しりあがり寿のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
出版されたころから気になっていてやっと読んだ。4コマ漫画と短編と。
4コマはすごくそのままというか素な感じで、あー私もあの日の直後はこんな感じだったなあと、そういうことを思い出せてよかった。
短編は、もう少しメッセージというか、込められてるものがあり、創作という感じが強かった。そういうのに触れて耐えられるだろうかと心配だったけど、今はもう大丈夫で、むしろきちんと受け取れたし、感じたり考えさせられたりしていい影響を受けられたと思う。
大丈夫な自分に安心したし、きちんと思い出して忘れないように…と思えたし、何ができるか、どうなっていくのか分からないけど、読んでよかった。不快な思いや必要以上に悲しくなることは全然なかった。
みなさんも大丈夫そうなら、是非。 -
Posted by ブクログ
ネタバレルールといっても国・地域・会社が変わればいろいろある。約束を守らないで、政策をころころと変えて、魔法にかけられたまま、目が覚めない方々がいる。そんな人たちとは大違いなのが、あのゴルゴ13の主人公デューク・東郷だ。一度交わした約束は必ず守る。依頼者は、必ずゴルゴ13との約束は守らないと、あの笑うセールスマンの喪黒福造と同じように不幸な目にあう。
驚いたルールにフランスでは、何とかと結婚することができるとあり、何かと思ったら、故人だった。著書によると、1803年に制定された法律で、当時の時代背景に由来する。ナポレオンが登場してから戦争が絶えず、亡くなった男性が多くなり、男性のことが忘れられない女性が亡くなった男子と精神的につながりを持ちたいというのが法律の趣旨。どこか不思議に思ってしまう法律だ。
もっと驚いたのが野生動物で凶暴なのは、カバとあって意外だと思った。カバは、見かけによらず獰猛で縄張りに入りこむと、カバに噛みちぎられることがあると書かれている。カバだからといって甘く見てバカにするとやけどする。
ルールに関して知らないことがたくさんかかれていて面白かった。宇宙人ジョーンズが見たら、缶コーヒーのボスを飲みたくなるほど、地球は不条理なことにあふれている惑星ということがよく分かる。 -
Posted by ブクログ
とても面白く読みました。
私が子供のころには、「ムー」とか「UFOと宇宙」とか
かなり怪しい「オカルト物」の雑誌が元気で(^ ^;
小学○年生とか、週刊○○みたいな子ども向け雑誌でも
「オカルト特集」みたいのがいっぱいあって(^ ^;
言ってみれば「オウム世代」なわけですが(^ ^;
で、これらに「はまった」経験のある方なら、
苦くて甘酸っぱい気持ちで読める本です。
著者は、言わずと知れた多彩な芸人で、
やはり同じく子供のころに「はまった」口で。
現在はテレビなどで見てオカルト「否定派」と
思っている方が多いようなのですが、
当人は肯定でも否定でもなく「懐疑派」と。
やみくもに肯定も否定もする訳ではなく、
一つ一つの現象を面白がりつつ(ここ重要)、
極めて冷静に観察し、吟味し、
納得できなければ指摘し、糾弾する。
外国から来た某「スプーン曲げ芸人」の前で
よりスマートにスプーンを曲げてみせるような
「やんちゃ」もしたりしつて(^ ^;
という著者が、UFOだの宇宙人だのUMAだの
呪いだの人間消失だのと言ったオカルトネタを
快刀乱麻に切りまくるという本書。
残念ながら、取り上げられている全てのネタが
著者によって「ニセモノ」「迷信」として
喝破されてしまっております。
が、私には分かる気がするのですが、
著者はこれらオカルト物に対して、
今でも衰えることのない「愛」と興味を持ってる。
懐疑的であるということは、裏を返せば
「どんなに疑っても本物としか思えない現象」
に出会えることを熱望しているということでは。
これは「研究者」の態度としては全く正しい。
実は私の祖父は民俗学者で、
恐山のイタコの研究をしていたし、
父親もスプーン曲げだの念写だのの
「研究する側」の人間だったことがあり(^ ^;
だから、本書で紹介され、断罪されている人には
親父が「研究」してた人も出てくるわけで(^ ^;
私も会ったことありますもん(^ ^;
で、この親父がキッチュ氏と同じことを言ってた。
「俺は好きだから資料も集めるし研究するけど、
例えば目の前に空飛ぶ円盤が降りてきて、
