立原透耶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ライチ!
漢字で書くと茘枝!
R-1グランプリ2025優勝!それはライパチ(最近こんなん多いぞひまわりめろん)
そして楊貴妃!
世界三大美女のひとりです
そしてライチ大好き!
そんな楊貴妃の誕生日に玄宗皇帝が新鮮なライチをプレゼントしようと思い立ったのが物語の始まりでございます
だがしかーし
ライチは南国の果物
楊貴妃が住む長安からはそりゃもう遠いのよ
しかもライチは三日で腐るという代物
最適解は冷凍して空輸
よし解決
なわけあるかーい!
冷凍も飛行機も影も形もない時代の話だわ!( ゚д゚ )クワッ!!
そして冷凍庫も空輸もない時代にこのとんでもない命令を受けた小役人の奮闘の物語なのです
だけどさー
玄宗皇帝も無茶言うわー
まぁ無茶言うのが皇帝の仕事みたいなとこあるけども
これもしうちの奥さんが楊貴妃だったら間違いなくグーパンチよ?
そんな金のかかることすな!ってブチギレてますよ
だいたい楊貴妃も楊貴妃なのよ
そんな好きなら自分で行けや!っていうね
これもしうちの奥さんが玄宗皇帝だったら間違いなく首相撲から膝蹴りよ?
そんなわがまま言うな!ってブチギレてますよ
良かったな中国
歴史が変わらなくて
注)うちの奥さんは格闘家ではありません -
Posted by ブクログ
この作品普通じゃあない、レベチすぎる。
話が面白い、構成や説明が上手いとかのレベルじゃあない。話の根本的な理論の構築とそれを物語に組込むのが上手すぎる。
“黒暗森林"猜疑連鎖”技術爆発”
一件、単語だけだと意味が分からない。
でもその概要についての説明された後に言葉を見ると、この意味を表す言葉はこれしかない!ってなるの。また、その説明を物語と上手に絡めてるから理解しやすい。
生存本能という生物学的な本質を捉えてるから筋が通ってるし、物語の垣根を超えた宇宙人実在問題の理論だと思う。物語でここまで納得できる理論を作り出せる事ってあるんだ笑。
もう作者は、宇宙社会学という一種の学問の提唱者です。
IIIは地球が”黒暗森林”に陥るのではないかと予想します。今は友好的でも、いつどんなきっかけで猜疑心が生まれるかわかりませんから。こんな綺麗な形で終わったのに、続きを書こうと思った理由が気になるし、IIIは書くべきして書かれたみたいな感想もあるので期待大!楽しみ! -
Posted by ブクログ
あの歴史上知らぬ人がいない楊貴妃さんが、ライチ好きだったのはわりと知られた話なのだが、そういえばライチは腐りやすく、蜜漬けならともかくどうやって生を食べたのだろう??という謎に迫った作品。
私が清のドラマを見た時は別の方法だったし、そっちで正解なのでは?と今でも思っているが、ドラマティックさでいえば本書ほどドラマティックな運び方はない。
それにしても、日本人でも生ライチが食べられる現代は贅沢だなぁと思う。
李善徳は家のローンを組んだばかりだった。職場に戻ると、ライチの蜜煮を皇帝が食べたがっているので無事に取り寄せるようにとの詔勅が下る。だが詔勅には細工がしてあって、蜜煮ではなく、生ライチを取り寄せよと書いてあったのだ。まんまと受け取ってしまった李善徳は頭を抱える。生ライチは足が早いのだ。かなり不可能に近い勅命だった。
まず李善徳はお金を手に入れると、馬や旅に必要なものを購入して、残りのお金を家族に渡した。任務の旅の間は駅が使えるので、食費や宿代はタダなのだ。彼は馬に無理させると使えなくなることを知らなかった。途中で騾馬に買い替えなければならなくなった。ようやく広州につくのに1ヶ月かかった。
役所に行って詔勅を見せたら、そんなのは偽物だと殴る蹴るの暴行を受けたが、本物とわかり、通行手形を出してくれたはいいが、肝心のお金はくれない。困ってると、商人がやってきて、通行手形と引き換えにお金をくれると1000貫近くを融通してくれた。李善徳は4つの行路を使い、三月紅という早く熟すタイプのライチを使って、どの行路でどこまで行けるのか、実証実験する。お金はあっという間になくなった。通行手形をあと5枚持ってきたらまたお金を融通してくれるというので手に入れる。その際奴をひとりつけてくれた。政府からのスパイでもある。広州の役人が考えることには、もし李善徳が成功した場合は、今まで生のライチを送れなかったことが怠惰の結果だとみなされてしまう。
4つの行路のうち2つが残る。成功するかはわからなかったが、もう実験しているだけの費用も時間もない。最後はうまくいくことを祈念して、ライチとともに命をかけて皇帝に出頭するしかないのだ。ところがいろいろな災難が待ち受けていたのだった。