しりあがり寿のレビュー一覧

  • あの日からのマンガ

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    当時の気持ちがよみがえってくる。
    防衛家の家族がTVの前で手を取り合い刻々と伝えられる被害状況に目を閉じて何も言えなくなるあの4コマ。たった4枚の絵で当時のわたしたちの気持ちを実感として見せてくれる。
    防衛家以外の作品も。
    これを読んで思い出したのは、朝日新聞の朝刊と夕刊ではっきりと違っていたこと。朝刊の山田家はあの日常を全く変えなかった。
    いつものとおり、おばあさんは辛辣でまつこさんは抜けていてののちゃんはちゃっかりしていて。
    あの一家の日常を変えないで続けてくれたことに毎日感謝したものだ。
    どちらも凄い漫画だと思う。

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    2012年06月08日
  • ゲロゲロプースカ 新装版

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    大人が読むべき本だと思います。

    目をつぶりたくなる現実を直視しなければと思う一冊です。

    もっと子供のことを考えろと叱られた気がします。

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    2012年05月26日
  • あの日からのマンガ

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    賛否はあるだろうが、作家たる人が、この時に言わねばならないと思ったことを、ちゃんと表現してくれた点に感銘した。

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    2012年05月10日
  • なぜ宇宙人は地球に来ない? 笑う超常現象入門

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    「宇宙人」という言葉をじっと見つめていると、次第になんともいえない可笑しみが湧いてくる。
    まずなにが可笑しいって「人」である。宇宙の人。いったい誰のことを指すのだろう。地球以外の星に生息している生物のことを指して「宇宙人」と呼んでいることは知っているけど、そもそもの概念の規定のしかたがおかしくないだろうか。なんでヒューマノイド限定なんだろう。

    私はSFやファンタジーが好きで、著者の松尾さんと同じくオカルトに多大な興味を持っていた。つのだじろうの「うしろの百太郎」に本気で怯えたり、ムー大陸の謎に胸をときめかせたこともある。心霊写真も、指の隙間から覗き見るくらい興味があるし、「自然界のパワー」と

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    2012年04月16日
  • あの日からのマンガ

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    素晴らしかった.

    もうすぐ一年だけど,「今」をもう一度考えることを突き付けられたような気がする

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    2012年03月09日
  • あの日からのマンガ

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    ネタバレ

    ■3月11日から出発したまんがを集め、再編集したもの。
    どんな立場でもできることがあるんだ、と思った。実は、TVや新聞で見てきたこと以上に、このまんがに触発されて、少しだけですが行動しました。
    ■で、まんがの感想。俯瞰と地上のまなざしの両方があること、「悪者」を作って攻撃するのではなく、自分を含めた「みんな」にじっと目を向けているところがいい。オヤジたちが流れる川でピーチクパーチクやってるのは、私たちだが、作者はちゃんと自分のこともその中に入れている。
    ■一番ぐさっときたのは、「希望(に、ばってんが大きく入ってる)」。この本の中にいろいろな視点を持ち込んでる作者だけど、まさかこの視点まで…! 

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    2013年06月02日
  • あの日からのマンガ

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    新聞4コマ「地球防衛家のヒトビト」の2011年3月14日からスタートして、7月12日のコミックビームの「そらとみず」まで「あの日」からおよそ3ヶ月。
    まだ多くの人が右往左往したり、衝撃を受けてぼんやりしていたであろう3月14日から、かきつづけていたという凄さ。

    記憶の記録、として秀逸です。だからこそ今だけでなくて、将来も読むべき本かもしれません。

    僕は「川下り双子のオヤジ」にヤられました。
    マンガと毛嫌いしないで、手に取るべし。

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    2012年01月19日
  • あの日からのマンガ

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    祝、メディア芸術祭優秀賞。”あの日”とは3.11のこと。ギャグ漫画家が3.11を正面から描くことの困難さは想像がつかない。それを4月の時点で発表して、これだけの傑作をものにするんだから、しりあがり寿はやはり別格の作家だと思う。

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    2011年12月24日
  • あの日からのマンガ

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    結構新聞で読んでいた4コマも多かったので、当時の不安な気持ちを生々しく思い出しました。この気持ち、忘れちゃいけないなあ。
    読み継がれていく漫画になってほしいです。

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    2011年12月16日
  • なぜ宇宙人は地球に来ない? 笑う超常現象入門

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    無粋だけど。確かに血液型とか六曜とか本気で信じてる人間と話しても何も得るものないんだよね。血液型の話とかビジネスの場で出されるとこの国大丈夫?て思うわ

