しりあがり寿のレビュー一覧
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当時の空気感を今に伝えるスナップ。「地球防衛家〜」は市井の感情を活写し、創作作品群からはもっとえぐるような力で、感情や理屈が揺れる様が見えてくる。あったわ、そう「あの日から」はこんな感じだったわ。Posted by ブクログ
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うわああなんだこれ。『黒き川』を生命力の希望の物語とすれば、これは生命力と絶望の物語。アホ丸出しな箱船に閉じ込められ全ては失敗しただ生き延びる恐怖。そして……これは、どこに続くんだろう?Posted by ブクログ
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マチコ先生にひかれて。
昔、学習まんがを読んでいた自分にとってはこのノリが懐かしくてたまらなかったし、普通にタメになった。
枠外の豆知識やコラムも、楽しんで作られている感じがしてとても好き。Posted by ブクログ -
ビッグ錠の味覚のひみつと、平松伸二の臨死体験のひみつがセルフパロディにもなってて、特におもしろかった。平松せんせは最近みんなそうだけど。学習まんがのなつかしの面々もよかった。Posted by ブクログ
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ルールといっても国・地域・会社が変わればいろいろある。約束を守らないで、政策をころころと変えて、魔法にかけられたまま、目が覚めない方々がいる。そんな人たちとは大違いなのが、あのゴルゴ13の主人公デューク・東郷だ。一度交わした約束は必ず守る。依頼者は、必ずゴルゴ13との約束は守らないと、あの笑うセール...続きを読むPosted by ブクログ
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とても面白く読みました。
私が子供のころには、「ムー」とか「UFOと宇宙」とか
かなり怪しい「オカルト物」の雑誌が元気で(^ ^;
小学○年生とか、週刊○○みたいな子ども向け雑誌でも
「オカルト特集」みたいのがいっぱいあって(^ ^;
言ってみれば「オウム世代」なわけですが(^ ^;
で、これ...続きを読むPosted by ブクログ -
「希望」(原題は上から大きく×印がつけられている)は、黒い諧謔と切ない祈りが共存したフクイチ版「パンドラの箱」でおそろしい。被災地の状況に触れた途方に暮れた感じが生々しく表現された「地球防衛家のヒトビト」はリアルタイムで毎朝読んで凄いなあと思ったけれど、短編はさらに多義的でおもしろい。Posted by ブクログ
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いつも読んでる夕刊の「地球防衛家のヒトビト」こうしてまとめて読み返して、あの混乱の中でもこうやって描きつづけていたのは意味のあることだと思った。「川下り双子のオヤジ」シリーズ、ツイッターなどで右往左往する現状がよくとらえられている。Posted by ブクログ
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第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を狙った訳では無いのだろうが、いつもの寿路線ではあるものの主題が明確なのでシュールな表現が何を揶揄したり示唆したりしているのかが分かりやすい。現実の方が不条理であると言う厳しい事態を前にして、しりあがり寿氏も弱腰に見える。それで普通ですよね。Posted by ブクログ
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ランキング購入。絵本チックで進行。スピーディに対応させるにはこういう手法もアリだとおもいます。なかでもやっぱ希望(ペケじるし)はよく編集部おkしたなーとおもいました。Posted by ブクログ
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著者の作品は、これまで、それほど印象にはなかったのだが、本作は素晴らしい。被災地の人たちに対する暖かく淡々とした目線が印象的。地球防衛家のヒトビトも、あの火以来の東京で感じていた感覚をビビッドにとらえている。本作の中では、特に最後の「そらとみず」が良い。Posted by ブクログ
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「鰯の頭も信心から」ということわざを思い出してしまった。
自称”超能力者”はなぜ世のため・人のためにその力を使わないのか? 著者の指摘は至極正論である。Posted by ブクログ -
松尾さんみたいに子供の頃にはまった覚えはないけども、スタンスは私も同様「否定して排除する気は無いけども盲信はしてない」ってところです。いろんな不思議現象のネタばらしとして素直に楽しみました。Posted by ブクログ
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[ 内容 ]
実力派作家と人気漫画家による異色のバラエティー対談。
「メメントモリ」(死を忘れるな)という思いを基調に、ざっくばらんに世相を斬る。
日本人の良識が壊れて、親殺し、子殺しがニュースに流れ続ける現在、私たちはどのように未来を考えればいいのだろうか?
ケータイ、病気、子育て、ニート、韓流ブ...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
意外と簡単に作れるミステリーサークル、完全にコントになっているESPカードの実験、雨男・晴れ男の正体、99%実行不可能な藁人形、全ての人間の運命が書かれていると言われる「アガスティアの葉」、胡散臭さが炸裂しているヒランヤ…。
ああ、素晴らしきかな超常現象!
信じる・信じないは別にして、...続きを読むPosted by ブクログ -
すーっとする本。
割と超常現象には懐疑的な見方をしているつもりだったが、その詳しい由来などは知らなかった。
著者が中学生だった頃の自虐を込めて語られる数々の話は痛快だった。
数珠が念仏カウンターだったことや賽銭の意味など、知らないことが多かった。
お前らのやっていることはすべてまるっとお見通しだ!と...続きを読むPosted by ブクログ -
UFOなどの超常現象、血液型などの占い、開運印鑑などの霊感グッズ、
といった非科学・ニセ科学の事物80余りについて書いている。
その幅広さと探究心は敬服に値する。その上で、単に論破するだけでなく、
ネタというか笑いの対象(ワッハッハじゃなくクスクス)にしているとこ
ろが著者らしい。
著者が子供の頃は...続きを読むPosted by ブクログ