立原透耶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずっと読みたいと思っていたシリーズの1巻!
読む前から、冒頭は中国の歴史的背景が深く関係するがそこを乗り越えれば面白いので諦めないで!、とどこかで読んだか見たかしていたので心して読み始めたけれど、冒頭からずっと面白かったです!
私は本当に無知で、中国の文化大革命についてよく知らなかったので、読みながら気になる単語はジェミニに聞いてました。
また、私自身がゴリゴリの文系なので、物理学や量子力学についても知識が本当になく、そこもジェミニに聞きながら理解を深めて読んでいきました。なので読み終わるまでにかなり時間がかかったけれど、私としては満足な読み方でした。
私は調べながら読みましたが、本書の優れた点の1つは、SF小説でありながらすごく文学的なところだと思うので、科学的な描写部分の意味が分からなくても情景の描写の仕方や登場人物の気持ちなどから「あぁ、これは良くない出来事なんだな。」というような雰囲気が分かります。
これまでに私が読んだSF小説では文学的な文章で書かれることがあまり無かったように感じたので新鮮でしたし、この表現の仕方だからこそ難解な部分も読み進めていけるのだと思いました。
また、もう1点感動したことがあります!読む前から登場人物の名前を覚えられるか不安だったのですが、見開き1ページのなかで人物名が1番最初に登場した部分に必ずルビがふってありました。毎回です。これは本当に読者に優しい配慮だなぁ、と感動しました!見開きページのたびに人物名を再認識していくので読み終わる頃には完全に覚えられています。
本当に無知なので原子や電子、陽子、中性子などの知識がなく、ジェミニを質問攻めにしていたら本当に物質としてとても面白いものなんだな、ということがほんの一部ですが理解できました。本書とは関係ないことですが、これらの知識を少し得ると、人体錬成を行えるのでは?と考えたひとの気持ちが少しだけ分かりました笑
600ページ超えのボリュームですが、これ1冊まるまるプロローグなんだなぁ…と読み終わるころに理解し、この先の物語の拡がり方に興味津々です!続けて読んでいくことが楽しみです!
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Posted by ブクログ
中国SFの短編アンソロジー、ハヤカワ文庫をはじめとして各社からゾクゾク刊行されています。これはハヤカワから出る3冊目かな?
鴨の全く個人的な感想ですが、うーん・・・出版されるたびに、面白みを感じなくなってきている自分がいます。要するに、「慣れちゃった」ということなのかもしれません。
中国SFの特徴の一つ、と言ってしまうと乱暴な気はしますが、割と幻想小説的な作風が多く、ロジカルに落とし前をつけるハード系の作風は大劉他の少数派、というイメージがあります。ブラッドベリ系が多くて、クラーク系があまりない感じ。鴨はどちらかというとクラーク系のSFが好きなので、単に好みの問題ということかと評価しています。
あ、でも「彼岸花」はめっちゃ面白かったです!洒脱な訳文の妙も相まって、とってもオシャレでウイットに富んだキラキラ系お花畑ゾンビSF。って、自分で書いてても訳わからんのですが(笑)本当にそういう作品で、誰が読んでも面白いと思います。これはおすすめ。