
みなさんも大丈夫そうなら、是非。
Posted by ブクログ
「希望」(原題は上から大きく×印がつけられている)は、黒い諧謔と切ない祈りが共存したフクイチ版「パンドラの箱」でおそろしい。被災地の状況に触れた途方に暮れた感じが生々しく表現された「地球防衛家のヒトビト」はリアルタイムで毎朝読んで凄いなあと思ったけれど、短編はさらに多義的でおもしろい。
Posted by ブクログ
いつも読んでる夕刊の「地球防衛家のヒトビト」こうしてまとめて読み返して、あの混乱の中でもこうやって描きつづけていたのは意味のあることだと思った。「川下り双子のオヤジ」シリーズ、ツイッターなどで右往左往する現状がよくとらえられている。
Posted by ブクログ
第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を狙った訳では無いのだろうが、いつもの寿路線ではあるものの主題が明確なのでシュールな表現が何を揶揄したり示唆したりしているのかが分かりやすい。現実の方が不条理であると言う厳しい事態を前にして、しりあがり寿氏も弱腰に見える。それで普通ですよね。
Posted by ブクログ
ランキング購入。絵本チックで進行。スピーディに対応させるにはこういう手法もアリだとおもいます。なかでもやっぱ希望(ペケじるし)はよく編集部おkしたなーとおもいました。
Posted by ブクログ
マンガの大きな役割の一つに「風刺」というものがある。いや、漫画の役割とはそれだけだ、とまでかつて手塚治虫は言ったことがある。
それならば、この大震災の時にマンガがその役割を果たさなかったとすれば、それは漫画の劣化以外のなにものでもないだろう。残念ながら漫画は臆病にもあまり役割を果たさなかった。これから果たすのだ、という意見もあるかもしれない。充分な準備をした後、大震災の「真実」をこれから見せていくのだ、と。しかし、それはもう映画や小説やテレビが始めている。「風刺」という以上、本当にいち早く作品を作らなければならない。特に3-4月の間に、TVが原発報道一色に固まっていた時期、本屋に行っても原発関連の本は数えるぐらいにしかなかった時期、一番知りたいと思っていた時に情報が届かなかった時期に、漫画だから語れる「一目でわかる情報」を届けなければならなかった。
しりあがり寿は朝日で四コマ漫画を持っている。また月刊誌なども持っていた。そして彼はなんだかよく分からない時期に、良く分からないまま、しかしほとんど時々だがその「本質」を描き出した。そういう意味で彼の仕事は貴重だった。
Posted by ブクログ
著者の作品は、これまで、それほど印象にはなかったのだが、本作は素晴らしい。被災地の人たちに対する暖かく淡々とした目線が印象的。地球防衛家のヒトビトも、あの火以来の東京で感じていた感覚をビビッドにとらえている。本作の中では、特に最後の「そらとみず」が良い。
Posted by ブクログ
地球防衛家族の父はお茶の水博士、母はアトムをモチーフにしていると思う。靴底は瓦礫や釘を踏んでも貫通しない物。ちょっと考えたら、そうだよね。でも初めてボラ参する時は…。震災オマージュ作品が幾つか折り込まれている。
Posted by ブクログ
マンネリ化か、パターンが分かり始めたか何か知らないが、期待していた以上に面白くなかった。備忘録としてはありかと思う。3.11以降の記録として、メジャーな作品を見てない人の取っ掛かりにはなる作品。
ただ、しりあがり寿さんのこの雑だけど思い立って描く精神にはいつでも尊敬するのです。50年後の未来は本当にこうなるのかもしれません。このかたの作品を知らない人にはぜひ読んでいただきたい一冊。
Posted by ブクログ
しりあがり寿先生流のユーモアが溢れる作品。
「私はゲンパツ。…私とても危険な女だから。」
「でもいいの…私は分かっていたの。」
「私が皆の手に負えるような女じゃないって。」
まるでバブルの頃もてはやされてきた
女性のように擬人化。
あの震災から約3年経ち、手に取った作品。
私は当事者ではなかったが、読んでいるうちに、あの頃の日本の不安が波の様に押し寄せてきた。
計画停電や放射能問題など、これまで当たり前だと思っていた世界が崩れていく恐怖を感じた方は多かったかもしれない。日本は大丈夫という賭けに見事負けてしまったわけだが、これからも忘れてはいけない教訓にしていきたい。
Posted by ブクログ
着想が本当に素晴らしいんだけれど、やはり絵が苦手でした。これは好みの問題なのですみません。
最後のページで本当に胸が熱くなりました。
まだ行方不明の方々の魂が安らかであることを願います。
Posted by ブクログ
やっと手にできた
何かしたいのに、どうにも動けなくて、モンモンしたあの時期の焦燥感。自分の小ささに打ちのめされた、あの日。
描くことができるって羨ましいな。
Posted by ブクログ
巨大すぎる悲劇を「時事ネタ」として扱うことから逃げなかった
なおかつそれをあたりさわりのない内容としてまとめきった
「あたりさわりのなさ」がこれほど偉大に見えたことはない