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    2011年10月16日
  • 弥次喜多 in DEEP 1

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    久々にガツンと来た。いろんな死が、死の際が、死の後が。全巻すごいパワーに溢れてるけど特に前半の話がどれも秀逸。でも自分の見る夢もけっこうこんな感じだよなぁと思ったり。自分にも描けるかな。無理かな。

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    2011年10月06日
  • あの日からのマンガ

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    みんなの作品だと思った。特に「そらとうみ」。被災地の方の気持ちは被災地の方にしかわからない、何もできなかったし何もしてないし、原発は嫌だし逃げられない。みんな一緒だ。わたしたちには未来しかない。読みながらずっと、この一冊を読んで流れたたくさんの涙のことを思っていました。

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    2013年02月28日
  • あの日からのマンガ

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    あの日、
    あの震災が起きて
    その震災についてのマンガを
    しりあがり寿さんは描くことを
    選んだ、のか
    描かずにはいられなかったのか


    絶望と希望と。
    衝撃と相対化と。
    ユーモアと祈りと。

    この世界にマンガがあって良かった
    しりあがりさんが描いてくれてて良かった

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    2013年04月05日
  • なぜ宇宙人は地球に来ない? 笑う超常現象入門

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     monoマガジンに連載されていたコラムをまとめた超常現象(オカルト)批判本……というよりはツッコミ本?
     オカルトや超能力が好きで、実際に在ってほしいと思うからこそ、頭からまるごと信じるのは危険であるという懐疑派の立場から、インチキ宗教、宇宙人の乗り物としての「UFO」などの怪しげなもの、うさんくさいものへ的確なつっこみをいれていくのが読んでいて痛快です。

     元がコラムだけにどこからでも読めるし、どこででも読み終わることが出来るのも良い。

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    2010年10月05日
  • なぜ宇宙人は地球に来ない? 笑う超常現象入門

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     面白かった!
     モアイが宇宙人に作られたって言われているのを全然知らず、へぇえー、と。
     でもミステリーサークルとかナスカの地上絵とかがそう言われているの知ってたんだから、勿論モアイだってそうだよねぇ、と何故考えつかなかったのか(笑)。
     著者は『懐疑派』との事だが、うーん、私は何派かなぁ。『希望派』いや『現実逃避派』とかかな。
     宇宙人とか未確認生物とか、巷に流布している話は、どーにも人間基準で考えられてるから、それは違うだろうなぁと思っているケド、でも居たらいいよなー、自分に都合のいい存在だけ、という感じ。サンタクロースとかさ。

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    2010年07月23日
  • なぜ宇宙人は地球に来ない? 笑う超常現象入門

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    新書の中では分厚いけどアッという間に読めました。子どものときは超能力や宇宙人話が好きで信じてる部分もあったが、今はそんなことに騙されない大人になったと思っていた。でも「血液型性格判断」や「晴れ男、雨男」などを何気に使っていたなぁ。危ない。

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    2010年06月26日
  • O.SHI.GO.TO 下

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    むやみとパワフルな眼鏡っ娘OLヨモヤマハナコ嬢が超カワイイ。しりあがり寿はアートするよりも、こういうくだらないネタの生活ギャグマンガのほうが私は好きだ。

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    2010年04月25日
  • 弥次喜多 in DEEP 1

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    このマンガは他人から見えない世界(心の世界?)を表現しようとしています。読んでみれば分かりますがその混沌を表現した一コマ一コマは芸術と言ってもいいかもしれません。廉価版なら3冊で揃えることが可能です。しりあがりさんの本気を感じるマンガでした。

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    2010年03月29日
  • わたしたちの好きなもの

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    河井克夫、上野顕太郎、しりあがり寿の原作を安永知澄が作画した漫画。3人とも個性強すぎ。絵がシリアスでギャップに笑える。感動?ありギャグありの何でもありの漫画。

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    2009年10月08日
  • なぜ宇宙人は地球に来ない? 笑う超常現象入門

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    ネタバレ

     この本はツッコミが絶妙で、感心させつつ笑わせてくれる。少年時代は筋金入りのオカルト少年だった松尾さんの、体験談も交えてのツッコミ。 難をいえば、最後の章は「そこまでツッコむかい!?」というところまでいっちゃったことでしょうか。 はなから否定するのも、やみくもに肯定するのも好きではない。私は不思議なこともあったらいいなとは思っている。オカルトものはエンターテイメントとして楽しむ、日和見派とでもいいましょうか。

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    2013年08月17日