立原透耶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1作め、あまりにも好きすぎて。
灰都とおりさんの『西域神怪録異聞』
歴史の行間にかき消されてしまった人々を描く物語が好きだ。愛おしむべき小さな人々。歴史にかききえる私たちの姿。それを丹念に、愛しむように愛情深く描く作家さんだ、と思った。何故旅に出るのか?作者は問う。(チートすぎる)
玄奘三蔵の旅をほんの少しだけ、なぞったことがある。本当にほんの少しだけ。
クルズスタン(キルギス)のアクべシム遺跡。本当に広々とした荒野、朽ち果てた夢のあと。建物の壁だった部分を歩いたり、飛んだりはねたり。舞い上がる砂埃。空がものすごく広くて、太陽は地平線に沈んで、真っ暗になる。あの土地は、星が雨上がりの蜘蛛の巣みたいで本当に綺麗だった。
ウズベキスタンの都も旅した。オアシスは、三蔵法師が旅した時もあの、賑わいだったのか。
そんな旅に心馳せ、なんだかしんみり、泣いてしまう。おもしろいな〜
トリの立原透耶さんの『シン・魚玄機』も最高。いや好きすぎる…秘史SFって1番好きかもしれねえ。よかったよかった、ひみつにしようと幸せを守ってくれる観測者、たりえたいですね。わたしも。
他の作品はわたしの史実知識が無さすぎて、ノれず???でしたが、アンソロジーの良さはいろいろあるから、年中無休だと思っているので★三つ!(五つ) -
購入済み
頑張って読む価値はある
これほどの世界観を作者1人の頭の中で作り上げたというのが尋常ではない。
自分はNetflixの映像作品から入ったけどやっぱり原作は読まなきゃダメだなと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ羅ジーを狙った三体のウイルスに罹り、未来の治療法に期待して冷凍睡眠に入った羅ジー。
200年後に目覚めてみると、既存の技術を応用した科学が発展しており、人々は三体の襲来にも楽観的な見方で繁栄を謳歌していた。地下に作られた都市、タップするとどこにでもディスプレイ、服も気分で柄を変えられる、どこででも自動給電、空中を走れる自転車‥
面壁者計画は愚策として忘れられ、やっと「一般人」になれたと安堵する羅ジー。しかしそれとは裏腹に、何度も何者かに命を狙われ、辛いところで白血病の治療法ができるまで冷凍睡眠していた大史に助けられる。
三体の艦隊に先んじて、鏡面仕上げの美しい流線型の「水滴」が宇宙艦隊に接近。あまりの美しさにこれは三体文明からの贈り物という説まで出たが、葉文潔の娘の楊冬に惹かれていた (←忘れていたが冬眠者としてまだ生きてた(!))はこれとファーストコンタクトを果たし、一瞬にして蒸発した。
続く何百もの艦隊も水滴の総当たり攻撃によって一瞬にして破壊され、端の方にいてまさかの事態に備えて高速移動用の液体で館内を満たしていたわずかな船のみが生き延びた。
上巻で面壁者が発明したメンタルシールは、実は強固な勝利主義ではなく、三体文明には絶対に勝てないから逃げるよう促す逃亡主義だったことが明かされる。
メンタルシールの発明前に冬眠に入った章北海は、メンタルシールの影響下にないことが確実として〈自然選択〉艦の権限移譲を受けるも、メンタルシールとは関係なく、自らの信念によりクーデターを起こし、艦ごと逃亡する。
逃げ切った三艦も、次の燃料補給地までは燃料や交換部品がないため「猜疑連鎖」に陥り、互いに相手の船の乗員を殺害し、部品や燃料を奪う黒暗森林状態となった。