立原透耶のレビュー一覧
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1作め、あまりにも好きすぎて。
灰都とおりさんの『西域神怪録異聞』
歴史の行間にかき消されてしまった人々を描く物語が好きだ。愛おしむべき小さな人々。歴史にかききえる私たちの姿。それを丹念に、愛しむように愛情深く描く作家さんだ、と思った。何故旅に出るのか?作者は問う。(チートすぎる)
玄奘三蔵の旅をほんの少しだけ、なぞったことがある。本当にほんの少しだけ。
クルズスタン(キルギス)のアクべシム遺跡。本当に広々とした荒野、朽ち果てた夢のあと。建物の壁だった部分を歩いたり、飛んだりはねたり。舞い上がる砂埃。空がものすごく広くて、太陽は地平線に沈んで、真っ暗になる。あの土地は、星が雨上がりの蜘蛛の -
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ついに手を出してしまった。三体。とんでもないスケールのSF。中国文革の凄惨さから始まり、科学者達を襲う謎の現象。VRゲーム三体の残酷で不思議な世界。文庫版で600ページ超の大長編だけど、面白くって一気読み。あとがきにこれが壮大なプロローグって書いてあって、ワクワクが止まらない。宇宙、11次元、素粒子、多元宇宙、個人的にものすごく興味のあった分野のてんこ盛りで、かなりエキサイティングだった。このあと三体Ⅱ 三体Ⅲ 三体0 とまだまだ続くのが嬉しい。
このストーリーが始まる根底には、人間の愚かさとか、残酷さとかへの絶望があって、その気持ちもわからなくはない。今後人間がどうなっていくのかも、個人的