立原透耶のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ついに手を出してしまった。三体。とんでもないスケールのSF。中国文革の凄惨さから始まり、科学者達を襲う謎の現象。VRゲーム三体の残酷で不思議な世界。文庫版で600ページ超の大長編だけど、面白くって一気読み。あとがきにこれが壮大なプロローグって書いてあって、ワクワクが止まらない。宇宙、11次元、素粒子、多元宇宙、個人的にものすごく興味のあった分野のてんこ盛りで、かなりエキサイティングだった。このあと三体Ⅱ 三体Ⅲ 三体0 とまだまだ続くのが嬉しい。
このストーリーが始まる根底には、人間の愚かさとか、残酷さとかへの絶望があって、その気持ちもわからなくはない。今後人間がどうなっていくのかも、個人的 -
Posted by ブクログ
科学的なことはよくわからない笑
けど、それを加味しても展開が面白い。絶望的な状況、冬眠システムを使用して時間を経過、宇宙規模の場面などさまざまな要素を盛りだくさんにしながらも全てのことがつながりごちゃごちゃせずにまとまっている。地球に突きつけられる絶望的な状況で主人公が最後にしたことがもうなるほどと驚き、ページが進んでしまった。
最高の場面展開、緻密な設定、途中で感じるもうこれはだめだという絶望感が最高に最後の展開を面白くしている。途中から主人公の幸せを願ってました。もう一人の主人公は、自分の役割を全うするも状況は最悪、これが打開策につながるとは思いもよらなかった。
一巻の主人公のわんみゃおが -
Posted by ブクログ
プロローグ
映画『2001年宇宙の旅』が好きだ
鬼才スタンリー・キューブリックの作品だ
原作は、SF小説の巨匠アーサー・C・クラーク
勿論、原作も後世に語り継がれる名作だが
映画は、飛び抜けている
自身のオールタイムベストのTOP3に入る
SF映画の金字塔である
人類が1969年に初の月面着陸を行うが
この映画は、その1年前の1968年上映という点も
驚きである
そして、この映画の圧巻は冒頭15分
約400万年前の類人猿が宇宙人が残したと
される黒い石板“モノリス”に触れることによって
武器などを使い始め、目覚ましい進化を
遂げるのである
また、この15分間は、無声で効果音と音楽のみで
進 -
Posted by ブクログ
ネタバレ破壁人に見抜かれて暴かれるシーン、律儀に1から全部解説してくれてじわじわ削りにくるの意地悪すぎてめっちゃ好き
水滴の速度落とさず急ターンできるのチートすぎるな
特にこの宇宙シーンは1,2作目よりかなりSFぽくて好き、というか三体はSFジャンルて説明すると妙に矮小化される感じがするから、何ていうジャンルに当てはまるのかな
タバコの箱に広告表示される世界線やだみがすごい
猜疑連鎖のルオ氏の説明も、巻末のなぜ宇宙人が地球以外に見つからないかのアンサーとしてかなり腑に落ちた
黒暗森林の前の上巻の墓の蟻のプロローグ読み返すと味わい深い
三体のどデカい主力艦隊が来るシーンや宇宙エレベーターについて