しりあがり寿のレビュー一覧
-
「宇宙人」という言葉をじっと見つめていると、次第になんともいえない可笑しみが湧いてくる。
まずなにが可笑しいって「人」である。宇宙の人。いったい誰のことを指すのだろう。地球以外の星に生息している生物のことを指して「宇宙人」と呼んでいることは知っているけど、そもそもの概念の規定のしかたがおかしくないだ...続きを読むPosted by ブクログ -
祝、メディア芸術祭優秀賞。”あの日”とは3.11のこと。ギャグ漫画家が3.11を正面から描くことの困難さは想像がつかない。それを4月の時点で発表して、これだけの傑作をものにするんだから、しりあがり寿はやはり別格の作家だと思う。Posted by ブクログ
-
結構新聞で読んでいた4コマも多かったので、当時の不安な気持ちを生々しく思い出しました。この気持ち、忘れちゃいけないなあ。
読み継がれていく漫画になってほしいです。Posted by ブクログ -
無粋だけど。確かに血液型とか六曜とか本気で信じてる人間と話しても何も得るものないんだよね。血液型の話とかビジネスの場で出されるとこの国大丈夫?て思うわPosted by ブクログ
-
久々にガツンと来た。いろんな死が、死の際が、死の後が。全巻すごいパワーに溢れてるけど特に前半の話がどれも秀逸。でも自分の見る夢もけっこうこんな感じだよなぁと思ったり。自分にも描けるかな。無理かな。Posted by ブクログ
-
みんなの作品だと思った。特に「そらとうみ」。被災地の方の気持ちは被災地の方にしかわからない、何もできなかったし何もしてないし、原発は嫌だし逃げられない。みんな一緒だ。わたしたちには未来しかない。読みながらずっと、この一冊を読んで流れたたくさんの涙のことを思っていました。Posted by ブクログ
-
あの日、
あの震災が起きて
その震災についてのマンガを
しりあがり寿さんは描くことを
選んだ、のか
描かずにはいられなかったのか
絶望と希望と。
衝撃と相対化と。
ユーモアと祈りと。
この世界にマンガがあって良かった
しりあがりさんが描いてくれてて良かったPosted by ブクログ -
monoマガジンに連載されていたコラムをまとめた超常現象(オカルト)批判本……というよりはツッコミ本?
オカルトや超能力が好きで、実際に在ってほしいと思うからこそ、頭からまるごと信じるのは危険であるという懐疑派の立場から、インチキ宗教、宇宙人の乗り物としての「UFO」などの怪しげなもの、うさんく...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった!
モアイが宇宙人に作られたって言われているのを全然知らず、へぇえー、と。
でもミステリーサークルとかナスカの地上絵とかがそう言われているの知ってたんだから、勿論モアイだってそうだよねぇ、と何故考えつかなかったのか(笑)。
著者は『懐疑派』との事だが、うーん、私は何派かなぁ。『希望...続きを読むPosted by ブクログ -
新書の中では分厚いけどアッという間に読めました。子どものときは超能力や宇宙人話が好きで信じてる部分もあったが、今はそんなことに騙されない大人になったと思っていた。でも「血液型性格判断」や「晴れ男、雨男」などを何気に使っていたなぁ。危ない。Posted by ブクログ
-
むやみとパワフルな眼鏡っ娘OLヨモヤマハナコ嬢が超カワイイ。しりあがり寿はアートするよりも、こういうくだらないネタの生活ギャグマンガのほうが私は好きだ。Posted by ブクログ
-
このマンガは他人から見えない世界(心の世界?)を表現しようとしています。読んでみれば分かりますがその混沌を表現した一コマ一コマは芸術と言ってもいいかもしれません。廉価版なら3冊で揃えることが可能です。しりあがりさんの本気を感じるマンガでした。Posted by ブクログ
-
河井克夫、上野顕太郎、しりあがり寿の原作を安永知澄が作画した漫画。3人とも個性強すぎ。絵がシリアスでギャップに笑える。感動?ありギャグありの何でもありの漫画。Posted by ブクログ
-
この本はツッコミが絶妙で、感心させつつ笑わせてくれる。少年時代は筋金入りのオカルト少年だった松尾さんの、体験談も交えてのツッコミ。 難をいえば、最後の章は「そこまでツッコむかい!?」というところまでいっちゃったことでしょうか。 はなから否定するのも、やみくもに肯定するのも好きではない。私は不思議な...続きを読むPosted by ブクログ