中から変な奴が出てきて『金星から来ました』
とか言うまで信じはしない」と(^ ^
これが清く正しい研究者の姿では。
科学的にブレのない実験をして、例えば
「どうしても透視能力がある、と仮定しないと
成り立たない実験結果」が出るまでは
信じてはいても「盲信」はしない、という。
「盲信」したら「宗教」ですもん(^ ^;
...長々と個人的なことを書いてしまったが、
こんな親父の元で育った私としては、
当然子供のころは「はまった」口でして(^ ^
そう言う意味ではキッチュ氏と同様
苦くも甘酸っぱい思いで読ませていただきました。
が、ですね(^ ^; 本書で
「この実験自体にこれこれの瑕疵があるから
信用できん」みたいに書かれてるネタで、
目の前でその条件をクリアした中で
「成功」した事例を私は見ていたりするので(^ ^
機会があれば、著者とじっくり話してみたいものである。
ま、そんな機会などなかろうが(^ ^; -
Posted by ブクログ
マンガの大きな役割の一つに「風刺」というものがある。いや、漫画の役割とはそれだけだ、とまでかつて手塚治虫は言ったことがある。
それならば、この大震災の時にマンガがその役割を果たさなかったとすれば、それは漫画の劣化以外のなにものでもないだろう。残念ながら漫画は臆病にもあまり役割を果たさなかった。これから果たすのだ、という意見もあるかもしれない。充分な準備をした後、大震災の「真実」をこれから見せていくのだ、と。しかし、それはもう映画や小説やテレビが始めている。「風刺」という以上、本当にいち早く作品を作らなければならない。特に3-4月の間に、TVが原発報道一色に固まっていた時期、本屋に行っても原発関連の本は数えるぐらいにしかなかった時期、一番知りたいと思っていた時に情報が届かなかった時期に、漫画だから語れる「一目でわかる情報」を届けなければならなかった。
しりあがり寿は朝日で四コマ漫画を持っている。また月刊誌なども持っていた。そして彼はなんだかよく分からない時期に、良く分からないまま、しかしほとんど時々だがその「本質」を描き出した。そういう意味で彼の仕事は貴重だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
実力派作家と人気漫画家による異色のバラエティー対談。
「メメントモリ」(死を忘れるな)という思いを基調に、ざっくばらんに世相を斬る。
日本人の良識が壊れて、親殺し、子殺しがニュースに流れ続ける現在、私たちはどのように未来を考えればいいのだろうか?
ケータイ、病気、子育て、ニート、韓流ブーム、セクハラ、ボランティア、お金、名誉、徳、さらには政治家、戦争、ナショナリズム…身近なモノ、コトに対する二人の温かくも冷徹な言葉が、思わぬところで視野を広げてくれる。
[ 目次 ]
第1章 生と死のちょっと真面目なアンサンブル(青木ヶ原で死に場所探し;俺たち流の「メメントモリ」;死後はどうします? ほか)
第2章 愛と子育てとプチ・ファンタジーな日々(キワモノにもの申す;アヤシイ子育て談義;技術革新は退屈しのぎだ ほか)
第3章 この際、自分たちの生き方を考えてみると(書くってナンだ、描くってどんなことだ;華麗なるバイト遍歴;認められたい願望 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
意外と簡単に作れるミステリーサークル、完全にコントになっているESPカードの実験、雨男・晴れ男の正体、99%実行不可能な藁人形、全ての人間の運命が書かれていると言われる「アガスティアの葉」、胡散臭さが炸裂しているヒランヤ…。
ああ、素晴らしきかな超常現象!
信じる・信じないは別にして、本書で取り上げた七一の「謎」は人心を惹きつけてやまない。
タロットカードに嵌るオカルト少年だった芸能界の異才が愛をこめて懐疑し、ギャグマンガ界の鬼才がめくるめく傑作を連発する決定版。
[ 目次 ]
第1章 宇宙・UFO・古代文明
第2章 超能力・疑似科学・思い込み
第3章 伝説・迷信・デマ
第4章 占い・呪い・お祓い
第5章 神様・仏様・トリックスター
第6章 印鑑・水・ヒランヤ
第7章 火の玉・幽霊・動物霊
第8章 動物・植物・U.M.A.
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。